【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第31回
2017/10/24
出産後、専業主婦をしていた美久は、再就職しコールセンターのオペレーターに。オペレーターの仕事に不満はなかったが、「やはり正社員になりたい」と一念発起して、転職活動をした。薬局の事務の正社員に応募するも不合格。しかし、「パートなら採用できる。パートから正社員になる道もある」と聞いて系列のドラッグストアで販売のパートに。仕事も家庭もバタバタの毎日を送っている
前号までのあらすじ
登場人物山村ファミリー
山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女
スキルアップはどうすれば?勉強会に参加してみよう!
<働きママンはみ出しコラム>
キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)
「女性活躍推進」の時流に乗って、 女性対象の勉強会や研修会が増加中
女性の活躍推進が叫ばれる今、各地方自治体や民間主催の女性に向けた再就職やキャリアアップ関連の勉強会・研修会が増えてきています。内容は多岐にわたり、特定分野のスキルを身につけるもの、ビジネスマナー、マネジメント、コミュニケーションのスキルアップ、起業関連など。ただし、公共団体以外での無料の研修会は、教材の販売など、ほかの目的がないとも限りません。どんな団体のどんなものかよく調べてから申し込みましょう。
勉強会、研修会に出るときの 注意点を知っておきましょう
勉強会、研修会でもテーマによっては、デリケートな問題が発生するものもあります。例えば、再就職についての講座。もしかしたら、再就職の講座に参加したことを隠したい人もいるかもしれません。見聞きした個人情報については講座内にとどめ、他言しないようにしましょう。地元開催のものの場合、だれの耳に入るかわからないので特に注意を。
今の仕事の関連資格を取ると 手当がついたり時給が上がる場合が
今、働いている人の場合、仕事関連の資格を取ると、資格手当がついたり、時給が上がる場合があります。今回、話題の「お手伝い研修」「抱っこソムリエ」は、そのものズバリの資格はないものの、「ホスピタリティ検定」というビジネスや日常生活でホスピタリティを発揮して、相手の立場になって対応をするための基本的な能力を確認する検定試験があります。職場によって時給は上がらなくても、配置や異動に関して有利になる資格があるかもしれませんので調べてみましょう。
マンガ/おぐらなおみ