「働いても働いてもお金が貯まらない…」と思うことはありませんか。浪費ぐせのある人が貯金1,000万円を達成するまでに重要なのは、節約テクニックを駆使するよりも「ちょっとした習慣」を見直すことです。
そこで今回は、浪費家を卒業し節約×投資で資産4,000万円を達成した主婦ライターおこめが「やめたらお金が貯まったこと」を5つ紹介します。

1.食べすぎること
甘いものや脂っこいものは、おいしいし我慢するのもむずかしいですよね。これは、人間の脳が糖分や脂質を本能的に求めているから。
これまで食べていた分を「腹八分目」にすることで、食費を2割削減することができます。
食べすぎを防ぐためには、
・大皿によそうのではなく「一人分をよそう」
・はじめに野菜を食べる
・よく噛んで食べる
・空腹でなければ無理して食べない
・お菓子や惣菜、ジュースなど「ほしくなるもの」は視界に入れない
といった対策が効果的です。
筆者は食料品だけで月1〜2万円の節約に成功。「腹八分目」に慣れると、余分な脂肪が落ちて体を動かすのもラクになるというメリットも。「食べすぎない生活」は家計にも健康にもいいことづくめなんです。
2.見栄を張ること
高価なブランド品を買い続けて、気づいたときには財布の中が寂しくなっている…なんて経験はありませんか。Tシャツひとつとっても、有名ブランドとノーブランド品とでは原価率がまったく違います。
自分が心から「好きだ」と感じて購入するなら満たされるかもしれません。しかし、他人の目を意識した買い物である場合、「これで満足」と思える日は来ないでしょう。
筆者は、ブランド名より素材や着心地を重視して服を買うようになってから、より少ない支出で快適な衣生活を送れていますよ。
3.SNSにかじりつくこと
次から次へと流れてくる情報の洪水に、「気づいたら時間が溶けていた」なんて経験、ありませんか。ついほしくなる最新アイテムの情報、キラキラして見える他人の暮らしぶりなど、これらはすべて「散財の元」。
SNSに流れてくる情報は、閲覧履歴からユーザーが気になりそうなものを中心に表示される仕組みになっています。一つ動画や投稿を見ると、「次も」とエンドレスで見続けてしまうのはそのためです。
・使用頻度の低いアプリやSNSアカウントは削除する
・通知は必要最低限にする
・スマホを手の届きにくいところに置く
といった対策で、うっかりSNSを開いてしまう回数を減らせますよ。
4.使わないものに囲まれて暮らすこと
ものが多すぎる家で暮らしているかたには、とにかくものを減らすことをおすすめします。ものが多いと新しいものを迎えることにも抵抗がなくなり、「すぐに買う」ことが習慣化してしまいます。
一方で、必要なものだけ残して暮らすと、ものの管理がぐっとラクに。掃除がしやすくなったり雑事も減ったりと、その快適さに驚くでしょう。
一時的な「ほしい!」衝動を「快適さを維持したい」気持ちが上回ることでものを買わなくなり、スルスルと支出が減らせますよ。
5.腹から笑えない集まりに参加すること
気心の知れた仲間との食事は、かかる費用以上の豊かさや元気を与えてくれるものです。その一方で、「断りづらいから」「付き合いも大切」と自分に言い聞かせて参加している集まりもありませんか。
心から楽しめない会食は、費用だけでなく大切な時間までも消耗してしまうことが。もちろん、参加することでその後の仕事や人間関係がスムーズに進むなど、必要な場面もあるのは確かです。
だからこそ、自分の心に正直になることが大切。「行ってよかった」と思える食事の場を選ぶことで、お金の使い方だけでなく、心も整っていきますよ。
習慣を見直してストレスフリーに貯めよう!
節約と聞くと我慢を強いられるイメージがありますよね。しかし、自分の心に従って「本当に必要なもの」を大切にすることが、支出の削減につながるのです。ふだんのちょっとした習慣を見直して、ストレスなくお金を貯めていきましょう。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部