「保冷剤」のおすすめ16選|商品の選び方や長持ちさせるコツも紹介
2021/04/17
100円ショップやホームセンター、薬局など気軽に手にすることができる「保冷剤」ですが、たくさんの種類があって迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
使用するシーンをイメージすることで、大きさ・冷却温度などから満足できる商品を選ぶことができます。参考にしてみてください。
「保冷剤」の選び方4つ
暑い夏コンビニでアイスクリームを購入した帰り道、知り合いに会って立ち話をして慌てて帰ると、すでにドロドロに溶けているといった経験はないでしょうか。
ほかにも、海に行ったり、友人とBBQしたりする機会も多くなります。そんなときに便利なのが「保冷剤」です。
ほかにもアイシングに使用することができ、さまざまな使いみちのある「保冷剤」ですがどれを選んだらいいか迷っている方も多いでしょう。
今回はそんな「保冷剤」の選び方から長持ちさせるコツ、再利用方法や捨て方までご紹介していきます。
「保冷剤」と言っても実はさまざまな種類があります。基本的には頻繁に買い換えるものではないため、買ったけれど使えなかったといったことがないように、選び方を4つに分けて説明します。
1:「保冷剤」のタイプで選ぶ
まず、「保冷剤」は大きくソフトタイプとハードタイプの2種類に分類されます。主に冷却までの速度・「保冷剤」自体の耐久性・冷却の持続時間に違いがありますので、持ち運びの時間も考慮しながら選ぶことをおすすめします。
ハードタイプ
名前のとおり素材が硬く厚いため、冷却するのに時間はかかりますが持続性があります。サイズは大きいものが多いため、キャンプなど大量のものを保冷するシーンに向いています。
また外の気温が高い場合にも、ハードタイプは影響を受けにくく、アウトドアでの使用も長持ちしやすいです。
さらに高粘度と低粘度タイプがあり、低粘度タイプは液体がさらっとしているので凍結したかどうかの確認がしやすくなっています。
ソフトタイプ
ソフトタイプは、食品を購入した際に付いてくることが多いので、目にすることも多いでしょう。柔らかい素材でハードタイプと比べて持続性は劣りますが、冷却まで速いためスーパーからの帰り道や手土産の持ち歩きのときなど、短時間の保冷に向いています。
そのため、ケーキを購入したときにお店でつけてもらえるのはこのタイプがほとんどです。
見分け方ですが、パッケージに温度が記載されていないものは基本的にソフトタイプです。薄型のものが多いので、クーラーボックスの隙間を埋めるときにも便利です。
2:冷却温度で選ぶ
次に「保冷剤」を選ぶポイントとして、冷却温度の違いがあります。凍らせたまま冷却したいのか、凍らせずに冷却したいのかによって適切な冷却温度のものを選ぶようにしましょう。ここを誤ってしまうと過剰な冷却や、冷却不足に繋がってしまいます。
0℃タイプ
0℃タイプは凍らせずに冷却することに向いているタイプです。例えばお弁当や飲み物、手土産のケーキの冷却など、使用するシーンが多くあります。基本的にはパッケージに温度目安が記載されていないものは0℃タイプですので、温度が記載されているかどうか確認が必要です。
氷点下タイプ
氷や冷凍食品など、凍っているものをそのまま冷却するには0℃以下になる氷点下タイプがおすすめです。氷点下タイプはパッケージに「ー○℃」「強冷タイプ」と記載されているため、見分けやすくなっています。
3:保冷の持続時間で選ぶ
先ほど冷却温度については説明しましたが、ここでは保冷時間について説明します。移動時間を考えて、必要な保冷時間の「保冷剤」を選ぶことも重要です。
これを誤ってしまうと食品が傷んでしまう場合もあるので気をつけましょう。ケーキを購入したときなどに移動時間を聞かれるのはこのためです。
4:凍結するまでの時間で選ぶ
メーカーやタイプによって再凍結までの時間が異なります。可能な限り再凍結時間が短いタイプを選びましょう。長いものだと再凍結まで48時間ほどかかるものもあるので、事前に確認しておく必要があります。
完全に凍結できていない状態での使用は、冷却効果が落ちてしまい、食品を傷めてしまう可能性もあるので注意しましょう。まれに家庭用冷凍庫での凍結ができない商品もあるため、購入前に確認しておくと安心です。
なお、サイズが大きいからといって凍結時間が長いわけでも、持続時間が長いわけでもないので、それぞれしっかりと確認しバランスの取れた「保冷剤」を選ぶことが重要です。
「保冷剤」のおすすめ16選
ここからは「保冷剤」のおすすめ16選をご紹介します。なお、本記事で紹介するおすすめ商品につきましては、Amazonを始めとした各種ECサイト上のランキング・口コミを総合的に判断し、独自の算出方法により選出しております。
ここまで説明した冷却温度・凍結時間に加えて、サイズについてもまとめましたのでぜひ購入するときの参考にしてください。
おすすめ1:山善 キャンパーズコレクション パワークール -16℃
「保冷能力が通常の約3倍」とのうたい文句で、冷却に通常3つ「保冷剤」が必要な場合も、これがあれば1つで済みます。
サイズは350gで重すぎず、使いやすいサイズで、冷凍BOX内のスペースを逼迫させず、有効的に使えるのでおすすめです。また、冷凍庫がいっぱいのときもほかの「保冷剤」に比べて場所をとらないため安心です。
■商品詳細
冷却温度|ー16℃
凍結時間|ー
サイズ|W12×D16×H3cm
重量|350g
おすすめ2:アイリスオーヤマ 保冷剤 ハード CKB-800
アイリスオーヤマの800gの「保冷剤」です。大容量なので、大量の食材や飲み物を冷却するときにも便利です。夏に友達と海やBBQに行くときに最適でしょう。
さらに、「保冷剤」自体の凍結は冷凍庫(-20℃)で約10時間です。前日に冷凍庫に入れることを忘れなければいいため、ほかの「保冷剤」と違って2~3日前から準備する必要はありません。
800gと大容量ですが、厚さは2.2cmとスリムなのでハードタイプでも狭い隙間に入れやすく、使い勝手がいいのが特徴です。
■商品詳細
冷却温度|ー
凍結温度|10時間
サイズ|W19.5×D28.8×H2.2cm
重量|800g
おすすめ3:ロゴス 保冷剤 氷点下パック GTマイナス 16℃
人気アウトドアブランドのロゴスは有名ですが、こちらは一般「保冷剤」の約8倍の保冷能力・冷却速度です。ただし、発熱時に氷枕の代用としては使用しないようにしてください。低温やけどをするおそれがあります。
■商品詳細
冷却温度|ー16℃
凍結時間|36~48時間
サイズ|W19.5×D13.7×H2.8cm
重量|550g
おすすめ4:キャプテンスタッグ 保冷剤 抗菌クールタイム ダブル
こちらもアウトドアブランドの、キャプテンスタッグから出ている「保冷剤」です。抗菌加工がされているので、繰り返し使用するときや、食品を冷やすときにも衛生的で安心です。頻繁にキャンプに行く人にとっては使いやすい製品となっています。
■商品詳細
冷却温度|ー16℃
凍結温度|48時間
サイズ|W23×D15×H2cm
重量|300g
おすすめ5:イノアック 保冷剤 容器500g -11℃
プラスチック製品を扱う企業、イノアックから販売している「保冷剤」です。ECサイトでの評価も高く、ー16℃タイプと比較すると安価な点も特徴です。-11℃でも十分な場合、氷点下タイプの中では比較的凍結時間も短く使いやすい商品となります。
■商品詳細
冷却温度|ー11℃
凍結時間|24時間
サイズ|W14×D19.5×H2.5cm
重量|530g
おすすめ6:アイリスオーヤマ 保冷剤 ソフト CKF-500
アイリスオーヤマのソフトタイプの「保冷剤」です。2番目にご紹介したハードタイプと同様、10時間で凍結するため、急な予定にも対応できるところがうれしいポイントとなります。
■商品詳細
冷却温度|0℃
凍結時間|10時間
サイズ|W23×D15×H2.3cm
重量|510g
おすすめ7:アイスジャパン 保冷剤 フリーザーアイスハード
コンパクトで、安価でしっかりと冷却されるところが人気の理由。0℃タイプのため、特にお弁当の冷却におすすめでしょう。夏などの暑い時期のお弁当には「保冷剤」が必須でしょう。
■商品詳細
冷却温度|0℃
凍結時間|ー
サイズ|W18×D15×H2.8cm
重量|500g
おすすめ8:キャプテンスタッグ 保冷剤 時短凍結 スーパーコールドパック
キャプテンスタッグのハードタイプです。サイズも豊富で、使用シーンに応じて選ぶことができます。パッケージに「たべられません」と記載されているため、誤食防止になり小さいお子さんがいる家庭でも安心して使用できるでしょう。
■商品詳細
冷却温度|0℃
凍結時間|24時間
サイズ|W19.6xD12.1×H3.3cm
重量|500g
おすすめ9:トルネ 保冷剤 カラフル保冷剤 5個入 P-3179
今回の16選の中でもコンパクトな「保冷剤」です。1パッケージ5個入りで、すべて色が異なりカラフルなので、お子さんのお弁当にもおすすめ。雪の絵柄もプリントされており、かわいいおしゃれなデザインです。
■商品詳細
冷却温度|0℃
凍結時間|ー
サイズ|W4×D11.8cm
重量|ー
おすすめ10:キャプテンスタッグ 保冷剤 スーパーコールドパック M-6927
「保冷剤」には珍しい紫色の商品です。注意しておきたいのが、凍結まで48時間かかるところです。丸2日間かかるため余裕を持って準備しておくことが必要です。
■商品詳細
冷却温度|ー13℃~ー16℃
凍結時間|48時間
サイズ|W24.6xD22.8xH3.6cm
重量|800g
おすすめ11:アサヒ興洋 保冷剤L 500g
0℃タイプですので、食品の冷却はもちろんのこと、発熱時などのアイシングにも使用可能で、ほかにもさまざまなシーンで使用できるため非常に便利です。価格もお手頃で、まとめ買いにおすすめです。500gで厚さ1.5cmのかなりスリムなタイプになっています。
■商品詳細
冷却温度|0℃
凍結時間|10時間
サイズ|W22.5×D14.5×H1.5cm
重量|500g
おすすめ12:ダイワ(DAIWA) CPアイス S 925976
ダイワの6Lクーラーボックスの底面に丁度いいサイズの「保冷剤」で、併せて使用するのもおすすめです。「保冷剤」の中身が低粘度タイプで、凍結するときに状態を判断しやすいのがメリットです。
■商品詳細
冷却温度|ー16℃
凍結時間|24時間
サイズ|W22×D14×H2.5cm
重量|580g
おすすめ13:ネオアイス フロスト ハード
8Lのクーラーボックスに対してこの「保冷剤」1つで冷却可能です。氷点下タイプですが、アイシングにも使用可能。また-5℃が24時間持続(目安)するので、長時間使用できることが特徴となります。凍結までは12時間で約半日かかります。
■商品詳細
冷却温度|ー5℃
凍結時間|12時間
サイズ|W13.7xD19.7×3cm
重量|550g
おすすめ14:山善 キャンパーズコレクション ソフトパワークール -16℃
800g・300g・150gとサイズ展開も豊富で使用するシーンに適したものを選ぶことができます。こちらはソフトタイプ、山善でハードタイプをお探しの方は1番目の「1:山善 キャンパーズコレクション パワークール -16℃」がおすすめです。
■商品詳細
冷却温度|ー16℃
凍結時間|ー
サイズ|W22xD14xH3.5cm
重量|800g
おすすめ15:ホームネオアイス ソフト 550ml
氷をそのままの状態で15時間持続させることが可能です。携帯冷凍庫として、停電時の食品冷凍にも使用できます。災害時の非常食と同様、一家に一つあってもいいでしょう。
■商品詳細
冷却時間|ー13℃
凍結時間|12~24時間
サイズ|W16xD22xH3cm
重量|550g
おすすめ16:TRUSCO(トラスコ) 保冷剤 強冷タイプ
1,100gまでサイズ展開があり、大容量で大人数でのキャンプにも最適です。さらに価格もお手頃なため、使用頻度があまり高くない場合でも手に取りやすいのがうれしい点です。また、持ち手がついているため持ちやすく、とても便利でしょう。
■商品詳細
冷却温度|ー13℃
凍結時間|ー
サイズ|W22.9×D16.4×H3.3cm
重量|760g
「保冷剤」をより長く保たせる方法とは?
おすすめの「保冷剤」16選からお気に入りの商品はあったでしょうか。ここからは「保冷剤」とクーラーボックスを併用し、効果を高める冷やし方のコツについてご紹介します。
クーラーボックスを冷やしておく
クーラーボックスに入れる食材や飲み物をあらかじめ可能な限り冷却しておきます。冷凍できるものは冷凍しておくと、より一層冷却効果を高めることができます。最近は冷蔵庫内の温度を設定できるものも多いため、温度を下げることもおすすめです。
使用時は直射日光が当たらないよう日陰に置き、温度が上がらないようにすることも冷却効果を持続させる大切なコツでしょう。
空間を埋めて使用する
ただ「保冷剤」をいれるのではなく、置き方を工夫することも重要です。クーラーボックスの底に「保冷剤」を敷き、その上に冷却したいものを載せます。そして、隙間にも「保冷剤」を入れ、一番上にも「保冷剤」を置くことでもれなく冷却することができます。
大きいものから小さいものまで、さまざまな大きさをそろえておくと便利でしょう。
凍結に時間をしっかりとかける
「保冷剤」の種類や大きさ、タイプによって凍結にかかる時間は異なります。使いたいときにすぐ使えるよう、事前に凍結にかかる時間を確認しておき、余裕を持って冷凍庫に入れておくことが重要です。完全に凍結させて使用することで十分な冷却効果を得られます。
購入する際は、できる限り凍結時間の短いものを選ぶようにしましょう。
「保冷剤」の注意点
ここまでで「保冷剤」の種類・使い方についてはおわかりになったでしょうか。最後に意外と知られていない「保冷剤」注意点について説明します。
食材を凍らせないように注意
外の気温によってクーラーボックスや袋内などの冷却温度は変動します。そのため凍らせたくないものがある場合は、「保冷剤」をタオルや新聞紙等で包み温度を調節してください。
また、凍らせたいものと凍らせたくないものが混在している場合は、凍らせたくないものをタオルや新聞紙等で包むようにしましょう。
飛行機内に持ち込むときは条件がある
旅行先の空港で冷蔵・冷凍が必要なお土産を購入することもあるでしょうが、「保冷剤」の機内持ち込みには条件があります。
100ml以下の「保冷剤」を、容量1L以下で縦横合わせて40cm以内、さらにジッパーつきの無色透明なプラスチック袋に入れなければならないという厳しい条件があります。プラスチック袋は、1人1つまでであれば持ち込み可能です。
地域や自治体ごとで捨て方が異なる
繰り返し使用する「保冷剤」ですが、当然破損してしまう場合もあります。捨て方についても知っておきましょう。
つい中身を出して捨ててしまいそうですが、そのまま可燃ごみとして捨てることができます。なぜなら吸水性ポリマーが数%で、ほとんどは水でできているためです。
しかし自治体によっては、焼却炉の温度を下げてしまうことから不燃ごみとしている場合もありますので自治体の決まりを確認しておきましょう。
また手や足など、肌に触れる分には問題ありませんが、誤飲した場合どうなるのでしょうか。数%含まれている吸水性ポリマーが、体内の水分を吸収してしまうため大変危険です。お子さんやペットがいるご家庭は取り扱いには十分に注意が必要です。
捨てる以外の再利用方法としては中身を出し、香料と混ぜ芳香剤にする方法などがあります。
「保冷剤」の使い方に合った商品を選びましょう
「保冷剤」はどれも同じだと思われていた方も、ここまで見ていただき使用シーンに合ったものを選ぶことの重要性をおわかりいただけたことでしょう。
食材・飲み物・お弁当など、どのようなものに「保冷剤」を使用するのかによって、商品の選択をすることが必要です。着目すべきは冷却持続時間・冷却温度・凍結時間の3つです。購入するときにはこの記事を参考に、しっかりと合うものを選ぶようにしましょう。
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