今まで当たり前に使っていたものを手放すと不便になると思いがちですが、手放したことでむしろ快適に過ごせるようになることもあるとか。キレイな家に住む人は、どんなものを買わないのか気になります。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに、「手放して快適になった意外なもの」について、くわしく教えてもらいました。

掃除機を手放したら床掃除の頻度がアップした!
筆者が手放したのは、掃除機です。床掃除には必須のアイテムだと思い込んでいましたが、集合住宅住みで使える時間が制限されることがストレスに感じ、ほうきを使うように。
はじめは、掃除機とほうきをそのときの状況に応じて使い分けていましたが、いつの間にか毎回ほうきを手に取るようになったんです。実際にどちらも使ってみたからこそ分かったほうきのメリットがありました。
ほうき生活のメリット
ほうきと言えば、「丁寧な暮らし」のイメージがあり、手間だと思っている人も多いのではないでしょうか。でも、実際には多くのメリットがあるんです。
・本体代が比較的安く手に入る
・時間帯を気にせずに使えて先延ばしにせずに済む
・メンテナンスがほぼ不要
・掃除機のように電源不要
・いつ使っても安定したクオリティ
・コードレス掃除機よりも軽量で疲れにくい
・処分に困らない(ノコギリで切れて家庭ごみで処分)
・電気代がかからない
などがあげられます。半年間ほど掃除機と併用をしていましたが、使っていくうちに掃除機よりもメリットが上回り処分を決意。実際には、半年間のうち後半はほとんど掃除機を手に取ることはありませんでした。
3年経過して掃除頻度はむしろ上がった!
「やはり完全にないと不便はあるのでは?」という声がありそうですが、結論から言うと一度も必要性を感じたことはありません。手放して3年経過しましたが、床掃除の頻度はむしろ上がりました。
床掃除を習慣化するには、いかに抵抗なく掃除用品を手に取れるかがカギとなります。筆者はたまたま「ほうき生活」が合っていましたが、合う合わないは人それぞれです。自分に合った掃除方法を把握することが、キレイキープへの第一歩となるでしょう。
固定観念を手放そう!
自分に合った掃除方法を把握するためには、固定観念を手放し、とりあえず何でも試して比較してみること。そして、掃除のときのプチストレスの原因を追究することがポイントです。掃除のハードルを下げ、キレイをキープできるおうちを目指しましょう。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部