「なんだか家の中が片づかない…」と悩んでいませんか?
片づかない原因の一つは「使っていないけれど、なんとなく置いてあるもの」かもしれません。
スッキリ片づけるには、収納テクニックよりも、ものの見直しから始めることが大切です。
今回は、実際に捨てても問題なかったものを、持ち物を9割手放したミニマリストライフアドバイザーが、ランキング形式でお教えします。

捨てても問題なかったもの1位.着なくなった洋服
「服はたくさんあるのに、着る服がない…」
と感じるときは、“今の自分にしっくりくる服”が少ないのかもしれません。
クローゼットの中に、
・何年も前の流行の服
・年齢や体形に合わなくなった服
・似合うと思って買ったけれど、実はしっくりこなかった服
が残っていると、毎朝の服選びに時間がかかることもあります。
そんなときは、着るシーンに合わせて服の数をしぼることで、コーディネートがラクになります。
例えば、「仕事」「お出かけ」「普段着」などで2セットずつそろえておくと、選ぶ時間がぐっと短縮できますよ。
洋服はたくさん持つことではなく、今の自分に似合うかどうかが大切です。
捨てても問題なかったもの2位.使っていない洗剤
掃除をしようとするたびに、「洗剤が多すぎて、どれを使えばいいかわからない」と感じることはありませんか?
専用洗剤をそろえるほど、かえって掃除のハードルが上がってしまうこともあります。
家中の掃除を、少数のアイテムでまかなうことができれば、洗剤の迷いをなくすことができます。
例えば、以下の4種類の洗剤だけで、家全体の掃除をカバーすることもできるんです。
・アルコールスプレー(トイレ・キッチン・脱衣所)
・クエン酸スプレー(トイレ)
・ウタマロクリーナー(キッチン・お風呂)
・キッチンハイター(キッチン)
使う道具が少なくなると、手順もシンプルに。
例えば、トイレは、クエン酸スプレーを吹きかけてトイレットペーパーで拭くだけにすれば、1分で掃除が終わり、こまめな掃除も続けやすくなります。
しばらく使っていない洗剤や、使い方がわからないまま置いてあるものを見直すと、スッキリと掃除しやすい環境を整えることができますよ。
捨てても問題なかったもの3位.とりあえず置いてある家電
収納の奥に眠ったままの家電や、しばらく使っていない家電はありませんか?
キッチンに「なんとなく置いてある家電」がある場合は、見直してみるのもひとつの方法です。
手放すことで収納に余白が生まれ、調理や片づけの流れがスムーズになります。
また、「他のもので代用できるかどうか」を基準に見直してみるのもおすすめです。
例えば、炊飯器の代わりに鍋でご飯を炊いたり、トースターの代わりにガスコンロのグリルを使ったり。
ケトルの代わりに鍋でお湯をわかすことで、収納棚1段分のスペースが空いたという例もあります。
「何年も使っていない」「操作が難しくてそのままになっている」家電がひとつでもあると、収納スペースが圧迫されてしまうことも。
家電を見直すことは、家事の効率化にもつながります。
「なんとなくあるもの」から見直してみよう
「本当に使っているか」「今の暮らしに合っているか」を基準にものを見直していくと、空間にも気持ちにも、自然とゆとりが生まれます。
とくに、使っていない家電や洗剤、着ていない服は、手放すことで快適さを実感しやすいアイテムです。
まずはひとつ、「なんとなくあるもの」から見直してみませんか?
■執筆/いえは
ミニマリストライフアドバイザーとして「少ないもので心地よく暮らす工夫」や 「ムリなくものを減らす方法」など、ミニマリスト主婦の暮らしのアイデアを紹介。クローゼットの整理や収納、自分時間を通じて「少ないけれど、満ちている暮らし」を発信している。Instagramは@ieha.minimal
編集/サンキュ!編集部