夏は来客が増える時期ですが、この時期注意したいのが、夏特有のアイテムたち。夏アイテムはカラフルだったり数が多くなったりするため、ちゃんと整理しないと「ものが出しっぱなしでだらしない家」に見えがちです。
そこで今回は、夏に汚く見える“家の共通点”について、整理収納アドバイザーでインテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの資格も持つ方尺真美さんに解説してもらいました。

1.水遊び道具が散らかっている
この時期、出番が多くなる水遊びの道具。片付けが後回しになったり、散らかってしまったりしていませんか?水遊び道具の後回しになってしまうのは、片付けの場所に問題があるかもしれません。
たとえば、水遊び道具を乾かす場所はありますか?ベランダや、物干し部屋の一角など、生活の邪魔にならない場所にスペースを確保しましょう。そして、片付ける場所を設けます。物置きや玄関収納内などに、遊んだ後の道具をしっかりと戻せる場所をとることが大切です。
2.飲料のごみが溜まっている
夏は飲料の消費が増えるので、ペットボトルや缶のごみが意外と場所をとります。ごみ袋がリビングやダイニングに増えてしまうと、とても雑然とした印象になってしまいます。
ごみ収集のタイミングに合わせて、しっかり処理するのもいいですが、もし近くのスーパー、コンビニなどで、資源ごみの回収をやっている場合はそれを利用するのも手。たとえば、セブン-イレブンではペットボトル回収機を設置している店舗もあり、ペットボトル5本でnanacoポイントが1ポイントたまるというメリットもあります。
また、家の外に一時置きできる方は、外部ごみ箱を活用するのもおすすめです。
3.水筒の置き場がない
水筒も毎日のように使うことが多い夏。水筒を洗って乾燥させるのに、キッチン付近に置き場が必要です。そのキッチンまわりがもので溢れていたら、水筒も置きづらいですね。
キッチンの天板がもので溢れている場合は、まずはそこから整理をしましょう。そして、吸水マットを使ったり、水筒立てホルダーを使ったりして、水筒の定位置を作ってみてくださいね。
4.玄関の靴が増えすぎている
夏の時期は、ふだん使う靴のほかにサンダルやお出かけ用の靴も加わって、玄関に出す履き物の数が多くなりがち。使う履き物の数が増えてしまうのは仕方がないですが、片付けられるときにさっと収納できるようにしておくことが必要です。
たとえば、冬靴(オフシーズンの靴や冠婚葬祭用など)を別の場所へ移動することで、靴箱のスペースに余裕ができます。靴箱を整理することで、夏、玄関に増えてしまう履き物を片付けやすくなりますよ。
5.夏用ケアグッズが散らかっている
夏は日焼け止めや虫よけスプレー、ケアグッズなど、外出時に使うものが多く、気がつくとリビングや玄関に散らかっていませんか?スプレーなどのボトル類は、個々で置いてしまうと倒れて転がってしまい、雑然とした印象になります。
使う頻度が高いからリビングに出しっぱなしにしたい場合でも、小さな収納ボックスを用意して、虫よけスプレーやケア用品などをまとめて置くことでスッキリとした印象になります。来客の時は、その収納ボックスごと片付けると楽に片付けができて、空間もスッキリしますよ。
◆執筆/方尺真美さん
衣食住を通じて「暮らしはちょっとのことでグンっと楽しくなる!」をモットーに活動しているSSS-Style+に所属の整理収納アドバイザーで、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどの資格を保有。3児のママ。
編集/サンキュ!編集部