急な来客で慌てて掃除すること、ありますよね。到着時間までに掃除を終えて「バッチリ!」と安心……しているのは掃除した本人だけかもしれません。そこで今回は、じつは意外と見落としがちな掃除ポイントをご紹介します。
教えてくれたのは、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属し、年間約500件のお仕事依頼をこなしている家事のプロフェッショナル、西田美保さんです。

掃除し忘れスポット1:ドアノブ・電気のスイッチまわり
掃除しよう!となったとき、テーブルの上の片づけ、掃除機がけ、床拭きを忘れる人はあまりいないと思います。では、ドアノブや電気のスイッチまわりの掃除はどうでしょうか?
どちらも毎日何度も手で触れる場所なので、当然汚れやすい部分です。しかし、掃除となると意外と忘れがちな場所でもあります。放置すると皮脂や汗が付着して黒ずみやベタつきが発生してしまい、来客した人に汚いと思われてしまうかも!
掃除方法は簡単です。アルコール除菌スプレーや除菌シートで拭き取るだけ。細かい隙間に汚れがある場合は、綿棒や歯ブラシを使うときれいに落とせますよ。
「掃除し忘れ」の対策としては、曜日を決めて習慣にしたり、週単位でチェックリストを作ったりするなどがおすすめです。汚れを長期間放置しないよう、心がけましょう。
掃除し忘れスポット2:リモコン
リモコンも利用頻度が高いわりに、掃除を忘れがちなもののひとつです。
「気がついたときには、いつも汚れている!」なんてご家庭も多いのではないでしょうか。リモコンには皮脂汚れがつきやすく、ベタつくとホコリもつきやすくなります。せっかくテーブルの上をきれいに片づけても、汚れたリモコンが置いてあると、部屋全体の印象が損なわれてしまいます。
以下の3ステップで定期的な掃除を心がけましょう。
1.故障を防ぐため、電池を抜く。
2.固く絞ったクロスで汚れを拭き取り、その後、乾拭きで仕上げる。
3.細かい部分の汚れは、爪楊枝を活用。先が尖っているため、ティッシュを巻きつけて使うと傷を防ぎながら汚れを絡め取れます。
掃除し忘れスポット3:照明器具
照明器具のお掃除、最後にいつやりましたか?「思い出せないくらい前…」というご家庭も多いのではないでしょうか。
照明器具は高い位置にあるため、普段の生活で目にする機会が少なく、汚れに気付きにくい場所です。しかし、汚れを放置すると「汚れが原因で明るさが低下」「部屋の美観が損なわれる」などの影響も…!
一方で、汚れに気づいていても「緊急性が低いから…」「脚立に乗るのが面倒…」と後回しにしがち。その結果、忘れてしまうことが多いのです。
汚れているな…と気がついたら以下のステップで掃除しちゃいましょう!
1.必ず電源を切り、電球が冷めてから作業開始!
2.ハンディモップで全体のホコリを落とす。このとき、電球の隙間も忘れずに!
3.固く絞ったクロスで汚れを拭き取る。
4.汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を水で薄めたものを使用。
5.最後に、水拭き・乾拭きで仕上げる。
少し手間はかかりますが、キレイになると気持ちがいいし、部屋も明るくなりますよ。