【1月のアクション】野菜の食品ロスを防ぐ工夫
2022/01/18
やってしまいがちなフードロス。野菜をなるべく使い切ればSDGsにも◎。キャベツの外側など捨てられがちな部分こそ栄養価が高い!冷蔵や冷凍保存でおいしく、ほんのひと手間で長持ちさせるマル秘テクをご紹介します。
<教えてくれた人>
食品ロス削減アドバイザー 島本美由紀さん
料理研究家。食品保存や冷蔵庫収納を提案し、消費者庁「令和3年食品ロス削減推進大賞」で賞を受賞。著書に「ムダなく使い切れる!冷蔵庫収納術」(コスミック出版)など。
What's SDGs?
【持続可能な社会のための世界の目標】
SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、15年に国連サミットで193の国と地域が採択した17の目標のこと。環境や貧困についてや、働きがいやジェンダー平等など幅広い目標があります。
SDGsの17の目標
【1】貧困をなくそう
【2】飢餓をゼロに
【3】すべての人に健康と福祉を
【4】質の高い教育をみんなに
【5】ジェンダー平等を実現しよう
【6】安全な水とトイレを世界中に
【7】エネルギーをみんなにそしてクリーンに
【8】働きがいも経済成長も
【9】産業と技術革新の基盤をつくろう
【10】人や国の不平等をなくそう
【11】住み続けられるまちづくりを
【12】つくる責任つかう責任
【13】気候変動に具体的な対策を
【14】海の豊かさを守ろう
【15】陸の豊かさも守ろう
【16】平和と公正をすべての人に
【17】パートナーシップで目標を達成しよう
野菜の食品ロスを防ぐ工夫
今日からSDGsを実践しよう!
●冬野菜を長もちさせる保存方法
野菜の上手な保存方法を知り、使い切ることで食品ロスを減らしましょう。野菜がいたむ主な原因は切り口の水分。水けをしっかり拭き取ってから冷蔵を。冷凍するときは調理しやすいサイズに切っておけば、使うときに時短に。今回は"冬野菜"の保存法をご紹介!
ほうれん草・小松菜
【冷蔵】購入した袋のまま、立てて保存(野菜室で1週間)。
【冷凍】ざく切りにして冷凍用保存袋へ。自然解凍して、小松菜はそのまま、ほうれん草は水でアクを洗い流して料理に使う(冷凍室で3~4週間)。
ペットボトルを切ってスタンド代わりに!
大根
【冷蔵】切る前の物は新聞紙で全体を包む。使いかけの物は切り口をペーパータオルで覆ってポリ袋に入れて保存(野菜室で10日間)。
【冷凍】使いやすい大きさに切って、冷凍用保存袋に入れて冷凍(冷凍室で1カ月)。
白菜
【冷蔵】1株の場合は新聞紙で包み、立てて保存(冷暗所で2週間)。使いかけは切り口をペーパータオルで覆いラップで包む。中心部から先に食べると栄養が外葉に蓄積され全体が甘くなる(野菜室で1週間)。
【冷凍】ざく切りにして冷凍用保存袋に入れて冷凍(冷凍室で3~4週間)。
使い切れるミールキットはママにも環境にもやさしい!
使い切れる食材がセットになったミールキットは、食品ロス解消にもおすすめ。生活クラブの「ビオサポ食材セット」は、10~15分ほどの調理時間で2~3人分のメインができ上がる便利なセット。国産素材中心で、野菜たっぷりなのもうれしいですね!
ビオサポ食材セット「野菜たっぷり回鍋肉」¥964(税込み)/生活クラブ連合会
生活クラブ連合会 https://seikatsuclub.coop/
参照:『サンキュ!』2022年2月号「今日から親子でちょっぴり"SDGs生活"始めます!」より。掲載している情報は2021年12月現在のものです。イラスト/まいこ 構成/岡部さつき(風讃社) 取材・文/工藤千秋 編集/サンキュ!編集部
今月のテーマはコレ!
【12】つくる責任つかう責任