ストックホルムで暮らす日本人女医の暮らしって?平日の子どもの世話は車いすのパパの役目

2021/11/09

オンとオフを切り替えてプライベートを犠牲にしない!週末は森と海が近くにあるサマーハウスでのんびり過ごします。家事や育児も男女平等が当たり前の国&バリアフリーが充実しているスウェーデン。暮らしぶりをのぞいてみました。

<教えてくれた人>
外科医師 宮川絢子さん(56歳)
住まいは3LDKのマンション(持ち家)。スウェーデン人の夫(52歳)と双子の男女(9歳)の4人家族。結婚を機に07年にスウェーデンに移住し、不妊治療を経て出産。スウェーデンの医師免許を取得し病院で働く。

【平日】子どもの世話はパパがメインで担当

日本で外科医師をしていたときは激務で、どうしても仕事優先でしたが、スウェーデンは「プライベートを犠牲にしない」という考えが徹底されているので、外科医師といえどもほぼ決まった時間に帰宅できます。ふだんはスウェーデン人の夫のほうが仕事が早く終わるので、双子の世話をメインで担当。家事や育児もスウェーデンでは男女平等が当たり前です。子どもたちは学校の宿題はあまりないのですが、日本語の勉強を家でやっています。

スウェーデンの物価は?

1スウェーデン・クローナ=12.47円(21年8月21日現在)

ランチ 1500円程度
コーヒー 500 円程度
卵1パック(12個)400円程度
牛乳 1本(1L)130円程度
コーラ(500ml)250円程度

平日のTime Schedule

5:30 起床。仕事や準備など
6:45 出勤。子どもたち起床
7:30 勤務先の病院に到着
16:00 夫と子どもが帰宅
17:00 退勤。夫と子どもたちが夕食
18:00 帰宅。夕食
19:00 子どもたちの勉強をみる
21:00 子どもたちは就寝。
仕事や雑用
22:00 就寝

オンとオフはきちんと切り替えプライベートを大切に

平日の夕食作りはパパ担当!

先に帰宅するパパが夕食準備。車いすでも料理しやすい台所。

車いすでベビーカー押してました

バリアフリーが充実しているスウェーデン。車いす生活での子育て環境も整っており研究者のパパが双子のお世話を小さいときから担当。

双子が小さいころは、近所の保育園にも車いすで送迎!

【休日】週末は森と海がそばにあるサマーハウスでのんびり

ふだんはストックホルムのマンション暮らしですが、週末は仕事がなければ車で1時間ほどのサマーハウス(別荘)へ。これはスウェーデン人にとっては、ごく当たり前のライフスタイル。わが家は土曜日に双子の日本人補習学校があるので、それが終わってからサマーハウスに移動して、庭いじりや、近くの海や森へ出かけて楽しみます。

休日のTime Schedule

7:00 起床
8:00 朝食
10:00 庭仕事
12:00 昼食
14:00 森や海で遊ぶ
17:00 夕食の準備
18:00 夕食
19:00 子どもたちは勉強
20:00 家族でのんびり
22:00 就寝

週末は郊外のサマーハウスでのんびり。みんなそろって外のテラスでにぎやかに食事をしながら夏を堪能!

夏の間はバルコニーがリビング代わり。

ブルーベリー摘みや魚釣りも!

参照:『サンキュ!』2021年11月号「今行きたいあの国の平日と休日にお邪魔します!」より。掲載している情報は2021年9月現在のものです。撮影/宮川絢子 構成・文/工藤千秋 編集/サンキュ!編集部

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