夏の季節が近づいてきて、扇風機コーナーも賑やかになってきました。ダイソーは毎年新デザインの扇風機が発売されますが、今年は昭和レトロブームを反映したのか懐かしい昭和風デザインの扇風機が並んでいました。
若い世代には新しい「昭和風ミニ扇風機」ですが、一定の年代以上の方たちにはとても懐かしいデザインのはず。
ライターのたくたくさんが、昭和時代に使った扇風機を思い出しながら、商品レビューをしてくれました。

コンパクトに再現された昭和風デザインのミニ扇風機
懐かし~~!
ダイソーで「昭和風ミニ扇風機」を見つけたとき、思わず声を出してしまいました。大きさは、500mlのペットボトルより少し小さいミニサイズ。この小さなサイズに昭和の扇風機のデザインを再現しています。
モチーフになっているのは、1970年前後に流行った扇風機のデザインです。実際に当時を知る筆者が考えるに、当時のデザインは
・加工しやすい角デザイン
・シンプルだけど機能的
・原色をワンポイントに使用
・どこの家にもマッチする安心感
といったあたりが特徴でした。しっかりと再現されていることがわかりますね。
角ばったデザインやシンプルな色は、早く大量につくり、安くするためでもあったんだとか。庶民が買いやすい価格になることで、多くの人が同じ商品を買うので、どの家庭にいっても同じような扇風機を見かけたものです。
そういえば1960年~70年代って扇風機に限らず、みんな同じものを持っていたんですよね。高級品は海外製しかなくて、ある意味平等な時代だったのかもしれませんね……。
改めて商品を見ると、ボタン類まで細かく再現されていることがわかります。
・左右の首振り機能
・風量切り替えボタン
・自動切タイマー
といったものが搭載されていますが、じつはボタンとして機能しているのは「風量切り替えボタン」だけ。それ以外はダミーとなっています。でも、こういった細部のこだわりがうれしかったりするんですよね。
「昭和風ミニ扇風機」の使い方
ダイソーの「昭和風ミニ扇風機」の価格は550円。付属物は何もなく、本体から電源供給用のUSBケーブルが出ています。
大きさは、前述のとおり500mlのペットボトルより少し小さいくらいの高さなので、机やテーブルに置いても邪魔になりにくいです。
電源はUSBから取るタイプ。充電式ではありません。電源コンセントに挿したUSB電源アダプタかモバイルバッテリーなどで電源を用意する必要があります。
風量ボタンは3つあるように見えますが、実際は1つのスイッチです。風量ボタンは1回押すごとに「弱風→中風→強風→電源オフ」に切り替わる仕様です。
タイマーと首振りボタンもついていますが、前述のとおりこちらはダミーで動きません。首振りはできませんが、手動で羽を上下左右に動かせるので、お好きな位置に調節できます。
シンプルだけど、扇風機の役割はしっかり持っているので、机に置いて仕事する分には十分な風量でしたよ。
まとめ:仕事中のリラックス効果もある!?
「昭和風ミニ扇風機」を机の上に置いて仕事をしていますが、なんだか気持ちが落ち着きます。私が育った古きよき昭和の時代を思い出すからでしょうか?
昭和っていろいろあった激動の時代だったはずなのですが、子どものころって楽しかった思い出ばかりがよみがえります。
・楽しかった夏休み
・家族で旅行に行ったこと
・兄弟げんかしたこと
・友だちと一緒に遊んだこと
・泳げなくて一生懸命練習したこと
「昭和風ミニ扇風機」ひとつで、そんなことを思い出して懐かしい気分を味わえるなんて思ってもいませんでした。
若い世代には新しく、一定の年代以上には懐かしいデザインの「昭和風ミニ扇風機」。実用的なインテリアとして楽しむのもいいですが、この扇風機を挟んで、おじいちゃんおばあちゃんから「昭和時代の話」を聞くのも楽しいかもしれませんね。
◆執筆/たくたくさん
毎日100円玉をにぎって100円ショップ巡っている50代のオジさん。100円ショップで見つけた小さな幸せを日本中に発信するため、日々奮闘する100均達人。
※記事内の表示価格は、とくに記載のない場合、税込表示です。軽減税率の適用により価格が変動する場合もあります。
※商品情報は記事執筆時点のものです。店舗によっては取り扱いがない場合があります。