【子育て】栄養のプロが教える子どもの「やる気スイッチ」をつくる栄養素
2024/03/18
子どものココロと体を整える!分子栄養学カウンセラーでサンキュ!STYLEライターの山下みほこです。
物事に消極的・新しいことに挑戦する意欲がない、「うちの子のやる気スイッチ、どこにあるんだろう?」って思うことってないですか?
今日は、食事でアプローチできる子どもの「やる気スイッチの材料」をお伝えしますね!
「やる気」は食べたものからつくられる!
お子さんの興味の有無もありますが、物事に消極的・新しいことに挑戦する積極性がないなど、「うちの子やる気なくて」と感じてるかたは、まずは食事でアプローチしてみましょう!
神経伝達物質のなかで、やる気に関わるものに「ドーパミン」があります。
ドーパミンは快楽物質とも呼ばれ、意欲をつくってくれるものです。
私たちの体は食べたものからつくられているので、ドーパミンをつくる材料が不足していると、ドーパミンの効果は期待できません。
この記事を機に、次から挙げる栄養が日ごろからとれているかな?と確認してみましょう。
やる気スイッチの材料1
ドーパミンの材料でまず一番大事なのは「たんぱく質」です。
肉・魚・卵・大豆など、たんぱく質は食べられてますか?
朝はパン、昼はうどんやラーメン、夜はパスタなど小麦製品に偏っていると、ドーパミンをつくる元のたんぱく質が足りていないかもしれません。
夜はしっかりお肉やお魚を食べているから大丈夫!と思われているかたも多いですが、じうはたんぱく質は食べ溜めができません。朝・昼・晩必ずしっかりと食べるようにしましょう。
やる気スイッチの材料2
2つ目に必要なのは、葉酸やナイアシン(ビタミンB3)といったビタミンB群です。
たんぱく質からドーパミンをつくる過程で、これらが必要になります。
葉酸
葉酸が多く含まれる食べ物は
・海苔
・鶏レバー
・パセリ
・緑茶
これらに多いです。
ナイアシン(ビタミンB3)
ナイアシンが多く含まれる食べ物は
・舞茸
・たらこ
・かつお節
・まぐろ
・鶏むね肉
これらに多いです。
やる気スイッチ材料3
3つ目に大事な栄養素は、「鉄」です。
・消極的
・メソメソくよくよしやすい
・人から褒められても喜べない
こういった性格とも思われがちなことも、鉄を体に満たしていくことで変わっていきます。
鉄が多い食べ物は、
・レバー
・ハツ
・砂肝
・赤身肉
・マグロ
ホウレン草やひじきなど植物に含まれる鉄は吸収率が悪いため、食べるときは
・酢の物など酸味のあるものといっしょに
・飲み物にレモンを少し搾って飲む
・動物性たんぱく質といっしょに食べる
こういった対策をすることで、吸収されやすくなります。
「食」で子どもの気持ちを上げる
「やる気」に関与するドーパミンについてお伝えしました。
食べるものを意識して、子どものやる気を上げていきましょう!
・この記事を書いたのは・・・山下みほこ
分子栄養学で子どものココロと体を整えるための情報を発信中。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。