ソ・イングク主演『空から降る一億の星』日本ドラマのリメイク!悲しくも美しいラブサスペンスを韓ドラマニアが徹底解説!

2023/02/01

人々を魅了する歌声を持ち、歌手としてデビューしたソ・イングク。

俳優活動を始めるとその演技力も高く評価され、飛ぶ鳥を落とす勢いで次々とドラマに出演し一躍トップ俳優になりました。

そんなソ・イングクが入隊後、兵役免除を受けて復帰作として選んだのがドラマ『空から降る一億の星』です。北川悦吏子が脚本を手がけた日本ドラマが原作。これまでラブコメなど明るい印象の作品が多かったソ・イングクが、悲しい運命を背負った愛を知らない男を演じ切りました。

日本では木村拓哉さんが主演した大人気ドラマの韓国版『空から降る一億の星』を韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに徹底解説してもらいましょう!

韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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あらすじ:一つの殺人事件がきっかけで動き出す男女の運命。彼は悪人か、善人か?

広告デザイナーとして働くユ・ジンガン(チョン・ソミン)は幼いころに両親を亡くし、20歳も歳が離れた刑事の兄ジングク(パク・ソンウン)と2人で暮らしています。

ある日、友人ペク・スンア(ソ・ウンス)の陶芸展に出席したジンガンは、パーティーのドリンクを提供していたビール会社従業員のキム・ムヨン(ソ・イングク)と出会いますが、失礼なことを言われて印象は最悪。
一方でスンアは財閥御曹司の彼氏と揉めている所をムヨンに助けられ、あっという間にムヨンに心を奪われるのでした。

後日スンアから彼氏としてムヨンを紹介されますが、ジンガンは2人の交際を快く思えません。近所に住んでいたことでジンガンとムヨンは、たびたび顔を合わせるようになりますが、飄々としてつかみどころのないムヨンに嫌悪感を隠しきれないジンガン。
しかしお互いに両親がいないことや似たような火傷の跡があることなどから、少しずつジンガンはムヨンに興味を抱き、ムヨンもまたジンガンに心を開き始めます…。

そんななか、ある女子大生殺害事件の捜査をしていて、ムヨンがこの事件に関係していると確信するジングク。
初めて会ったときからムヨンの眼差しに不思議な胸騒ぎを覚えていたジングクは、「ムヨンに関わるな」とジンガンに警告するのですが…。

ムヨンは悪人なのか、善人なのか。
ムヨンの失われた過去の記憶が徐々に蘇るのと同時に、彼自身も知らなかった自分の正体を知ることに。そしてジングクとジンガン兄妹の運命も大きく動き始めるのです。
真実が全て明らかになったとき、彼らは一体どこにたどり着くのでしょうか…。

見どころ:ソ・イングク演じるムヨンの魅力と緻密なストーリーから抜け出せない!

見どころ1:ハマったら抜け出せない男。女性たちを惑わせるムヨンの魅力にあなたも落ちる!

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「彼にハマった女は絶対に抜け出せない」これはムヨンに想いを寄せるユリ(コ・ミンシ)のセリフです。愛を知らずに育ったムヨンは罪悪感もないまま、まるでゲームのように人の心をもてあそびます。
どこか寂しげで影があり放って置けない空気をまとい、無邪気に懐に入り込んできたかと思ったら、次の瞬間には冷たい眼差しで遠くを見ていたり…。
女性たちはつかみどころのないムヨンの魔性の魅力に次々と落ちていくのです。

そんな誰のことも愛したことがないムヨンが唯一心を開いたのがジンガンでした。
自分を憐れんだり心配してくれるジンガンの優しさにふれ、ムヨンはこれまで知らなかった人との繋がりやその温かさを知っていきます。
ジンガンの言葉を受け入れて少しずつ変わっていくムヨンからも目が離せません。

これまで明るく男らしい役柄を多く演じてきたソ・イングク。その印象を一変させる、危険でミステリアスで色気の漂う男を演じ切りました。
ジンガンと出会ってからの感情の変化や眼差しの温度差まで、丁寧に繊細に演じています。
あなたもきっとムヨンの魔性の魅力に落ち、抜け出せなくなることでしょう!

見どころ2:次の展開が早く知りたい!緻密で上質なサスペンスにのめり込む!

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兄からの大きな愛情を受け、両親がいなくても明るく天真爛漫に育ったジンガン。ジングクの今の唯一の願いは、ジンガンが素敵な人と結婚して幸せになることです。
そんな仲睦まじい兄妹ですが、ジングクはジンガンに決して明かすことができない大きな秘密を抱えていました。

一つの殺人事件から浮かび上がった要注意人物ムヨンの正体と失われた過去。ジングクの抱える秘密、ムヨンとジンガンが持つ火傷の痕、そして惹かれ合う2人…

パズルのピースが一つ一つハマっていくように少しずつ姿を見せる真実。その描き方があまりに緻密で、次話が観たくて止められなくなりのめり込んでしまいます。
凍った心を溶かしていく美しく温かいラブストーリーと、ハラハラと緊張感が走る上質なサスペンスの見事な融合をお楽しみください!

見どころ3:結末は同じなの!?日本版との違いが気になる!

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2002年に月9ドラマとして放送された日本版は、ムヨンにあたる役を木村拓哉が、ジンガンにあたる役を深津絵里が、ジングクにあたる役を明石家さんまが演じました。
注目度も話題性も非常に高く、最終話に記録した27%という数字がこの年の連続ドラマ最高視聴率となりました。当時ご覧になっていたかたも多いのではないでしょうか?

日本版を見ていたかたも、見たことがないかたも大丈夫!
原作の世界観やストーリーの大筋がしっかりと舞台である韓国に落とし込まれていて、こまかな設定も韓国らしく組み替えられています。
日本版が全11話なのに対し、韓国版は全16話。新たな展開も盛り込まれ、登場人物たちの人物像や心理描写などもより繊細に描かれていると思います。
そして結末もまったく同じではありません…。

原作を知らなくても韓国ドラマとしての完成度の高さを堪能でき、原作を知っていても日韓の違いを比較しながら楽しめるのではないでしょうか!

筆者の感想:胸がえぐられるような切なさが残るラブストーリーでした…

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いつも明るい太陽のようなジンガンと、いつも影を背負っている月のようなムヨン。対照的な2人が最悪な出会い方をして、ぶつかり合いながらも惹かれあっていく…。
展開としてはラブストーリーの王道なのですが、本作は一般的なそれとは一線を画していました。

ジンガンはいつも不安と隣り合わせ。一歩近づいたと思ったら今度は二歩遠ざかるようなムヨンとの距離に戸惑い、誰もが「悪人だ」というムヨンを自分だけでも信じようと葛藤します。
ムヨンを正しい道に導こうと「いい人になるって約束して」と切実に話すシーンは胸に迫るものがありました。
こんなにも切なさがついて回るラブストーリーは近年では珍しいように感じます。

後半にかけてストーリーが大きく展開し登場人物の心情も変わっていきますが、共通しているのは「誰もが自分の大切なものを守ろうとしているだけ」ということです。ただそれだけなのに…。
最終話まで観終わったとき、筆者は言葉も出ずただただ涙が流れ、しばらく呆然とその場から動くことができませんでした。
ぜひこの悲しくも美しいラブストーリーの結末を見届けて頂きたいと思います。

そして本作のOSTに入っている「Star」という曲は主演のソ・イングクとチョン・ソミンが歌っています。
2人の声が重なり合う美しいハーモニーと、互いの存在を星に例えた歌詞がストーリーとリンクし、より一層深い切なさと愛おしさを加えてくれています。
ストーリー中の重要なシーンで流れていますので、音楽にもぜひ耳を傾けながらお楽しみください。

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■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

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