妻のべんとうもレストランの再現も! 料理好き夫の棚と冷蔵庫を見せてもらった
2023/09/03
100円ショップで買った小皿に作り置き総菜を何種類ものせて、毎晩、一汁七菜の夕ごはんを作っていた一人暮らし男子のたくぞうさん。
結婚して日々の食卓が大きく変化し、その後はレストランっぽい晩ごはんに。
作り置き惣菜は、毎日のおべんとうへと、姿を変えていました。
もうひとつ、変わったのが、食卓の雰囲気。
それほどこだわりのなかったという食器類が、どんどん気になるようになったといいます。
連載最終回の第3回めは、たくぞうさんの食器棚、引き出し、冷蔵庫を覗かせてもらいます。
この食器棚に素敵な食器を置きたくて。選ぶものもしまい方も変わりました
「新居に引っ越しをして、ガラス扉で中が見える食器棚を購入をしたら
ちょっといい器を並べたくなって
そろえる食器がどんどん変わってきました」とたくぞうさん。
たくさん持っていた100均で買った豆皿たちは
「引っ越しの際にだいぶ処分してしまいました」とのこと。
イタリアンにハマっていることもあって、
イタリアンレストランで使われるような「ちょっといいお皿」が気になり始めます。
レストランでいいなと思う食器があると、
ササッと裏を見てメーカーをチェックし、あとから検索して注文することも。
妻のゆりこさんのお気に入りのカフェを真似て
具だくさんの汁物を入れられる、大きめな漆のお椀も奮発して手に入れました。
「いま一番のぜいたくしたいのがお皿です。料理のモチベーションも上がります」とたくぞうさん。
器を選ぶのはおもにたくぞうさんだそう。注文してから1カ月待ったお皿もあるそうです。
「器に2万円なんて、私にはびっくりだったんです。
でも、私はお洋服は好きなので、ちょっといいものを買っちゃうんです。
一方で彼は服やそのほかのものには無頓着。同じことだなと納得しています」
と、ゆりこさん。
100均時代、器は完全に実用品だったけれど、
今はそれだけではなくて、趣味の買い物にもなっているよう。
以前お邪魔した独身時代の住まいは、失礼ながらそんなに整頓された印象はありませんでしたが?
「片づけブログやwebの記事を見て勉強しました」とたくぞうさん。食器棚の収納もそこで学んだテクニックを駆使しました。
たっぷり入っているけれど、ガラス扉の見栄えを守る収納力の工夫がすごいです。
お客さまを招いて料理をふるまうことも多く、客用の食器やカトラリーも日常的に取り出しやすい場所に収納してあります。
料理好きだからこその、冷蔵庫の収納力がすごい
冷蔵庫にはケースを入れて、全部引き出し式になるように工夫。2人分の食材と、作り置きお惣菜を収納し、食品迷子もありません。
砂糖や塩といった調味料まで冷蔵庫に。
コンロやシンクまわりのものが減らせ、調理スペースをしっかり確保しました。
冷凍庫には、おべんとうに活躍する冷凍食品をずらり。
立てて入れるだけでも、上からすべてのパッケージを見渡せるから、迷子がない。
シンプルなルールで納められています。
冷蔵庫は独身時代の物をそのまま活用したとのことですが、2人暮らしに対応させた収納力、さすがです。
食費2万5,000円でやりくりしていた、1日30品目小皿料理の達人は
結婚して
妻のおべんとうと夕ごはんをつくり
料理の趣味をどんどん極め、増える道具も効率よく収納していく…
なんだかやっぱり面白い夫へと変貌していました。
マニアックなだけではなく、日々の料理をつくるための効率も大事にしている
「日常料理人」と「マニア」の中間のようなたくぞうさん。
キッチンコックピットを中心とした
大量のものを効率よく取り出せるよう詰め込んだ収納テクは、学ぶところが多そうです。
どうぞ末永くお幸せに。おいしい料理をつくって食べ続けてください。
撮影/清永洋 取材・文/加藤郷子 企画/サンキュ!コメつぶ編集部