家族が集まるリビングはより快適な空間をつくりたいもの。整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんは、試行錯誤する中で、ある3つのことをやめたところ、ぐんと居心地の良さはアップしたのだそう。
今回は、そんなシンプルライフを目指すシンプリストうたさんが、居心地の良いリビングづくりのためにやめたこと3つを紹介します。

1.ただものを減らすだけ
ものを減らすと確かに視界はすっきりしますが、何時間いてもくつろげるような居心地の良い空間まではつくれませんでした。居心地の良い空間は、むしろ減らした後の行動がだいじです。
家族にとって落ち着く居場所をつくったり、間接照明を追加しインテリアを楽しんだりと、自分にとっての「ちょうど良さ」をつくることで初めて居心地の良い空間となります。
2.居場所を1箇所だけにすること
居場所づくりがだいじですが、ここでも落とし穴が。2人用のソファーを1つだけ置いて、居心地の良い空間にした気になっていませんか?2人暮らしであれば問題ありませんが、4人暮らしの我が家の場合、2人はくつろげないということになります。
理想は「家族全員の居場所をつくること」です。わが家は、2人掛けの座椅子ソファーを2セット用意することで実現することができました。難しい場合は、座椅子クッションやビーズクッション、折りたたみなどの椅子で追加の居場所づくりをしてあげるとよいでしょう。
3.家具の配置を固定すること
家具は固定するのが当たり前だと思っていませんか?家具の固定をやめ、ライフスタイルの変化によって配置替えをしたところ、居心地の良さはぐんとアップしました。
たとえば、家族といるときには座椅子ソファーを2セット出しますが、ひとりのときもその状態がベストか?と問われれば答えはノーです。ひとりのときはもっとミニマルで洗練された空間にしたいのが本音。
そこで、座椅子ソファーはフラットにして壁掛けすることに。そうすることで床が広くなり、自分のためだけのミニマル空間をつくることができました。
居心地がいいときはどんなとき?をひとつひとつ実現していこう
居心地のよさは人それぞれ異なりますが、ご紹介した3つは共通してやめていいことと言っても過言ではありません。「自分にとって」と「家族にとって」のベストをそれぞれ実現していく方法を考えるのが第一歩となります。
自分だけの判断だけでなく、家族と理想のリビングについて話し合ってみるのもよいですね。家族の空間は家族でつくり上げるスタンスでいた方が、家族全員で暮らしを良くしていく意識も芽生えやすいでしょう。
■執筆/シンプリストうた…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するInstagramが人気。
編集/サンキュ!編集部