梅雨は要注意!自宅の「ニオイ」ポイントと対策法
2019/06/19
梅雨などの湿気が高い時期は、さまざまなお家のトラブルが起きがち。今回は、悩んでいる人も多いであろう「ニオイ」の問題について、予約半年待ちの「片づけ名人」で、家事のプロフェッショナルである山口奈穂子さんに、解説してもらいます。
ココが臭う!その1:靴棚
湿気が多い時期は靴の「ニオイ」が気になりがちなので、何かしらの対策を行っている人は多いでしょう。一方で、意外と見落としがちなのが靴の収納棚。ここが臭ってしまうと、家の顔ともいえる玄関の印象がとても悪くなってしまいます。
簡単な対策としては、重曹を入れたビンや竹炭を置くというものがあります。しかし、これらは意外と場所を取ってしまうというデメリットも。消臭アイテムさえなければ、もう一足靴が置けるのに…ということもあるかもしれません。
そのような場合におすすめなのが、靴棚用の消臭シート。使い方は簡単で、靴棚にシートを敷くだけ。消臭はもちろんのこと、シートの上に靴を置くことになるので、棚の汚れも抑えることができます。
シートを敷くときは、一度靴を全部出して、「ニオイ」やカビがないかチェックしましょう。一足でもそのような靴があると、ほかの靴にも影響しかねません。「ニオイ」の原因になっている靴は、取り除いてしまいましょう!
ココが臭う!その2:身近な布製品
梅雨の時期に特に気になる「ニオイ」として、布製品から出る独特な雑菌臭もありますね。バスタオル、枕カバー、洋服など、直接肌に触れるものが臭っていると、とてもイヤな気分になりますよね。
また、意外と見落としがちなのが、キッチン、洗面所、トイレなどにかけてある手拭きタオル。せっかくきれいに洗った手を、臭っているタオルで拭いてしまっては意味がありませんね。
梅雨の時期は、布製品は何日も使い回さないで早めのお洗濯をおすすめします。とくにバスタオルは、濡れたまま放置すると雑菌が大繁殖!一度臭ってしまうと、普通の洗濯だけでは臭いが取りきれない場合もあります。
もし臭ってしまったときは、洗剤といっしょに、酸素系漂白剤をセットにして洗い、汚れとともに雑菌も洗い流しましょう。頑固な臭いと汚れには、酸素系漂白剤に数時間浸け置くと効果があります。
ココが臭う!その3:ゴミ箱
キッチンに溜まったゴミを捨てたのに、まだ臭っていることはありませんか?そんなときは、勇気を出してゴミ箱の「ニオイ」もチェックしてみてください。
じつは、ごみ箱自体にも、かなりの「ニオイ」が染みついています。とくに高温多湿な梅雨時期は、残飯の腐敗が早いので、ごみ箱の「ニオイ」もきつくなっているはず。
丸洗いできるタイプのごみ箱なら、一度浴室などで洗ってみましょう。スポンジなどで洗うのは大変なので、浸け置き洗いがおすすめ。ゴミ箱に酸素系漂白剤とお湯を入れて混ぜ、数時間放置しておきます。これで除菌も消臭も一度にできます。
ゴミ箱を臭わせないためには、ふだんの小まめなケアが大切。ゴミを取り出した後に、ささっと拭き掃除するだけでもだいぶ違います。
用意するものは、使い捨てできる古布や、安いペーパータオル、余っているティッシュなど…拭けるものなら何でもOK。洗剤は除菌・消臭効果があり、汚れもスッキリ落としてくれるアルカリ電解水でお試しを。
アルカリ電解水をごみ箱にシュシュッと吹きかけて、使い捨ての布や紙で拭いていきます。100均で買える使い捨てのウェットシートを使えば、一層楽チンですね。除菌できるタイプのものを、ごみ箱の近くにスタンバイしておきましょう。
梅雨時期に臭いがちなスポットと、その対策をご紹介しました。しっかりとケアをして、ジメジメした季節を少しでも快適に過ごしたいものですね。
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