片づけは苦手じゃないし、こまめにやっているはずなのに、なぜか気がつくと部屋が散らかっている…という人には、じつは共通点があるそうです。
アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属し、年間約500件のお仕事依頼をこなしている家事のプロフェッショナル、西田美保さんに教えてもらいました。

片づけているのにちらかってしまう人がやりがちなこととは?
自分ではちゃんと片づけているつもりでも、その行動をよく見ると、散らかりの原因になるものがいくつか見受けられます。たとえば、以下の4つの行動を無意識にやっていませんか?
1.ちょっと置く、後で片づけよう、小さいから…など後まわしにしてしまう
2.特売で必要以上に買いだめしてしまい、結果いつもの収納場所に入りきらず床に置いてしまう
3.片づけるための収納用品を先に買ってしまう
4.片づけができていないことを人のせいにしてしまう
片づけているのに散らかる!を回避するためにやるべきこと
では、上記のようなことをやってしまう人は、どうすればいいのでしょうか?ここからは、回避策についてご説明します。
1.小さいものにも定位置を決め、使ったらすぐ戻すを心がける
「このくらい置いたままでもいいじゃない!」と後回しにするのはやめましょう。いそがしい生活のなかでは、後で片づけようと思っても、その“後”が来ないことが少なくありません。結果、ものが溜まる一方になってしまうのです。
片づけのために、まとまった時間は必要ありません。5分だけと時間を決めてやってみましょう
2.収納スペースの埋まり具合をしっかり把握
特売で買いすぎてしまう原因は、収納スペースがどれくらい埋まっているかを把握していないから。100歩譲って消耗品であれば、買いすぎても散らかるだけですみますが、食品の場合は消費期限をすぎてムダになることもあります。買い物に行く前には、自宅の収納状況をしっかりざっくりと把握するようにしましょう。
3.収納用品も“もの”であると認識する
片づけをするために収納用品を準備する。一見、理に適った行動ですが、収納用品もものであることに代わりはありません。いまあるものを収納しきるのに必要な量を見極めてから買うのが正解です。見極めるのがむずかしいのであれば、トイレや洗面所などの狭いスペースから始めてみるのがおすすめ。身近なゴールから成功体験を増やし習慣化につなげましょう。