貯め達人にアンケート取材をしたところ、ほぼ全員が「キッチンで過ごす時間」も「家族と食卓を囲む時間」も「幸せ」と回答!そんな達人たちの"ぜいたく"とは?キッチンと食卓を覗いてみました。
1 キッチンツールは気持ちよく使える物だけ
貯まる人は、自分と相性がよい道具にこだわり、とことん大事に使います。自炊がラクになれば、ムダな外食も減。安い道具を頻繁に買い替えるより経済的で、賢いぜいたく!
調理がはかどる"いい鍋"をそろえる
フィスラーの圧力鍋は、調理を時短したい私の相棒。もう15年の仲です。ほかの鍋は、そのまま食卓に出せる見栄えのいいものを揃えてます。
T・Rさん
再加工できるフライパンで気分よく料理!
フッ素樹脂を塗り直せるフライパンを使っています。費用はかかりますが、新品同様になり、ゴミも出さずにすむから幸せな気持ちに!
Mさん
鉄のフライパンを大切に育てています!
使い込むほど少量の油でも食材がくっつかなくなり、おいしく焼けます。焦げてもたわしでゴシゴシ洗え、使い勝手もバツグンです。
Tさん
2 キッチンに心がほぐれる"仕掛け"をつくる
アンケートでは、キッチンに置ける小さな癒やしにお金を使う人が多数。気持ちがなごむ、自分のためだけのアイテムは、毎日の作業を"義務"ではなく、楽しみに変えてくれます。
お花の定期便でキッチンに花を絶やさない
バタバタと調理していても、お花が目に入るとほっこり。余裕を取り戻せます。しかもなぜか、懸賞によく当たるように!
K・Rさん
作り置きタイムはタブレットで映画を流しながら
大好きなディズニー映画を流していると、キッチン作業もウキウキ♪面倒だった作り置きも、今はまったく苦になりません。
Uさん
動画見放題月770円
3 おいしい果物で明日への元気をチャージする
果物は、食卓の四季。"旬"は心が潤うからと、欠かさない人が多数。朝食に、おやつに、デザートに。幅広く出せてビタミンもとれるから、実用性の高いぜいたくなのです。
とびきり甘~い"ゴールドキウイ"を指名買い!
グリーンキウイより少しお高めですが、甘くておいしい!ビタミンCもたっぷりとれるから、健康と美容のために続けてます。
Pさん
1個128円
旬の果物で季節を感じる
週に一度は旬の果物を買って朝ごはんに。子どもたちも、ぶどうや梨を見れば"秋だねー"と、季節を感じてくれているのがうれしい♪
Uさん
週1000円以内
4 好きな物を思い切り食べる"チートデー"を決める
一歩間違えれば浪費になるぜいたくは、「この日」と決めて取り入れるのが達人のポイント。「食の煩悩」を解放していい日をつくることで、毎日のモチベーションを保つ力に変えています。
木曜朝は「甘い菓子パンデー」金曜夜は「揚げものデー」
親も子も疲れが出る木曜朝は、甘い菓子パンで元気を回復!金曜夜は揚げたての鶏天を好きなだけ食べ、家族みんなで笑顔に♪
M・Rさん
菓子パン約500円
鶏天(1kg)約1000円
週に1回夫とコンビニスイーツの会を開催!
週末のコンビニタイムが楽しみすぎて、平日によけいな欲がおきません。最近はローソンのアイスNo.1決めで、大盛り上がり(笑)。
N・Mさん
スイーツ2~3種約650円
5 朝ごはんに"ごちそう"を食べると豊かな気持ちになる
朝ごはんでほんの少しぜいたくし、家族の体と心を元気にするという声も!上々の気分でスタートすれば、仕事や勉強のパフォーマンスも向上。お金のかけがいがあります。
旅行代わりに朝ごはん用の食材をお取り寄せ
紀州の釡揚げしらす、好きなカフェのマフィンやスコーンを時々取り寄せて、いつもと違う朝を。旅先にいるようなぜいたくな気持ちに!
Tさん
釡揚げしらす(1kg)約2800円
毎日食べるからこそ、おいしい食パンを指名買い
朝ごはんは大切。どんな日も「食べたい」と思ってほしいから、食パンや卵は少しぜいたくな物を選び、フルーツも2種類添えています。
T・Aさん
1.5斤590円
6 日本人最大のぜいたくは、お米の甘みを感じる瞬間
おいしい白米の感動があれば、安いおかずでも充分満足できる食卓に!少しこだわるだけで、毎日ぜいたく気分が味わえるから、お米はケチらない派が多くいました。
精米したてにこだわる
お米は農家さんから玄米を購入し、週1で少しずつ精米。精米したてのお米はとびきりおいしく、それだけでごちそう感が!
Sさん
<ぜいたく上手な皆さん(50音順)>
・Uさん(静岡県 32歳)
世帯年収: 520万円
総貯蓄額: 3000万円
食費: 月4.5万円
【ここは節約!】
「野菜は農家さんの直売所に通い、少しでも安く。特にこだわりがない調味料は、お得な業務用やスーパーのプライベート商品を使ってます」。
・K・Rさん(静岡県 33歳)
世帯年収: 700万円
総貯蓄額: 1050万円
食費: 月5万円(日用品費含む)
【ここは節約!】
「牛肉などのおいしいお肉は、ふるさと納税をフル活用!ふだんお店で買うお肉は、100g100円以下の物だけって決めてます(笑)」。
・Sさん(滋賀県 43歳)
世帯年収: 600万円
総貯蓄額: 1300万円
食費: 月6万~7万円
【ここは節約!】
「野菜は夫が家庭菜園で作ってくれるので、ほぼ買いません。きゅうりがない時期はポテサラにピーマンを使うなど、ある野菜でしのぎます!」。
・T・Rさん(北海道 44歳)
世帯年収: 680万円
総貯蓄額: 1200万円
食費: 月4.8万円
【ここは節約!】
「大量に消費する牛乳は、スーパーより安いコンビニやドラッグストアで購入。野菜が高い時期は冷凍品で代用して、簡単に予算を上げません」。
・Tさん(東京都 41歳)
世帯年収: 800万円
総貯蓄額: 2000万円
食費: 月5万円
【ここは節約!】
「服やメイク、基礎化粧品はこだわりがないので削りどころ。株主優待でまかなえるものはまかない、現金での支出は最低限に」。
・T・Aさん(兵庫県 39歳)
世帯年収: 560万円
総貯蓄額: 2000万円以上
食費: 月5万円
【ここは節約!】
「固定費はムダに払い続けたくないから、小まめに見直しています。格安SIMにもいち早く乗り換え、通信費は常に最小コストを意識!」。
・N・Mさん(広島県 40歳)
世帯年収: 488万円
総貯蓄額: 500万円
食費: 月6万円
【ここは節約!】
「週末は奮発したいから、平日の食事は節約。冷蔵庫の食材を食べ切るのは基本だし、パンは手作り、お酒も発泡酒ときっちりメリハリ!」。
・Pさん(兵庫県 34歳)
世帯年収: 400万円
総貯蓄額: 2000万円
食費: 月8万円(日用品費含む)
【ここは節約!】
「車はカーシェアを利用して、駐車場代や保険料、税金などの維持費をまるっと節約。必要なときだけ借りるほうが、経済的と判断しました」。
・M・Rさん(熊本県 37歳)
世帯年収: 580万円
総貯蓄額: 1130万円
食費: 月4.5万円
【ここは節約!】
「消耗系の日用品にはお金を極力使いません。タオルはいただき物をありがたく使い、すぐ汚れる子どもの制服の白シャツも、迷わず最安値で」。
・Mさん(神奈川県 35歳)
世帯年収: 500万円
総貯蓄額: 3000万円
食費: 月3.5万円
【ここは節約!】
「食材は、価格が安くて味もよい『旬』の野菜や果物を中心に購入し、一度買った食材は、とにかく無駄なく使い切ることを徹底しています」。
※価格は編集部調べ、または購入当時の目安です。世帯年収はすべて手取りです。
参照:『サンキュ!』2021年12月号「実はコスパ最強。"ぜいたくな暮らし"の源はキッチンと食卓にありました。」より。掲載している情報は2021年10月現在のものです。撮影/鮫島亜希子 編集/サンキュ!編集部