今現在、子どもたちに流行っているハンドスピナー。「なんで、これにこんなにハマっているの?」と不思議に思っているあなた。ほら、思い出してみてください。子どものときに大好きだった、ちょっと変わったおもちゃありますよね? そう、あなたの記憶を呼び起こす、すっばらしい殿堂入りおもちゃたちを、私S井ロシアンがその歴史をリポートします。
海軍のエンジニアが落ちていくバネを見て誕生した「スリンキー」
この神々しいまでにフルメタルなバディ、覚えていますよね? スリンキーと呼ばれ、他にもトムボーイという名前でも発売された、階段を落ちるユニークなやつ。1940年代のアメリカ海軍のエンジニア、リチャード・ジェイムズ氏が開発したそう。
今も変わらず1枚20円の「ようかいけむり」は開発者も行方知らず
人にものるが空前絶後の妖怪ブームにものっとり、今も変わらず1枚20円のようかいけむり。指でこするとけむりが出るおもちゃで遊んだ記憶はありませんか? 製造している小林商店に取材をしても、どうしてどのようにこの製品を開発したのか不明。開発の経緯は煙と一緒に消えてしまったとか……。
こちらで買えます。ようかいけむり
カラフルでクリアーなケースに入り今も人気
1978年代に初代スライムが生まれて、パッケージが変わりカラーズが加わって現在も人気。あの独特の触感は「グァーガム」という植物性の物質と蒸留水が主成分だからだそう。
※子どもに与えるときは、口に入れないよう注意しましょう。
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「忙しい世相をノンビリさせたい」思い出誕生した元祖癒し系おもちゃ
やればやるほど夢中になる、中毒性のある水中輪投げゲーム。開発当時の話を聞くと、「当時の忙しい世相を反映して、のんびりしたいゲームを作ろう」と思い生まれたのだとか。
タカラ(現タカラトミー)の株価が上がるほど一世を風靡した「フラワーロック」
1988年に誕生したサングラスをかけたフラワー、それがフラワーロック。懐かしいですよね。真ん中の2体は2008年にリバイバルとして音楽に合わせて踊る、フラワーロック2.0。大人が楽しめるおもちゃの先駆け的存在として世の中を騒がせました。
「番外編」実はすごかった「まとまるくん」
消しくずがまとまって使いやすい消しゴムのまとまるくん。1986年に生まれてから、なんと本が一冊買えるぐらいの進化を遂げていました。シルバーやブラック、ブーツをはいたまとまるくんはもちろん、香りつき消しゴムとしてたくさんの種類が。その中でも「シークレットまとまるくん はらぺこフレーバー」は讃岐うどん、ザッハトルテなどニッチな香りがいっぱいで今も子どもたちに人気。何度も試作を重ねて最強のフレーバーを日々開発と研究をしているそうです。
いかがでしたでしょうか? あの懐かしのおもちゃも一周まわって「新しい」そんな気持ちで楽しいリポートとなりました。忙しさにしなびれているS井はウォーターゲームをメルカリでポチる気満々です!
参照:『サンキュ!』11月号「子どもが夢中になる変なアレのヒミツを探ってきた件。」より一部抜粋
掲載している情報は2017年9月現在のものです
撮影/園田昭彦 取材/中尾巴 文/S井ロシアン(『サンキュ!』編集部)
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