キッチンに置くのをやめても、とくに困らなかったもの3選
2024/11/20
キッチンは料理をしたり、食品を管理したり、多くのアイテムを使いこなすスペースです。効率的な収納環境は必要不可欠といえます。そんなキッチンがもので溢れ、作業スペースを圧迫していませんか?
そこでキッチンに置くのをやめてもとくに困らなかったものについて、整理収納アドバイザーの中里愛子さんにお伺いしました。
1.食洗器
シンク横に大きな存在感を放つ卓上食洗器はありませんか?キッチンカウンターの作業スペースを狭くしたり、シンクに被って水栓が使いにくくなったりと不都合が多いですよね。対面キッチンならダイニング側に置いてみてはいかがでしょうか。
我が家にはキッチンに食洗器を置くスペースがなかったので、対面カウンターのダイニング側に設置したところ、意外なメリットに気付くことができました。食卓から直接食洗器に食器を入れることができるようになり、重ねられない汚れたお皿をひとつずつキッチンへ運ぶ手間がなくなったのです。予洗いが必要な食器はティッシュなどでサッと一拭きすればOK。予洗いするより簡単でした。
またカトラリーもキッチンに収納する必要がなくなりました。食洗器で洗浄後はそのまま食卓の近くに収納。食事の準備の時短に繋がりました。
2.大きなごみ箱
キッチンに大きなごみ箱を置いてスペースを圧迫していませんか?狭いキッチンの場合、通路に置いて邪魔になっているかたも多いのではないでしょうか?我が家はキッチンではなく、ダイニング側のカウンター下にごみ箱を設置し、リビングダイニングのごみ箱と共用しています。
キッチンで出るごみはシンク前に設置した小さなごみ箱に捨てます。ごみが溜まったら袋を縛って、ダイニング側のごみ箱に捨てています。大きなごみ箱がなくなって、キッチンスペースが広がり動線に余裕ができました。
3.調味料ラック
キッチンのコンロ周辺に調味料ラックを置いていませんか?コンロまわりは油汚れが付きやすく、小まめなお掃除が必要な場所ですが、ラックを置くことでお掃除が行き届きにくくなってしまいます。
さらに調味料だけでなくラックそのもののお掃除が必要になったり、使用頻度の低いスパイスまでつい並べてしまい、作業効率も悪くなってしまいます。
どうしてもコンロまわりに調味料を出しておきたい場合は、毎日使う調味料だけにするなど置くものを厳選するといいですね。使用頻度が少ない調味料は、造り付けの収納内に収めると圧倒的に管理がラクになります。
ものの定位置を決めるとき、一般的な固定観念に囚われていては、効率性を失われることも多くあります。「これはここに置くもの」と考えず、「どこにあると一番快適か」を追求することで、自身にあった効率的な定位置を見つけることができますよ。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。インスタグラムはouchi_plus