数年前まではいがみ合っていた事もあったのに……!?今は夫婦ワンチーム。妻と夫の家事分担、どうしたらうまくいった?共働きの妻と夫、それぞれにインタビューしました。
<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー はなさん(長野県 42歳)
夫(46歳)、長女(9歳)、長男(7歳)の4人家族。結婚して以来12年間、育休を取りつつフルタイムで公務員として共働き中。

Q ケンカしたことはないの?
【夫】昔はお互い「何で〇〇してくれないの?」とぶつかり合ってました!ヒッポとキャンプがきっかけで、相手への理解が深まった!
語学を通して環境意識や相互理解を深める、「ヒッポ」という活動に参加し、夫がスピーチする様子を見て「人前で話すのが上手で、ステキ!と思いました。夫の家庭外での一面を見て、尊敬する思いが生まれたんです」(妻)。また、家族でキャンプに出かけるようになり、「テント張りや食事作りを通して共同作業をしたら、家事も二人で協力しやすくなりました」(夫)。家庭とは別のサードプレースに夫婦で所属することで、相手の知らない一面を知ったり、理解が深まったりするようです。
●ヒッポとは
複数の言語を自然に身につける語学の活動で、はな家では、家族4人で週1回参加。家では、スピーカーを通してヒアリングをしています。
【妻】“〇〇べき”思考をやめたら、自分にも相手にも優しくなれた
多忙で余裕がないと、「こっちがやっているんだから、そっちもやるべき!」と、相手に厳しくなりがち。でも、それでいいことはありません。「みんなの家だから、みんなでやろう」と大きな気持ちで向き合うと、ワンチームがうまく回ります。
●はな家がワンチームになるためにやっている事
・相手の事を決めつけない
・家以外の場所に夫婦で所属する
・台所の物を減らす
・棒読みでいいから「ありがとう」を伝える
・今やっている事をいちいち伝える 今スマホで買い物してる~
Q ごはん作り、どうしてうまくいくの?
【妻】できる人ができる事をやればいい!
どちらが何をやると決め切らなくていい。夫がみそ汁を作っていたら、私はおかずを作り始めるねって。早く終わることがゴールなので、その時々でやれることをやっています。
【夫】昼食を買ったら、妻のありがたみが身にしみた
コンビニで買ったパンやおにぎりで昼食を済ませていた時期があるんですが、栄養が偏り、何となく不調に。ある物を詰めてくれるだけでも、ありがたいです。
【夫】どこに何があるか分かると手伝いやすい
夫が育休をとる可能性が出たとき、夫も料理しやすい環境にしたはなさん。器や道具を厳選して不要な物は捨て、必要な物を取り出しやすく収納しています。
Q 台所の使い方でケンカにならないの?
【妻】ごはんを作ってくれるだけでありがたい
買い物も含めてごはんを気持ちよく作ってくれるだけで嬉しい。料理の後はキッチンもきれいにしてくれるから、ありがたみも倍増。助かっていますね。
【夫】ダメ出ししないでいてくれて、ありがとう
天ぷらが好きでよく作ります。かき揚げがボロボロになったこともありますが、妻は何も言わず見守ってくれました。妻の大らかさに感謝しています。
2人のゴール
一緒に家事をやってから、一緒にゆっくりしたい!
そのために、どの家事をどこまでやればいいかを2人で話し合って決めておく。
参照:『サンキュ!』2025年3月号「共働き夫婦の夕ごはん、どうしてる?」より。掲載している情報は2025年1月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部