僕が「育休」を取って、いま思うことを話そう~鈴木おさむさん~

2016/03/25

子育てしながら働く夫婦が増えています。



今は働いていなくても、いつかは・・・・・・と考える方も多いよう。

仕事に家事に子育てに忙しい夫婦が、不平等感なくお互いハッピーに

人生を充実できたら。育休を取って、仕事と育児の両方を経験した鈴木おさむさんの言葉には、そのヒントがいっぱい詰まっています。





「男が育休を取るとき一番気をつかうべきは家族じゃない。仕事で関わる人への感謝を夫婦で表すことが大事だと思う。」


夫が育休を取ることが、まるで夫婦の"美談"のように言われるけど、育休を取ると、多少なりとも、確実にまわりに迷惑がかかる。だから、育休に入る前に、まわりの人たちの負担をできるだけ軽くするようにケアをしておくことが大事だと思います。

妻もそれをよく理解して、たとえば夫の部下に「このたびはご迷惑をおかけして大変申し訳ありません」とお詫びと感謝の手紙を書くとか。

そんな心遣いが、育休後、会社に戻りやすくするんじゃないかな。



「両方を経験してわかった。子育ては素晴らしいしものすごく大変だけど、あえて言おう。男の仕事の世界も、マジでつらいよ。」


「1日中、子どもの世話に追われているより、外で働いた方がラク」というお母さんの悩みをよく聞きます。今回、子育てと仕事を両方経験してみて、僕が思ったこと。

子育てがどんなに大変かが身に染みてわかった。でも、男の仕事の世界もマジでしんどい。出世欲と見栄とプライドが渦巻いているからね。だいいち、赤ちゃんには罪はないけど、大人には罪があるよね。悪意や敵意もあるから。でも、男は見栄っぱりだから妻に仕事の弱みは見せられない。夫は、子育てのつらさを理解し、妻は、男の仕事の厳しさを気遣う。お互い認め合ったら、もっとうまくいくんじゃないかな。



「妻が1月に仕事復帰。さっそくロケで5日間不在。妻の活躍を支えるのも、これからの夫の度量だと思う。」


妻が番組のロケで5日間、海外に。初めて、子どもと1対1で向き合うことになりました。この5日間で父子の距離がグッと近くなったと思う。昼間は寝かしつけられるけど、夜は大丈夫かと不安もあったけど、それもできたし。妻が仕事に復帰することができて、番組のスタッフが僕にすごく感謝していると聞いてうれしかった。子どもは、2日目まではさびしがったけど、そこから強くなった感じ。妻のほうがさびしかったみたいで、帰ってきたら号泣でした(笑)。

子育てや家事を協力し合い、妻が仕事に全力投球できるようにするのは、夫の度量がかかっているんじゃないかな。



「子育てが男性に与える影響は……人生の大切な順番がわかって、いい意味で仕事に「あきらめ」をつけられるようになること。」


子どもを起点に物事を考えるようになると、仕事に対するスタンスが変わります。特に、優先順位のつけ方。出世や収入にばかり執着しなくなるとか。逆にもっと仕事を頑張るようになるとか。あとは、子どもを通して視野が広がることも。夫婦に関して言うと、初めて協力し合うようになりました。



いかがでしたか。とっても心に沁みる言葉です。


そんな鈴木さんも出演するフェス「あしたのわたしフェス」が渋谷ヒカリエで開催!

なんと合計1,500名の方を無料でご招待いたします。

残念ながら、女性のみ。男性の方はごめんなさい。

参加応募の締切は2016年3月28日9:59まで!

今すぐ応募してくださいね!

 →『サンキュ!』創刊20周年イベント「あしたのわたしフェス」


さらに、鈴木おさむさん待望の連載が雑誌『サンキュ!』5月号よりスタート。

2016年4月2日(土)発売です。お楽しみに!




【鈴木おさむさん

1972年生まれ。19歳で放送作家としてデビュー。バラエティーを中心に多くのヒット番組を担当。舞台の作演出、脚本や小説の執筆など多方面で活躍。妻は「森三中」の大島美幸さん。2015年6月、第1子・笑福(えふ)くんが誕生。

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