韓国ドラマ『ヒーラー~最高の恋人~』感想/あらすじは!?チ・チャンウクの「目隠しキス」はもはや伝説!
2024/11/05
「アジアの貴公子」と呼ばれ韓国のみならず日本・中国などでも高い人気を誇る俳優チ・チャンウク。彫りが深く男らしいキリッとした顔立ちと完璧に鍛え上げられた肉体が魅力です。
2008年に俳優として本格デビューし、2009年にホームドラマ『ソル薬局の息子たち』で注目を集めました。その後次々とドラマに出演し「視聴率王子」と呼ばれるほどのトップ俳優に!
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今回はそんなチ・チャンウクが、日本や中国でも大きな人気を得るきっかけとなった『ヒーラー~最高の恋人~』について、韓流マニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに教えてもらいました。
見どころ満載!ロマンス×アクション×過去を紐解くサスペンスまで!
本当に存在するのか、誰も正体を知らない。人殺し以外ならどんな依頼も完璧にこなすという闇の便利屋「ヒーラー」。孤独に生きてきたソ・ジョンフ(チ・チャンウク)はヒーラーを稼業としながら、相棒のミンジャおばさん以外の人との関わりや世間を避けて生きていました。
そんな時「ある女性を探して調べてほしい」という依頼が入ります。ターゲットはインターネット新聞社で記者をしているチェ・ヨンシン(パク・ミニョン)。ジョンフはパク・ボンスという新人記者に扮し、ヨンシンについて調べ始めます。
記者として事件を追う中、ヨンシンが危険な目に遭う度に必ず現れて助けてくれる謎の存在。ヨンシンはそれがヒーラーだと信じていて、顔もわからないその男に惹かれていきます。それがすぐ隣にいる頼りない後輩ボンスだとは気付かずに……。
そしてジョンフも後輩ボンスとして共に過ごす中でヨンシンに惹かれていきますが、当然自分がヒーラーであることも、ボンスではなく本当はジョンフだということも、打ち明けられません。
ヨンシンを探してほしいと依頼をしたのはスター記者のキム・ムノ(ユ・ジテ)でした。ムノはヨンシンが働くネット新聞社の社長となり、ヨンシンを自分の近くで一流の記者に育てようとします。
ムノが過去に自分が関わった事件にはヨンシンやジョンフ、その親たちまでが関係する因縁が隠されていました。裏社会の悪しき権力によって消し去られた因縁とは……。
それぞれの過去に潜む隠された真実は明らかになるのでしょうか?ヒーラーの正体はバレてしまうのでしょうか?そしてヨンシンやジョンフの恋の行方は!?
見どころ1:ヒーラーの華麗なアクションとプロの仕事ぶり!
危険な依頼も引き受けるヒーラーは何人もの敵に追われたり、列車にひかれそうになったりもしますが、華麗な身のこなしで見事に回避!人目を避けるため、パルクールのような動きで屋根から屋根へ移動!ヨンシンを助けるためならどんな危険な場所にも駆けつけ、正体を見せずに救出!
そんな、とにかく鮮やかでカッコ良すぎるアクションは必見です。
研ぎ澄まされた洞察力と変装術も駆使し、厳重警備がしかれた場所にもいとも簡単に侵入してしまいます。清掃員、警察官、研究員など色々な姿のチ・チャンウクが楽しめますよ。
業界屈指の闇の便利屋、そのプロの仕事ぶりにぜひご注目を!
見どころ2:明るく勇敢なヒロイン、ヨンシンに夢中!
ヨンシンは幼い頃に養護施設を転々とし、養父母に虐待を受けたという深い傷を背負っていますが、人を真っすぐに信じ、困っている人や弱い立場の人を放っておくことができない正義感を持っています。
無鉄砲で怖いもの知らずとも言えますが、大きな敵にも堂々と立ち向かっていく心の強いヒロインです。周りにいる人を見事に笑顔にしてしまう、明るく天真爛漫な姿もとっても魅力的!
ヨンシンを演じるパク・ミニョンは、男装のヒロインを演じた2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』や、日本の漫画が原作の『シティーハンター in Seoul』などで日本でも良く知られています。
近年の作品ではパク・ソジュンと共演した2018年『キム秘書はいったい、なぜ?』で品があり大人の色気漂う女性を演じているので、『ヒーラー』で見せるエネルギッシュで初々しさの残る演技がとても新鮮に感じます。
見どころ3:育ての親との絆に感涙!そして実の親たちが関わる因縁とは?
幼い時に父親を亡くし、母親とも離別した孤独なジョンフ。そんなジョンフを育ててくれたのは父親の親友だったヨンジェおじさんです。ヨンジェはジョンフをヒーラーとして育て、独りでも生きていける術を教え込みます。男同士、大事な言葉を伝え合うどころか喧嘩ばかりですが、その確かな師弟関係に言葉は必要ないのかもしれません。
ヨンシンも養護施設を転々とした後、現在の父親チスに引き取られました。チスの大きな愛情に包まれ、傷を負って心を閉ざしていたヨンシンも明るく育つことができました。
チスは大人になったヨンシンにもいちいち小言をいったり恋愛に口出ししたりしてしまい、溢れるほどの無償の愛情を見せてくれます。
実の親子かどうかは関係ない!それを越えるほどの深い絆がこのドラマの感涙ポイントです!
そしてジョンフやヨンシンの実の親たちにも深いつながりがありますが、その死には疑わしい点がありました。ジョンフ、ヨンシン、ムノは真実を明らかにすべく裏社会の大きな権力と戦います。
その真実が明らかになった時、ジョンフやヨンシンは家族との本当の思い出を取り戻すことができるのでしょうか?過去と現代が交錯する緻密に練られたサスペンスストーリーも見応えがあります。
見どころ4:1人何役もこなすチ・チャンウクの多彩な魅力!
「アジアの貴公子」という呼び名がつくほど高貴な印象の美男子、チ・チャンウク。この作品では全くタイプの違う色々な男性を演じていますが、どの男性も魅力的で選ぶことができません!!チ・チャンウクの容姿だけではなく、多彩な演技力の賜物です。
完璧に仕事をこなす、クールでカッコいいヒーラー。いつもどこか寂し気で放っておけない雰囲気のソ・ジョンフ。怖がりで頼りないけど甘え上手で可愛がりたくなってしまうパク・ボンス。
あなたの推しは誰ですか?
見どころ5:韓ドラ史に残る、切なくも美しい胸キュンシーンの数々!
韓ドラにはラブロマンスの名作が数々ありますが、『ヒーラー』の胸キュンシーンは一味違うと韓ドラマニアの中でも語り継がれています。
窮地にいつも助けてくれるヒーラーに想いを寄せるヨンシンは、正体を知られてはいけないヒーラーの秘密を守るために無理に正体を知ろうとはしません。そこで生まれるのが「目隠しキス」や「2人きりの映画館デート」などの名シーンです。
顔もわからない、声を聞くこともできない、ただそこにいる温もりだけを感じて。そんな切なく美しい名シーンをぜひお見逃しのないように!
ちなみに、このドラマは韓国で爆発的にヒットをした訳ではありませんでした。しかし日本や中国などアジアを中心にチ・チャンウクの魅力が知れ渡るきっかけとなり、ここから中国での歌手デビュー・中国ドラマでの主演・海外各地でのファンミーティングなど、チ・チャンウクは世界に活躍の場を広げていきました。
ぜひ皆さんにも海外各地で認められたチ・チャンウクの魅力を楽しんで頂きたいと思います!
■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。