読み聞かせに選ぶ本は?年代別お気に入り本を紹介!
2022/03/14
ママと顔を寄せ合って空想の世界を楽しむ。そんな読み聞かせの時間が大好きなお子さんも多いことでしょう。サンキュ!モニターアンケートでは「どのくらいの頻度で読み聞かせをする?」「子どもが好きな本は?」など、読み聞かせに関する疑問を調査しました。
読み聞かせの頻度は、子どもの年齢が関係している
どのくらいの頻度で読み聞かせをしているかを聞いたところ、「毎日」が34%と一番多い回答でした。
未就学の子どもがいる家庭は読み聞かせをすることが多く、7歳からは減少傾向に。自分で本が読めるようになるまでは、読み聞かせで本とふれ合う機会をつくっている人が多くいるようです。
つづいて年代別にどんな本を読んでいるのか、また子どもの反応について見ていきましょう。
お気に入りの本 0~2歳編
話し始めるくらいまでの子どもには、ものの名前や数の数え方を教えてくれる本、簡単な言葉の繰り返しが多い本などが人気です。
<アンケートの声>
「いないいないばああそび」 きむらゆういち
いないいないばあをするたびに両手でバンバン本を叩いたり、声を出して笑ったりしています。(0歳 男の子)
「だるまさん」シリーズ かがくいひろし
「だ・る・ま・さ・ん・が」に合わせてゆらゆらすると、すごく喜びます。(1歳 男の子)
「きいろいのはちょうちょ」 五味太郎
真似をして読んだり、本の内容を覚えているので先の言葉を言ったりしています。(1歳 女の子)
「123のゆめみてる」 オークリー グラハム
各ページの登場人物を言ったり、覚えたりしています。数を数えたり、どこにいるか探して遊んだりもします。(2歳 男の子)
「どうぶついろいろかくれんぼ」 いしかわこうじ
いっしょに動物や色の名前を言ったりします。(2歳 女の子)
お気に入りの本 3~6歳編
ある程度の言葉が理解できる時期の子どもは、何度も読み聞かせてもらうお気に入りの本を暗唱してしまうことも。
また、内容を理解して感情を表すようになるのも、この世代からのようです。
<アンケートの声>
「ピーのおはなし」 木本百子
母犬の後ろに赤ちゃん犬が隠れている場面でいつも「赤ちゃんがいるで」と、話に先立って親に教えてくれます。(3歳 女の子)
「バムとケロ」シリーズ 島田ゆか
登場人物を観察して「この子、眠そうだね」や、虫を探して何匹いるかなど話しています。(4歳 女の子)
「よるくま」 酒井 駒子
寝る前に読みますが、安心したような表情になります。(4歳、1歳 男の子)
「おおきな木」 シェル・シルヴァスタイン
初めて読み聞かせたときに、ポロポロ涙をこぼしました。どうしたの?と聞いたら「感動した」と言っていました。(5歳 男の子)
「おかあさんがおかあさんになった日」 長野ヒデ子
娘は出産がとても大変なことだと理解したらしく、「ママが産んでくれてよかった」と手紙に書いてくれました。(5歳 女の子)
お気に入りの本 7歳以上編
小学生以上の子どもにはむずかしい言葉を説明したり、感想を話し合ったりすることも。本の世界に入り込んでいるのがわかります。
<アンケートの声>
「頭のいい子を育てるおはなし366」
昔話や怖い話も好きで、集中して聞いています。(7歳 女の子)
「ハリー・ポッター」シリーズ J・K・ローリング
内容について疑問に思ったことや、考えたことなどを話します。(8歳 女の子)
「10歳までに読みたい世界名作」シリーズ
文字を目で追いかけ、むずかしい言葉は尋ねて、物語に集中しています。(8歳 男の子)
「おおどろぼうホッツェンプロッツ」 オトフリート・プロイスラー
印象的なシーンは、次の日もまた話してくれたりします。(8歳 男の子)
読み聞かせた本で笑ったり、泣いたり、知ったり、考えたり。子どもは本から、たくさんのメッセージを受け取っているのが見えてきました。そんなひとときを、ママもいっしょに楽しめるといいですね。
※『<サンキュ!>子どもとゲーム・読書、年末年始の暮らし方についてのアンケート』(2021年11~12月実施、回答数370人)。
※掲載された情報は2021年12月5日までに収集した情報です。