8割の女性が悩んでいる【仕事と家庭の両立】子どもと向き合いたいのに…家事は誰がやる?キャリアは?
2024/08/12
「サンキュ!モニター調査」では、「仕事と家庭(子育ても含む)の両立で悩んだ経験はありますか?」というアンケートを実施。多くの女性たちから回答を得ることができました。働きながら子育てをしている女性も増えた今、みなさんがどんなことに悩んでいるのか、心の内を聞いてみましょう。
8割近い人たちが「悩んでいる」
「仕事と家庭(子育ても含む)の両立で悩んだ経験はありますか?」という質問をしたところ、8割近い人たちが「はい」と答える結果に。とくに、子育て中のママたちから、辛く苦しい思いがあふれるコメントが多く寄せられました。具体的にみていきましょう。
子どものことで仕事を休みがち
とくに多く聞かれたのが、子どものことで仕事を休みがちになってしまうことでした。
「子どもの具合が悪くなり休みを取ると、誰かに仕事をたのまなければならない。でも、職場の反応を気にしてしまい、電話連絡をすることもストレスになっています(30代前半)」
「子どもの学校行事で休みを取るとき、申請を出すと職場から嫌な顔をされるのが苦痛です(40代前半)」
「子どもの急な発熱。病児保育に預けていくと、まわりから『かわいそうだ』と言われ、休みを取ると職場のたいへんさを思い、胸が苦しくなります(29歳以下)」
かまってあげられないことへの罪悪感
子どもと向き合いたいのに、十分な時間が取れないことへの罪悪感も多く聞かれました。
「甘えたい時期だと思うのですが、仕事で疲れ果てて帰ったあとに、家事をこなしながら、子どもと向き合う時間はありません。とても苦しいです(40代前半)」
「休みの日は、平日のたまった家事をこなさなければならず、毎日がバタバタ。子どもとゆっくりと遊ぶ時間などありません。悲しくなることがあります(30代後半)」
「役職もあり、仕事が好きです。でも、保育園に預けている子どもから『早く家に帰りたい』と言われました。キャリアもあきらめたくないし、子どもにもさびしい思いはさせたくない…(30代後半)」
「1年生の子どもが体調をくずしたとき、仕事を休むことができず、家でひとりで留守番をさせてしまいました。自分は親失格だと思いました(30代後半)」
仕事を続けられない…
さまざまな事情で仕事を続けられなかった、あるいは仕事先が見つからないという人も。
「フルタイム勤務でしたが、小学校の学童に入ることができませんでした。生活のために働いていましたが、子どもにこれ以上さびしい思いをさせたくないと退職しました(40代前半)」
「職場復帰したものの、お迎えの時間までにやらなきゃ…という焦りから、産前にはなかったようなミスを連発。ストレスで体調をくずし、退職しました(40代前半)」
「外で働くことが大好きです。面接を受けているのですが、子どもに病気があり、理解をしてくれる就職先を見つけることがむずかしいです(30代後半)」
「子どもが学校に行き渋るようになり、そのサポートもあり、外で仕事をすることができなくなりました(40代前半)」
パートナーへの不満
多く聞かれたのがパートナーから協力が得られないということ。
「ふたりでフルタイム勤務ですが、夫は料理をしてくれません。朝の7時から夜の7時半まで仕事をしても、わたしがごはんをつくらなければいけない(40代後半)」
「どちらが家事をするかでいつももめます。ごはんを外で買ったり、掃除を業者さんにたのんだり、出費がかさみます(30代後半)」
「夫は家事、育児はなにも手伝ってくれませんでした。お願いしても逆ギレされるような状況。必死で仕事と子育てをしてきました(40代後半)」
「フルタイム勤務ですが、保育園や習い事の送迎、地域の役などもすべて私でした。夫は『男は残業があたりまえ』という会社に勤めており非協力です。夫だけでなく夫の会社側も考えを改めない限り、いつまでたっても女性ばかりが家事育児をになうことになってしまいます(40代後半)」
まとめ
仕事と家庭の両立についてアンケートは、女性たちの苦しい思いが次々とあふれだす結果となりました。急な休みをとらなければいけないときの申し訳なさ、子どもにかまってあげられないことへの辛い思い。そして、収入を得なければいけない、キャリアを積みたいのに退職をせざるを得なかった環境。非協力的なパートナーへの不満など。
アンケート結果にもあった、「夫も、夫の会社も理解をしてほしい」という切実な言葉。子育て中の人だけでなく、女性の「仕事と家庭の両立」は、社会全体で考えなければいけない大きな問題であることがよくわかります。みなさんはどう感じられましたか?
※サンキュ!モニター調査より(2024年3月実施、回答者238人)