子どもの短所はじつは長所でもある!「いいところ」に言い換えて子どもに伝えよう
2023/02/02
毎日一緒に過ごしていると、子どもの「短所」と感じる部分に目が行きがちになること、ありますよね。
ご存じの通り「短所は長所」!
今回は、子育て・心理分野を得意とするチャイルドコーチングアドバイザーの山名美穂さんに、子どもの「短所」と思える性格や性質を「長所」に言い換える方法を教えてもらいました。
頑固・頭が固い
一度言い出したら、頑として意見を曲げない……そんな性質は下のように言い換えられます。
・粘り強い
・意志が強い
・あきらめない
・芯が強い
このタイプの子は、周囲の意見を聴き入れること・みんなにとって好ましい状況を目指すことを身に着けられると、素晴らしいリーダーシップを発揮するはずです。
内気・意気地がない
内気なお子さんをお持ちのお母さんは、周りの積極的な子と比べて不安になることもありますよね。そんなときは
・慎重
・優しい
・平和を好む
・周囲をよく観察する
などと、お子さんの性質をとらえてみてください。
さらに、あなたに不安を見せたり甘えたりできるのは「母親を信頼している」ということでもあります。
流されやすい・自分の意見がない
周囲の意見で行動してしまう子。主体性がないように感じるでしょうか。
・協調性がある
・周りの意見が聴ける
・柔軟である
そんなふうに考えてみませんか。
園や学校は集団生活。協調的な人がいないと成り立ちません。
多様性が重視される今。これからの社会では「柔軟性(レジリエンス)」がキーワードとなります。素晴らしい長所です。大切にしてあげてください。
飽きっぽい・集中力がない
「始めたら最後までやり切る」。親世代は、そんな価値観の社会で育ってきたかもしれません。
なので子どもが熱しやすく冷めやすい性質を持っていると、もどかしく感じるかもしれませんね。
・好奇心旺盛である
・決断や行動が速い
・フットワークが軽い
・瞬発力がある
など、言い換えてみてください。
軽やかにスタートを切る資質は持っています。「面白そう」という好奇心の向こうにある、大きな目的や目標を一緒に見つけてあげましょう。
ゴールへの道はひとつではありません。どんな選択肢があるのか?楽しみながら迷えるのは、いいことですよね。
子どもに「長所」と「大好き」を伝えよう!
子どもの短所が目に付いたら、長所となることばに変換を。それを声に出して子どもに伝えられると、なおいいです。褒められたら、誰だって嬉しいですよね。
お子さんが誰かに性格を「短所」として指摘されることが、あるかもしれません。そんなときは、ポジティブな言い換えと共に、「どんなあなたも大好き」と伝えてあげてください。
■執筆/山名美穂…子育て・心理分野を得意とするチャイルドコーチングアドバイザー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。子育てを楽にするメソッドを発信している。
編集/サンキュ!編集部
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