散らかった部屋でソファーに座っていた絶望的な女性

あなたの家は大丈夫?片づけてもすぐに散らかってしまう人がやりがちなNG習慣をプロが解説

2024/10/18

片づけても、片づけてまたすぐに元に戻ってしまう。そんなお悩みを持っていませんか?すぐ散かってしまう原因は日常の生活習慣にあります。

そこで、整理収納アドバイザーの中里愛子さんにすぐに散らかってしまう人のNG習慣についてお話を伺いしました。

介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019...

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1.無計画な買い物

女性のショッピング
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可愛い、安い、素敵、便利そう、面白そう…そんな魅力的なものが世の中には溢れています。それらを勢いで買ってしまってはいませんか?

そんな買い方をしていては、自身で管理できるものの量を超えてしまいます。ものを増やすということは、それだけ管理する手間や時間が必要になるということです。その覚悟も時間もないのにものを増やしては、散らかってしまうのは当然のこと。まずは自身が管理できるものの量にし、増やすときはその分減らすなど計画的な買い方をしましょう。

クローゼット棚のクローズアップ、サイドビュー、女性用下着、ブラジャー、タンクトップ、パンティー
Natallia Ramanouskaya/gettyimages

また、収納スペース満杯のものを所有してはいませんか?収納スペースの8割以上をもので埋めてしまうと散らかってしまいます。

例えば、洋服一枚引き出しに入れようとしたとき、引き出しの中のものを寄せたり、詰めたり、畳み直さなければならなかったら、途端に収納するのが面倒になりませんか?後でしようとばかりに、ついその周辺に放置してしまいます。

余裕を持った収納計画であれば、ラクにしまえるようになり、手に取った流れで片づけることができるようになります。

2.隠す片づけ

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片づけというと「収納の中に入れること」だと思っていませんか?それは正しい片づけではありません。もちろん、部屋が一見すっきり見えますが、ものを隠したに過ぎないのです。ものを取り出す際に、邪魔になるものも一緒に出したり、探し物が多くなってしまい散らかってしまいます。

正しい片づけは「ものを使いやすい状態にすること」です。それは、使いたいものを簡単に取り出せ、収納できる状態です。無駄にものを出すこともなければ、探し物もなくなり、散らからなくなります。

3.とりあえず置き

寝室での服のコレクション
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散からないようにするには、使ったら元にもどす。誰も知っている当然のことですよね。しかし、それが出来ない方も少なくありません。ものを使い終わった瞬間から、ひとはそのものへ興味がなくなってしまうからです。結果、片づけまで意識が持てず、ついその周辺にとりあえず置いてしまいます。

とりあえず置きをやめ、片づけの意識を高めるには、動線を意識した収納場所を決めることが大切です。「ものを使い終わる場所」に収納場所を作ることで、使い終わった流れで収納場所に戻せるようになります。

Thomas Northcut/gettyimages

また、ものを使用した後の「後片づけ」の意識が持てないなら、「次の行動への準備」として片づけを取り入れてはいかがでしょうか?

何か次の行動を起こす時、片づいた環境の方が、効率的な動線となり、気持ちもよく、その後の行動の質がアップするとなると、準備としての片づけ意識が高まることでしょう。行動の後ではなく、行動の前に片づけをし、片づけないと次が始まらない。始まらないなら次に使うものが散らからない…というルーティーンが確立できれば、いつもキレイをキープできることでしょう。

■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。インスタグラムはouchi_plus

 
 

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