ソ・イングクの最新主演ドラマ『美男堂の事件手帖』はインチキ詐欺集団が事件を解決?サスペンスなのにコメディーな異色ドラマを韓ドラマニアが徹底解説!

2023/01/13

俳優デビュー10年で主演ドラマはすでに9本!意欲的に活動し、ファンたちを飽きさせない様々な役柄をこなしてきた人気俳優ソ・イングク。
歌手としてデビューしたその歌声を生かし、出演作品ではOSTにも参加し作品を盛り上げています。

そんなソ・イングクの最新主演ドラマ『美男堂の事件手帖』は、元プロファイラーの偽男巫が事件を解決していくという少し変わった物語。
コミカルで愛嬌たっぷりなソ・イングクを楽しめる本作について、韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに徹底解説してもらいましょう!

韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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あらすじ:どんな悩みも解決する男巫と熱血女性刑事!2人をつなぐ事件の真相は…

霊の声を聞き先見の明に長け、どんな悩みも解決に導く男巫ナム・ハンジュン(ソ・イングク)。

彼が経営する「カフェ美男堂」はいつも大行列で、お悩み解決の予約は数ヶ月待ち。大企業の役員や富裕層も顧客に持ち、絶大なる信頼を得ています。

しかしそんな彼の本当の姿は、元警察官でありプロファイラー。

同じく元警察官のコン・スチョル(クァク・シヤン)、元国家情報局員で天才ハッカーの妹ナム・へジュン(カン・ミナ)と共に、違法に入手した顧客情報と得意のプロファイリング能力を駆使し、あたかも霊能力で悩みを解決しているように見せていたのです。

そんなある日、ハンジュンの顧客がひき逃げ事件を起こしますが、ハンジュンの根回しによって釈放され、その事件を担当する女性刑事ハン・ジェヒ(オ・ヨンソ)は大激怒!

ハンジュンが元警察官で男巫の能力などないと知っていたジェヒは、美男堂を怪しい詐欺集団だと調べ始めるのですが、そこで美男堂がある事件を探っていることを知ります。

それは検事だったジェヒの兄ジェジョンが殺害され、未だ犯人が捕まっていない事件でした。ジェヒは兄の同僚だったチャ・ドウォン検事(クォン・スヒョン)と共に美男堂を追っていきます…。

事件の謎を紐解いていくサスペンスと華麗なアクションや軽快なコメディが融合したエンターテイメント作品です!

見どころ:根深く壮大な事件と姿を見せない真犯人に個性派キャラクターたちが挑む!

見どころ1:インチキ男か、ヒーローか!?ソ・イングクの見せる二面性にドキッ!

男巫ハンジュンは鮮やかな色のスーツを着こなし、手には艶やかなセンスを持ち、怪しい舞いで祈祷を始めます。「怨霊がついている」などと巧みな話術で相手を信じ込ませ高額な謝礼を受け取るなど、やっていることは詐欺師同然!
自分のことが大好きで陽気でお茶目なのはいいのですが、信用できるキャラクターではありません。

しかし、どうしてハンジュンが男巫になったのか?美男堂の目的は何なのか?というところが明らかになってくると、その見え方が大きく変わってきます。
ハンジュンが警察を辞め男巫になるまでには、悲しみや怒りに溢れた耐え難い過去があったのです…。

人気俳優がそこまでやっていいの!?と心配になってしまうほどの変顔やコミカルな演技と、事件と向き合う時の真剣な眼差しやカリスマ溢れるプロファイリング能力!その二面性にギュッと心を掴まれました。
ソ・イングクの奥行きのある演技で、ナム・ハンジュンというキャラクターは生き生きとし深い人間性を持ったキャラクターに仕上がりました!

見どころ2:真犯人は誰なの?複雑で壮大な事件にあなたも悩まされる!

出典:Amazon

未だ解決できていないジェヒの兄殺害事件に加え、それに関係していると見られる人物が次々と殺されていき、話が進めば進むほど事件は複雑になっていきます。
そして見え隠れする権力、金、欲望。土の中に大きく深く張られた根のように、簡単には解明できない壮大な事件がそこにはありました。
疑わしい登場人物も多いため、一緒に事件を解決していきたい方はぜひメモを取りながらご視聴ください!

事件解決のためなら不法な手段も厭わない美男堂は、突飛な作戦を立てては疑わしき人物に近付きます。
ピンチに陥ることも多々ありますが、そんなピンチもどうにかしちゃう抜群のチームワークと信頼関係も見どころです。
警察・検察の威信をかけて捜査するジェヒとドウォンとはぶつかってばかりですが、徐々に同じ目的に向かい協力していくことになり…。
彼らは心をひとつに事件をすべて解明し、真犯人に辿り着くことができるのでしょうか!?

見どころ3:キャラクターが濃いサブキャストにも注目!

出典:Amazon

女性刑事ハン・ジェヒはあまりに強い正義感から殺気を漂わせています。犯罪集団を1人で一網打尽にしてしまうほど武術に長けており、その人間離れした姿から「ハン鬼」と呼ばれているほど…。

ジェヒの美しく華麗なアクションと、恋に目覚めた乙女な姿のギャップもお見逃しなく!

スチョルは普段は美男堂でバリスタをしていますが、大きな体と怪力を生かしハンジュンを守る良きパートナー。
頭脳はちょっと足りていませんが、訛りの強い話し方がチャーミングで、詐欺まがいのことをしているのに嘘をつくとしゃっくりが止まらなくなる正直者。母性をくすぐるキャラクターで美男堂のムードメーカーです。

ハンジュンの妹へジュンは天才ハッカーではありますが、お風呂にも入らず食べ終わった物の片付けもできない汚部屋女子。綺麗好きなハンジュンに怒られても、言われた分だけ言い返し結局いつもへジュンが勝ちます。

喧嘩も多いですがへジュンはハンジュンが危険な目に遭わないように技術面でサポートし、ハンジュンもへジュンを心の底から心配し可愛く思っていることがよくわかります。そんな兄妹愛にも注目です。

その他にも、美男堂のアルバイトであまり役に立たない物を作り出す発明家のナダン(ペク・ソフ)や、ジェヒと共に捜査するテウン警察署強力7班メンバーなど、個性が強く魅力的なキャラクターが勢揃いしています。

筆者の感想:偽男巫ハンジュンの魅力がクセになる!もう一度見直したいと思える作品!

出典:Amazon

本作はとにかく事件に関わる人物が多く複雑です。やっと犯人に辿り着いたと思っても、まだその先に黒幕がいたり…となかなか真相に辿り着けません。

一つ一つの作戦や登場人物同士の繋がりを理解するために集中力を要しますが、その分だけすべてが解明された時には大きな達成感が得られると思います。筆者は見終わった後、真犯人を知った上でもう一度最初から観たいと思いました。

ストーリーが複雑とは言っても、終始コメディ色が強く個性的なキャラクターたちの軽快な演技のおかげで、楽しい気持ちで見進めることができます。

程よく盛り込まれたロマンス要素も、ちょうどいいアクセントになっていました。

主演のソ・イングクは作品ごとに全く違う顔を見せてくれますが、特に本作ではこれまでで最も個性が強いキャラクターを演じ切ったのではないでしょうか。

『空から降る一億の星』のムヨンを演じていた人とは到底思えません!

男巫になりきっている時の詩吟を読むような話し方や、大御所のような堂々とした立ち振る舞いなど、随所に垣間見れるインチキ感がまた良く、クセになる魅力を感じました。

キャラクターの完成度をここまで上げられる演技力、その引き出しの多さに驚かされるばかりです。

本作の雰囲気にぴったりで頭から離れなくなるOST曲「The dance of Minamdang」や「Ghost Buster」、ソ・イングクが歌う爽やかなラブソング「I like you」もぜひチェックしてください!


『美男堂の事件手帖』は2023年1月現在、Netflixにて視聴可能です。

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

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