パントリーを上手に使うコツを徹底解説!プロ推しの収納グッズも紹介

2022/05/07

気がつくとごちゃごちゃしがちなパントリー。スッキリ整えるためのコツとおすすめアイテムを、整理収納アドバイザー方尺真美さんに教えてもらいました。

衣食住を通じて「暮らしはちょっとのことでグンっと楽しくなる!」をモットーに活動しているSSS-Style+に...

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あると便利なパントリー!上手な使い方とは?

おうち時間も長くなり、食品ストックが増える傾向にある中で人気のパントリー。たくさん入るけれど、いつもどこに何があるかわからなくてとお困りのかたも多い場所です。

棚形式の収納のいいところは正面から見てどこに何があるのか一望できるところです。食品ストック中心ならば棚の奥行は写真のように40cm程度がベスト。その時々のストックしたいものにあわせて棚板の位置を変えることができる可動棚がおすすめです。

また、正面から見て何がどこにあるのかが分かりやすいので、使いやすいのは棚の前に立ったときに目線から腰の高さの位置にあるゾーンを中エリア、その上部を上エリア、下部を下エリアと3つのエリアに区分して収納を使い分けることがおすすめです。

上・中・下エリアを使い分けるコツ

「上エリア」は脚立などに上がり目線を棚にあわせるか、ものを目線の高さにおろしてくることで使いやすくなります。年に一度程度の使用頻度が低いモノ(お重や行楽弁当箱など)や軽いものをストックしましょう。

ものが出し入れしやすく、一望もしやすい「中エリア」には使用頻度が高いものを置くようにしましょう。ここをどう整理するかがパントリー活用のキモとも言えるので、後ほどくわしく解説します。

「下エリア」は、かがんだり目線をおろさないと見えにくいため、使用頻度が低いものをストックしましょう。また、使用頻度が高いけれど重いモノは棚の低い位置にキャスターつきのボックスや小型台車などを上手く活用して、引き出せるようにすると使いやすくなります。キャスターつきの収納方法は、重さのあるお米や飲料ストック調味料ストックなどにおすすめです。

中エリアはボックスを駆使して使いやすく&わかりやすく整頓!

こまごましたものが多い食品ストック。使用頻度の高いものにおすすめの「中エリア」もストック品を種類ごとに分類して収納しましょう。

たとえば乾物、缶詰、調味料、乾麺など種類に分けてボックスに入れて収納しましょう。いつもストックしたい量にあわせてかごを設けることで入らなくなれば持ちすぎていることに気づけたり、ボックスの中が少なくなると、そろそろストックを買い足さないと!など在庫管理もひと目でわかり、楽になります。

お気に入りのボックスでそろえることで、スッキリとお気に入りの空間になります。写真のような扉がついていないところには中身が見えにくい非透明のものや、中身が見えない深さのあるBOXなどにすることで見える色が少なくなり、スッキリした印象にすることができます。

しかし深さがあるBOXは中身の出し入れの際、ボックスを手前に引き出さないと中のモノが取れないという動作上のデメリットもあるので使う人の使いやすさにあわせて選ぶことが大切です。

エリア別おすすめ収納グッズ

ここからは、上・中・下エリアそれぞれのおすすめ収納グッズを紹介します。

上エリアのおすすめ収納グッズ1:KEYUCA ハンドル付きストッカー

とてもスッキリとしたデザインで、大きなハンドルが握りやすくおすすめのストッカー。サイズは幅18×奥行29×高さ20cmです。

上エリアのおすすめ収納グッズ2:セリア アレンジスタッキングボックス

使用頻度が低いものを下部に収納しスタッキングすることもでき、省スペース対応も可能。サイズは幅16.5×奥行31.5×高さ15.2cm。

中エリアのおすすめ収納グッズ1:イノマタ化学株式会社 シンプルストレージ

色がホワイトとグレーの2色展開で、おうちの色味に合わせて選べます。ワイドは幅16×奥行27.8×高さ11.5cm、スリムは幅13×奥行27.8×高さ11.5cmとなっています。

中エリアのおすすめ収納グッズ2:ニトリ 収納ケースNインボックスたて型ハーフ

四角い形状がムダなく収納できるのでおすすめです。サイズは幅19.2×奥行26.4×高さ23.6cm。

下エリアのおすすめ収納グッズ1:無印良品 ポリプロピレンファイルボックススタンダード・幅25cmタイプ

幅25×奥行32×高さ24cmのボックスに、フタ+キャスターを組み合わせて使用しています。キャスターつきで見た目もシンプル。無印良品のほかのサイズのファイルボックスと合わせるときにも便利ですよ。

下エリアのおすすめ収納グッズ2:無印良品 縦にも横にも連結できるポリプロピレン平台車

写真のように重たいホームベーカリーなどを置いても、使うときにはスムーズに出し入れが可能になります。サイズは幅27.5×奥行41×高さ7.5cm。

収納グッズ×入れるものを図で解説

画像は70~80cm間口のパントリーに、今回ご紹介したアイテムを配置したイメージ図。最下段にはお米30kg、500ml ペットボトル24本入り2箱を置き、それより上のボックスには以下のものが収納されています。

【1】液体調味料
【2】乾麺
【3】水筒
【4】油
【5】缶詰
【6】レトルト食品
【7】顆粒調味料
【9】フキン、クロス
【10】お茶パック
【11】お菓子
【12】お弁当グッズ
【13】タッパー
【14】ごみ袋、ビニール袋ストック
【15】紙皿紙コップなど
【16】使用頻度の低いキッチンツール
【17】使用頻度の低いカトラリー
【18】ストック品

このように、パントリーにはいろいろな保存食や日用品を収納しなければなりません。収納するモノの種類も多く、家族の人数や食生活によっても家庭ごとにパントリーの収納方法は異なってきます。ぜひ、ご自宅にピッタリなパントリーの収納に挑戦してみましょう!



◆執筆/方尺真美さん
衣食住を通じて「暮らしはちょっとのことでグンっと楽しくなる!」をモットーに活動しているSSS-Style+に所属の整理収納アドバイザーで、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどの資格を保有。3児のママ。

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