ヒービング公園で楽しい幸せな家族。

もし子どもが不登校になったら?「不登校の子どもとどう関わればいいのかわからない…」同じ悩みを持つ4,200人の母親をサポートするrikaさんインタビュー

2024/10/11

文部科学省の発表によれば、2022年の小・中における不登校者数は299,048人で、不登校児童生徒数は10年連続で増加し、過去最多となっています。

自身も不登校のお子さんの子育てを経験し、現在は過去の自分と同じ悩みを持つ保護者向けの支援を行い、その解決方法をまとめた著書の発行部数は1万部を超えるrikaさんに、活動を始めたきっかけや、子どもの不登校に悩む保護者へのエールを伺いました。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。安いものをいかに高見えさせるかを日々研究中!買い物上手と言われるのが最...

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<プロフィール>
rikaさん
ハッピーママサロン「rika’s cafe」主宰。rikaさん(50歳)・夫(50歳)・長女(23歳)・長男(21歳)の4人家族。現在は不登校の子どもを持つママ向けのオンラインサロン運営・カウンセリング・WEBライター・セミナー講師など活躍の場は多岐にわたる。 Instagramアカウントは@happyrika1117。

不登校を持つママ向けの活動を始めたきっかけは?

rikaさんプロフィール写真

rikaさんが現在の活動を始めるきっかけは、長男が不登校になった8年前に不登校ママとしてリアルタイムで日記代わりに発信していたブログだったそう。

ブログを読んだ同じ悩みを持つ多くのママから続々と相談のメッセージが届き、ブログ開設から半年後にはセッションをスタートその2年後にはオンラインサロンをスタートしました。

現在の活動内容

rika's cafeのメンバーといっしょに楽しめるイベントも企画

ブログ読者の不登校の子どもを持つママからの相談に対して、1対1で行うセッション(カウンセリング)からスタートした「rika’s cafe」。スタート時から20人以上の申し込みが…!

想像以上の反響に単発のセッションだけでは対応が間にあわず、オンラインスクール形式を取り入れ、アップデートを重ねて徐々に現在のスタイルが確立しました。

「子どもが不登校になるとママの精神的ダメージは凄まじい。まずはそんなママの心を整える」ことが重要とrikaさんは話します。家族関係やママや子どもの状況も十人十色。そんな中、見逃しがちな問題を解決することからはじめるrika’s cafeでは、単発のセッションや不登校のママに向けた2カ月間の講座を行い、実際に不登校の子どもを持つママを経験したからこその視点で多くの悩めるママをサポート。

講座では、子どもへの声かけや対応法などの話ではなく、悩みを抱えるママの心の回復とベース作りに注力して動画やワークを配信しています。「子どもの不登校はとてもつらい。そこから浮かび上がるそれぞれの課題もみんな違う。なので、そこに目を向けて一人ひとりに寄り添いながら、そのトンネルの先の明るい未来に繋がるように、行くで!ついてきてや!という気持ちでやっています(笑)」。講座内では、悩めるママ同士がワークを通じて関わることで客観的に自分を見れるようになり、数ヶ月後には大きな変化が出てくるのだとか。そして、そんなママの嬉しい報告を聞いた他のママ達も、自分自身の少し先の未来に希望が持ててパワーが湧いてくるそうです。

不登校ママを卒業しても引き続きrika’s cafeと関わりたいという声を受けてつくった、講座終了者向けのオンラインサロン「OGサロン」も発足。ママ同士が戦友のような関係となっていき、子育てや夫婦や自分の人生の居場所になっていて、サロンを退会する人は少ないそうです。

今後は子育てにひと段落したママたち自身のライフスタイルも応援する活動も本格的にスタートする予定です。

活動の中でうれしかったできごとは?

「サロンに参加しているママたちを、自身の家族や親友を見ているような感覚でサロンを運営しているので、不登校によって1度は関係がくずれてしまった家族が前に進んでいる現状の報告を受けるたび喜びを感じる」と、キラキラした表情で語るrikaさん。ひとりひとりを特別に思っているrikaさんの人柄が多くのママを救っているのが伝わってきます。

参加者全員と向き合うrikaさんの気になる1日の仕事量

セミナーの講師として登壇されるrikaさん

オンラインサロンに関わる全員のことを理解して大切にしていきたいという思いがあるので、サロンのセッションやセミナーは、rikaさん一人で担当。現在サロン生は300名以上在籍しているそうですが、今後も変えるつもりはないんだとか。

他にもサロンのセッションやセミナー業務だけでなく、経理や入金チェックなど事務的なお仕事など…ほぼすべての業務をご自身でこなす超がつくほど多忙!気になる1日の仕事量を聞いてみると「仕事モードオンの日は朝から晩までぶっ通しでやる。オフの日はまったく仕事をせずに完全に休む」と、メリハリのある働き方を実践していることを教えてくれました。

1日の仕事量を決めてルーティーン化するのではなく、2カ月分のスケジュールをあらかじめつくり、オンとオフを上手に使い分けて仕事をしています。

多忙でも自分を大切に!rikaさんのリフレッシュ法

自分磨きがリフレッシュ法のrikaさん。美も保たれて一石二鳥!

サロン運営やセッション・講座を受けてくださる方にもいいものが提供できるよう、自分自身が常にいいコンディションでいるため、メンタルを整えることや美容など自分磨きを意識しているrikaさん。その自分磨きの時間がリフレッシュにもつながっているそう。また、無理に仕事を詰め込まず、大好きな旦那さんと毎月旅行に行ったり、リフレッシュできる自分の時間を大切にするように心がけてセルフケアを行っています。

自分の一番の大親友・味方は”自分自身”

「しんどいとき・辛いときは生きてる意味もわからなかった。家族にも責められて、全部自分の責任のように感じ、この世にいたくない・逃げたいと真剣に落ち込んでいたときは、自分で自分のことを見放していた。あのときの自分にメッセージを送るなら自分のことを大親友だと思って1番の味方でいてあげてと伝えたい」と、教えてくれたrikaさん。

今現在子育てで悩んでいるママにも「辛いとき・悩んでいるときに1人でいるとどんどん落ち込んでしまうので、1人で悩まないでほしい。今の状況がずっと続くわけじゃない。未来は明るいよ!」とエールを送ってくれました。

執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 まるやま ひろこ
14歳の母。パートをやめてフリーランスを本職に。仕事に悩みながらも家事育児に奮闘中。サンキュ!STYLEにてライフスタイルやプチプラ雑貨に関する記事を執筆中。

 
 

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