まな板はどれくらいの頻度で変えるのがベスト?やめていい料理家事5選も紹介
2022/06/05
まずははじめに日々の家事で気になるものの、正解がよくわからないことについて、家事代行サービスを展開するカジタクに所属する、家事代行スタッフに教えてもらいました。
今回のテーマは「まな板の交換頻度」についてです。
- ちゃんとできてる?まな板の日々のお手入れ
- まな板の使用前にやること:一度水で濡らして、拭いてから使う
- まな板の使用後にやること:すぐに洗い、水気を切って乾燥させる
- まな板の交換頻度は?見極めるポイントも紹介
※本記事は、過去に掲載した以下記事を統合したうえで一部編集を加えたものです
■まな板は洗わない!?やめていい料理家事5選(2020/03/30掲載)
■まな板はどれくらいの頻度で変えるのがベスト?(2019/09/12掲載)
ちゃんとできてる?まな板の日々のお手入れ
まな板を清潔に使用するためには、日常的なお手入れが欠かせません。交換頻度についてご紹介する前に、最低限やっておきたいまな板のお手入れ方法を解説します。
まな板の使用前にやること:一度水で濡らして、拭いてから使う
使用前に水に濡らすことで、まな板の表面に膜ができ、まな板に食材の脂などが染み込みにくくなります。ただ、水で濡らした状態で食材を置くと、逆に食材が水っぽくなることもあるので、とくに木製のまな板は拭いてから使用しましょう。
まな板の使用後にやること:すぐに洗い、水気を切って乾燥させる
野菜を切ったら、毎回切った後に水で洗いましょう。肉や魚などの生ものの場合は、水だけでは不十分。洗剤で洗ってからすすいでください。なお、洗剤で洗う前にお湯をかけてしまうと、肉や魚のたんぱく質が固まり汚れが取れにくくなってしまうのでご注意を。
洗った後はしっかり乾燥させることで、カビを防いで黒ずみの発生を減らすことに繋がります。風通しのよいところに立てかけて乾燥させましょう。さらに、キムチの色や臭いは天日干しにすると落ちますよ。ただし、濡れたまま直射日光に当てるのはNG。まな板の割れや反りの原因にもなってしまうので注意してください。
日々のお手入れに関しては、プラスチック製のまな板も、木製のまな板も基本は同じ。しっかりと使用前と使用後のお手入れをしましょう。
まな板の交換頻度は?見極めるポイントも紹介
前述した日々のお手入れをしっかりこなしていれば、木製のまな板は5年以上、プラスチック製は2~3年程度使うことができます。そのうえで、まな板を交換するかどうか見極めるポイントをご紹介します。
ポイント1:黒ずみ・カビ・臭いが気になる
お手入れをしても黒ずみが落ちなくなった場合、それは交換のタイミングです。食品を扱うのでできるだけキレイな状態で使うようにしましょう。また、野菜の色素がまな板につきはじめたときも交換のタイミングです。油断していると黒ずみやカビが発生してしまいますよ。
ポイント2:歪みや反りがある
まな板の歪みも交換を見極めるポイントのひとつ。とくに、プラスチック製は歪みやすいです。「歪んでも汚れていなければOKなのでは?」と思うかもしれませんが、それは間違い。歪んだまな板は使用しにくくなるため、包丁を使う際にケガをする可能性が高まります。安全のためにも、歪みや反りが発生したら、迷わず交換することを心がけましょう。
まな板は洗わない!?やめていい料理家事5選
まな板の交換頻度や手軽な除菌方法について紹介してきました。しかし、時間が余り取れないという方もいるでしょう。
なかなか避けられない家事や料理のやめポイントをうまく見つけて、毎日をラクしちゃいましょう!目から鱗のアイデアを、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに教えてもらいました。
<教えてくれた人>
本間朝子さん
知的家事プロデューサー。仕事と家事の両立に苦労した経験から、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。多くの女性の悩みを解決している。月に一度無料で「時短家事セミナー」を開催中。http://honma-asako.com
1 調味料のストック管理
ボトルの下から3分の1の部分にラインを引いて補充のサインに。
「料理酒がない!」と気づいて買いに走るのは避けたいし、常に在庫数を把握しておくのも負担。ボトルの3分の1の部分に油性ペンで線を引いておき、中身がこの位置になった次の分を買うようにすると管理がラクに。
2 まな板を洗う
オーブン用シートを敷けば肉や魚を切っても汚れない。
肉や魚を切ったまな板は洗剤で念入りに洗いたいけれど、そのひと手間がとても面倒。オーブン用シートを敷いて切れば、あとで野菜を切ることになっても問題なし。にんにくなどのにおいのつく物にもおすすめです。
3 調理用のボウルを洗う
あえものは見た目のいい保存容器であえてそのまま食卓へ。
ごまあえや酢のものなどはボウルで作らず、デザインのいいホーローやガラスの保存容器で作りましょう。そのまま食卓に出せるので洗い物が減り、残ったらふたをして冷蔵庫に入れられます。
4 食器を拭く
食器の入った洗いかごにお湯をかけると速攻で乾いてふきんいらず。
シンクに洗いかごを置いて、やかんや電気ケトルのお湯を回しかけると通常の半分以下の速さで食器が乾き、食器拭きが不要に。お湯で洗うと手荒れが……という人にもおすすめ(食器や洗いかごの耐熱温度に注意してください)。
5 毎日、献立を考える
調理以上に「考える」ことが心の負担になりがち。「金曜日(フライデー)はフライ」でも何でもいいので、食材やメニューを固定して、一から考えない仕組みにするとぐんとラクに。朝食はパン&卵料理&果物などと、構成を決めてしまうのも◎。
参照:『サンキュ!』2020年4月号「みんながやめてる家事リスト43」より。掲載している情報は2020年3月現在のものです。構成・文/志賀朝子 編集/サンキュ!編集部