25年以上試行錯誤してたどり着いた!リビングを散らかさないためには○○を置かない!

2021/12/01

札幌に住む整理収納アドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの渡部夏代です。やりたくなる片づけ。毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えています。

家族共有の場所であるリビング、そこが雑多だと家全体が散らかっている印象になってしまいます。実際にリビングが散らかると連鎖反応のように全体が乱れてきます。

「散らかり」の観点から、リビングを綺麗に保つためにはどうすればいいか?25年以上リビングの使い方を試行錯誤してきた末にたどり着いた持論を述べます。

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リビングに私物は一切置かない!

個人的な持ち物は各自の部屋に置いて、リビングを定位置にしない。リビングを綺麗に保つために実践しています。

小さなお子様がいる場合は難しいと思いますが、自分で管理できるようになったらリビングに私物は置かないようにするほうがすっきりをキープできます。

【大前提】個人よって感覚が違う

まず大前提として、「綺麗」の感覚は、同じではありません。たとえ家族であっても価値観が異なります。

モノが2~3個程度転がっているくらいなら「綺麗の範囲」と感じる人もいるし、1個でも置きっぱなしがあるとざわざわする人もいます。あるいは、一切気にならない人もいます。このあたりの価値観を完全に同じにするのはほぼ不可能です。

完全に一致していると思うなら、それは幻想です。誰かが無理をして合わせている可能性があります。まずは、個人個人によって感覚が違うことを認識することが大切!

リビングを使う人にとって「綺麗とはどういうことか?」のすり合わせが必要です。

私物を置かない理由その1:共有のモノだけでもけっこうな数がある

みんなで使う文房具や書類など最低限必要なモノだけでもたくさんのアイテムがあります。モノが多いと置き場所が必要です。そして、たくさんあるとそれだけ管理しなければなりません。

そのうえ、個人的なモノまで紛れ込んでいたらさらに増えてしまいます。モノが多いと散らかりやすくなり、「綺麗」を保ちにくくなります。

モノの数の絶対量を減らすために私物をリビングに置かないことが綺麗のキープにつながると考えています。

私物を置かない理由その2:他の人には把握しにくい

個人の持ち物は他の人には把握しにくいです。大切なモノなのか捨てても良いモノなのかも判断できません。

持ち主が私物をリビングに置きっぱなしにして管理を怠るとすぐに乱れ始めます。家族が2人3人4人と増えれば、散らかる可能性は2倍3倍4倍となっていきます。

また、私物を分散することで、本人も把握しにくくなってしまい、探し物の原因になります。私物は各自室に定位置を作り、リビングを置き場所にしないようにしています。

リビングに放置されやすい私物一覧

羽織り系の衣類
→脱いだままソファなどに放置しがち、洗濯するのかしないのかわからない。

郵便物
→保管する書類なのか捨ててもよい書類なのかわからないままテーブルに放置しがち。

読みかけの本や雑誌
→読み終わったのか、続きをいつ読むのか分からないため、放置しがち。

充電に使ったケーブル類
→誰の何のコードかわからなくなる。

景品や試供品
→使うモノなのか要らないモノなのかあいまいなまま放置しがち。

これらの個人的なモノは他の人には判断つきにくいモノばかりです。リビングには置かず自分の部屋に引き上げるようにします。そうすれば、リビングには「よくわからないモノ」がなくなり綺麗をキープしやすくなりますよ。

◆この記事を書いたのは・・・渡部夏代
札幌在住の整理収納アドバイザー。子どもの頃から片づけが好きでした。自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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