子育て中でも取りやすい資格とは?仕事や再就職にも活かせる資格を解説

2022/11/30

転職や再就職で有利になることがある資格。

「子育てに余裕が出てきたから、資格を取って少しでもスキルアップしたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、子育て中でも取りやすい資格について、勉強時間や費用も併せて解説します。

転職や再就職をしようか検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

子育て中におすすめ!仕事や再就職に活かせる資格を解説

仕事や再就職に活かせる資格

子育て中におすすめの資格は以下の通りです。

  • IT係の資格(MOS)
  • 医療事務
  • 幼稚園教諭、保育士
  • TOEIC/TOEFL
  • 日商簿記検定

資格取得は再就職や仕事をする際の自信にもつながります。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

子育て中の主婦が取得したい資格1位は「IT系の資格」?

電気資格研究所JABOが150人に対して行ったアンケートでは、子育て中の主婦が取得したい資格の1位は「IT系の資格」となりました。

IT系の資格としては、WordやExcel、PowerPointを扱う「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」や、ITの基礎知識を習得する「ITパスポート」などがあります。

「PCスキルがあれば子育てしながら自宅で仕事ができる」「再就職のときにも役に立つ」など実用的であることから1位にランクインしたようです。

習得方法 講座受講費用受験費用勉強時間の目安
通信講座通信講座の【MOS365&2019】一般レベル Word&Excel両方コース:29,000円(一括払い) 一般価格:10,780円(1科目)1ヶ月(1日2~3時間程度)

※2022年10月時点の情報です。  

※受験費用はWord 2019:試験概要を参考にしています。   

MOS公式の対策テキストを解き、傾向を把握すれば独学でも十分合格できる可能性があります。パソコンに慣れている人なら2週間程度、初心者でもひと月程度で取得できるでしょう。

合格率が70%〜80%あり仕事に役立つスキルを習得できるので、検討してみてはいかがでしょうか。

2位は「医療事務」 、3位は「幼稚園教諭、保育士」

2位には「医療事務」、3位には「幼稚園教諭、保育士」がランクインしました。

医療事務では、病院やクリニックで受付や会計、レセプト業務をおこないます。レセプト業務とは、患者が負担した以外の医療費を診療報酬明細書に記載し、健康保険組合などに請求する仕事で、病院の重要な業務の1つです。

「資格保有者のみ」と記載の求人も多く、即戦力として働けることが回答の理由にあげられています。

おもな医療事務資格には以下の4つがあります。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))
  • 医科 医療事務管理士(R)技能認定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医療事務認定実務者(R)試験

例として、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))の習得方法や受験費用は以下の通りです。

習得方法講座受講費用受験費用勉強時間の目安合格基準
独学、通信講座、スクール通信講座:3万円~6万円程度、スクール:6万円~9万円程度7,700円3~6ヶ月程度学科・実技の得点率70%以上

※2022年10月時点の情報です。

※受験費用合格基準は一般財団法人 日本医療教育財団「医療事務技能審査試験の概要」を参照

※講座受講費用、勉強時間の目安は株式会社キャリアカレッジジャパン「医療事務資格は独学で合格できる?資格試験の種類と難易度・勉強法」を参照

取得費用は数万円程度で独学でも十分合格を狙えるため、再就職をめざす方におすすめの資格です。

3位の「幼稚園教諭、保育士」は150名のうち30人弱が回答しました。

自分の子育ての経験を活かせることや、人手不足ですぐに働けることが理由にあげられています。

ただし幼稚園教諭になるためには、幼稚園教諭免許状を取得しなければなりません。また文部科学省により認定された大学、専門学校などで幼稚園教諭養成課程を修了する必要があるので、年間100万円以上の費用がかかる場合もあります。

IT系の資格よりも難易度・費用は高いですが、子育て経験を活かしながら働けるでしょう。日中の時間が作りにくい場合は、専門学校の夜間コースや通信コースなどで学ぶのもおすすめです。

「医療事務」「MOS(IT系の資格)」は通信講座ランキングでも上位に

大手の通信講座の人気ランキングでも、医療事務が2位、MOS(パソコン関連)が7位と上位にランクインしています。

医療事務は有資格者のみを募集している病院・クリニックもあるので、就職活動の際には有利に働くでしょう。

「無資格可」の求人であっても知識を習得していることはアピールポイントになります。

またMOSは実務に直結する資格です。役に立たないといった声もみられますが、ExcelやPowerPointを扱うどの業界でも使えるスキルです。事務職の求人では必須条件として記載されていることもあります。

さまざまな習得方法がありますが、通信講座なら家事や育児をしながらでも資格を習得しやすいでしょう。

※2022年1月~5月の大手通信講座サイトでの案内資料請求数によるランキングです。

実際に就職・転職で役に立ったのは「TOEIC/TOEFL」

女の転職typeが880人に行ったアンケートでは、就職・転職で「役に立った」と回答した人の保有資格上位に「TOEIC/TOEFL」がランクインしました。

就職・転職で役にたった資格
出典:女の転職type

TOEICの試験は毎月行われており、受験料は一律7,810円です。TOEFLは全国各地の会場で年間50日以上行われており、通常申込ならUS$245で受講できます。

またスクールや通信講座を受講せずに、在宅で勉強しやすいのも魅力です。

もしグローバル規模で展開する企業に転職を考えているなら、語学力を身につけるとよいかもしれません。

今後も英語が使える人材の需要は高まることが予想されるため、就職・転職面では大いに役立ちそうです。

次いで「日商簿記検定」や「FP」などが役に立った

TOEIC/TOEFLに次いで、日商簿記検定やファイナンシャルプランナーが上位にランクインしました。

簿記は経理職への転職や、営業職、金融関連でも役に立つ資格です。ただし3級では基礎的な知識しかカバーできないので、就職活動を有利に進めたいなら2級を取得するのが理想的です。

実務経験があるとなおよいですが、2級は実務と同レベルとされているため、未経験でも採用される可能性は十分にあるでしょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)は税金・保険・資産運用・不動産などの豊富な知識を持って幅広い視点から、ライフプランを実現させるための提案、アドバイスをする専門家です。

就職・転職、キャリアアップから私生活に至るまで、さまざまな場面で役立つでしょう。

実際に日本FP協会の調査によると、地方銀行や証券会社の約8割が、社員に国家資格であるFP資格の取得を推奨しています。

さらに約7割の企業が「FP資格保有者を入社前に評価する」と回答していることからも就職や転職には役立つといえそうです。

勉強・スキル習得に取り組むメリットは多い

勉強・スキル習得に取り組むメリット
出典:エン転職

具体的なエピソードとしては、「職場の人との会話や部下に説明するときに自信を持って話せた。的確なアドバイスができた。」(28歳女性)や「今まで電気系の仕事でしたが、機械設計の学校に行ったことによって、希望していた機械系の仕事に就けた。」(35歳女性)などがありました。

資格を取得する過程で視野が広がったり、知識を積み重ねたことで自信につながったりすることもあるようです。

勉強やスキル習得に取り組むメリットは多いので、まずは興味のある分野の本を1冊買うことから始めてみてはいかがでしょうか。

確保できる勉強時間や費用を基準に自分に合った資格を選ぼう

人気の高い資格や役に立つものには、金融やIT系など日常生活にも活かせる資格がみられました。なかには、幼稚園教諭免許状のように取得まで数年かかる資格もあります。

医療事務や簿記(3級)の資格試験は難易度が低いため、あまり知識のない方にもおすすめです。とはいえ確保できる勉強時間や費用には個人差があるので、資格の特徴をよく調べながら比較検討しましょう。

できるだけ安くかつ自由に習得したいなら通信講座か本がおすすめ

資格取得のためにはおもにスクール・通信講座・本(独学)の3つの方法があります。できるだけ安く、自由に習得したいなら通信講座か本がおすすめです。

通信講座はスクールより大幅に費用を抑えられるうえ、疑問点は講師に質問でき、不明点を解消しながら学習できます。

本は通信講座よりさらに安く、自由に学べます。費用は教材費のみで受験時期も自分で決められるため、マイペースに学習することが可能です。

自分のペースでなるべく費用を抑えて学習したい方は、通信講座か本を検討するとよいでしょう。

子育て中の副業や在宅ワークで活かせる資格&スキル5選

子育て中に副業や在宅ワークで活かせる資格、スキルには以下のようなものがあげられます。

  • 整理収納アドバイザー
  • ファイナンシャルプランナー
  • 食生活アドバイザー
  • Webライティング
  • 動画クリエイター

それぞれの特徴や仕事での活かし方を見ていきましょう。

整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザーとは、ゆとりある空間を作るための整理収納に関する知識を習得する民間資格です。

ハウスキーピング協会が行っており、3級・2級・準1級・1級とレベル別に分かれています。

詳しい取得方法や費用の一例は以下の通りです。

機関費用勉強時間
通信講座49,400円(3,800円×13回の分割払の総額)※金額には、教材費、指導費、消費税などが含まれます。また2級を在宅で受けられます。4ヶ月程度

※2022年10月時点の情報です。

※参考:ユーキャン

1級はハウスキーピング協会でのみ受験できます。

1級を取得すると人にアドバイスでき、仕事として活かせるようにはなりますが、資格のみで生活するのはむずかしいかもしれません。

しかし取得した知識は家具の配置や整理整頓など、私生活で活かせるので、在宅時間の多い方におすすめです。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは税金や保険、老後、相続などのお金に関する知識を認定する国家資格です。

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)と金融財政事情研究会の2つの団体が行っており、3級・2級・1級とレベル別に分かれています。

詳しい費用や学習期間の一例は以下の通りです。

受験費用学習時間目安合格基準
3級:6,000円、2級:8,800円3級:2~3ヶ月程度、2級:3~5ヶ月程度3級:試験合格(得点率60%以上)、2級:試験合格(60点中36点以上)

※2022年10月時点の情報です。

※学習目安参考:ユーキャン

独学でも十分に合格が狙えるでしょう。しかし取得してもFPだけでできる仕事は多くありません。

資産運用や保険など身近な話題を取り扱うため、生きていくうえでは役立つ資格だといえます。

食生活アドバイザー

食生活アドバイザーは、FLA(Food&Lifestyle Adviser)ネットワーク協会が行う、食と生活に関する知識を認定する資格です。3級と2級に分かれており、1級はありません。

詳しい受験費用や合格基準は以下の通りです。

受験費用勉強時間目安合格基準
3級:5,000円、2級:7,500円3級:2ヶ月程度、3級と2級ダブル受験:4ヶ月程度3級:試験合格(得点率60%以上)、2級:試験合格(得点率60%以上)

※2022年10月時点の情報です。

※学習目安参考:ユーキャン

管理栄養士と異なり民間資格なので、就職に有利になることは少ないですが、食生活に役に立つ知識を習得できます。

家族の健康を考えている方は、取得を検討してみてはいかがでしょうか。

Webライティング

Webライティングは、在宅で身につけられるスキルです。特別な知識や資格がなくても始められますが、

単価は一文字あたり数円や一記事あたり数万円など、専門性や知識の有無によって大きく異なります。納品期限を守っていれば、1日1時間しか取れない人でも自分のペースで進められるでしょう。

またWebライティングスキルを磨けば、記事作成以外にもPowerPointのスライド作成やデザイン作成などにも応用できます。

動画クリエイター

動画クリエイターとは動画制作にかかわる人を指し、フォトグラファーやCGデザイナー、YouTuberも含まれます。

なかでも、在宅で子育て中に取り組みやすいのは動画編集です。カット、テロップ挿入、効果音の挿入などの工程がありますが、カットのみの仕事もあります。

YouTubeやTikTokなど動画コンテンツの需要は高いため、副業でも十分稼げる可能性があるでしょう。

子育て中に資格を取得するコツ

子育て中に資格を取得するコツ

子育て中に資格を取得するためには、「自分が集中しやすい時間をつくること」と「動画サイトで隙間時間を活用すること」が大切です。

以下で詳しく解説していきます。

自分が集中しやすい時間をつくる

まずは自分が集中しやすい時間をつくることが大切です。子どもが寝ている時間や、外出しているお昼の間に学習を進めましょう。

家にいると気持ちが沈んでしまう方は、カフェや公園で作業するのもおすすめです。

まとまった時間が取れない場合は、メモ用紙や小さい教材を持ち歩くと、隙間時間にも学習できます。

動画サイトで資格習得・勉強の方法などを学ぶ

動画なら家事をしながら聞き流したり、隙間時間に勉強したりできます。

簿記であれば基本的な考え方を身につけたり、TOEICであれば英単語を覚えたりするのにも役立つでしょう。

注意点は専門家やその分野に詳しい人の動画を見ないと、誤った知識を身につけてしまう可能性があることです。

なるべく専門家や専門機関が情報発信している動画を参考にしながら、勉強をしましょう。

効果的な記憶方法は「リトリーバル」「インターバル」

知識を効率的に記憶するために「リトリーバル」「インターバル」という方法があります。

テキストを見ずに勉強内容を思い出すのがリトリーバルで、一度学んだ内容を時間を空けて勉強しなおすのがインターバルです。

これらの2つを意識することで効率的に学習を進められるでしょう。

学んだ内容を思い出す際には、声に出したり書き出したりするとより効果的です。インターバルは、翌日、10日後、30日後と徐々に間隔を空けることで脳が活性化し、記憶の定着を助けてくれます。

出典:NIKKEI STYLE

じつは非効率?ノートにまとめる、繰り返し読む

ノートにまとめたり繰り返し読んだりする勉強法では、記憶の定着効果は低いかもしれません。

ノートにまとめることで理解が進む人には有効ですが、そうでない人は勉強した気になっている可能性があります。

また読み直しは、2回目から効果が見込めなくなるといわれています。1日に何度も読むのではなく、時間を空けて知識を定着させるとよいでしょう。

出典:NIKKEI STYLE

まとめ

このページでは、子育て中でも取りやすい資格についてご紹介しました。

最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 主婦に人気なのはIT系(MOS)の資格
  • 実際に転職・再就職で役に立ったのはTOEIC/TOEFL
  • スキル習得で自信が持てるようになる
  • 安く自由に取得したいなら通信講座か本がおすすめ
  • FPは生活に活かせる国家資格
  • 子育て中は集中する時間をつくることが大切

子育て中でも取りやすい資格はMOS、医療事務、FP、簿記です。

通信講座か本で学習すれば、数千円から数万円程度で資格を取得でき、再就職に活かせます。

通信講座なら無料で資料請求できることがあるので、気になった資格があれば取り寄せてみてはいかがでしょうか。

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