40代子ども3人、共働き夫婦の家事分担がすごい!忙しいからこそ生まれた『楽家事テク』

2023/04/24

家事の分担を夫と協力し合えるようになるまで14年かかりました!共働き生活の奮闘をつづった本『共働家』のお2人に、実際の家事分担の割合を教えてもらいました。風邪ひく間もない!毎日を乗り越える工夫は必見です。

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
・妻(ぽに)
40代の会社員。週末は家族で思いっきり遊ぶために平日は仕事に家事に全力投球!書『ススメ⇒共働家』(三交社)。

50平米の賃貸に家族5人で住んでいます。

・夫
40代の会社員。母と祖母が家事を仕切る家の三男として育つ。家事は好きではないが長男誕生を機に少しずつ変身!!

・長男(小3)
ズボンはいつも前後ろ反対!細かいことは気にしないタイプ。家族が大好きで最近は家事を手伝ってくれる。習い事はサッカー。

・二男(小1)
竹を割ったような性格で大泣きしても数分後にはケロリ。悪事も「僕がやったよ」とすぐ白状する。兄に憧れてサッカー少年に。

・三男(3歳)
保育園の年少さん。甘えん坊で超マイペース。兄たちに溺愛されて自分を「小さな王子」と思っている。好物はゆかりご飯。

作り置きも天然だしもやめましたが何か?【料理】

共働家の家事分担の割合 夫3:妻7
夫の帰宅が遅いので妻がメインで担当。「便利グッズに頼るなど、頑張り過ぎないように気をつけています」。

目玉焼きを含めた「おかずリスト20」で夕飯は妻がチャチャッと!

「家族ウケがよく、すぐ作れる料理20品をグルグル回して毎日の夕食を作ります」。サラダは時短のため分けずに大皿で食卓へ。肉料理など各自しっかり食べさせたい物はそれぞれ分けて盛りつけ。

子どもたちが間違いなく食べてラクに作れるおかず20

●メインおかず
1豚肉の生姜焼き
2焼き鮭
3焼きさば
4鶏ミンチのそぼろ
5鶏もも肉焼いただけ
6とん平焼き
7味つけ肉焼いただけ

●サブおかず
8目玉焼き
9だし巻き卵
10ほうれん草や小松菜のおひたし
11キャベツと塩昆布のあえもの
12コーンのバター炒め
13きゅうりスティック(明太マヨ添え)
14えのきのバターしょうゆあえ
15わかめの酢のもの
16もやしのナムル
17アボカドのしょうゆあえ
18ツナときゅうりのマヨあえ
19ブロッコリーの塩ゆで
20冷凍枝豆

朝はまさに戦場!なので夫に自分用のべんとうを任せた

登校登園の準備など朝は妻の負担が多いので、夫は自分の朝食とべんとうを作って役割分担。「自分用なので“地味べん”でもOK。昨晩のおかずが残ってれば5分、なくても15分で作れます(夫)」。

洗い物は基本、夫。徹底的に「気づかないふり」で動くのを待つ

「食事作りは私がするので、片づけは夫にしてほしい。食器がたまっているとモヤッとするけど知らんぷり。夫が気づくまで自分は絶対に動きません(笑)。最近は長男もお手伝いしてくれて助かる」。

「ホットクック」は神!煮もの系はオートマチックに

材料を入れてボタンを押せば予約調理もできる自動調理鍋をフル活用。「シチューや肉じゃが、さばのみそ煮なども自分ではできない絶妙な火加減で作れます。おかげで料理上手になった気分♪」。

寝起きの悪い子はスペシャルアイテムで釣る作戦

「朝、子どもの耳元で大好物をささやくと、むくりと起きてくれるんです!カップスープのほか、そのまま食卓に出せるイクラの瓶詰めも重宝します。市販品なので手間いらず♪」。特別感を出すために“なかなか起きない日限定”にしています。

「干すグッズ」はすべて捨てました【洗濯】

共働家の家事分担の割合 夫8:妻2
「私は干す時間がないので家電と夫に頼っています。今や夫の洗濯スキルは爆上がり!」。

洗濯乾燥機は、上下セパレートタイプが大正解だった!

夜に2回洗濯機を回すのが日課。「保育園から持ち帰った衣類やサッカーのウエアなどは帰宅したらすぐ洗って上の乾燥機へ。乾燥中に下で2回目の洗濯をスタート。効率よく家事が進んで便利」。

洗濯ものをたたむのは夫担当。今や激ウマ(笑)

見よ!夫がたたんだ美しい衣類を

「長男誕生後、料理と洗濯、どっちをメインで担当するかを話し合った結果、夫がたたんでくれるようになりました。最初は雑だったけど今は早くて上手に!この道10年ともなると職人級です」。

夫のひとり言コラム

家の中は妻の領域。侵してはいけないと思い込んでいました。
結婚当初は「妻の邪魔にならないように」と思って家事をしませんでした。でもそれは誤解だったんですよね。家事は好きではないけれど、僕がやらないと絶対に回らないので、できることを最大限やっています。

みんな自分のことは自分でしてくれ~【収納・片づけ】

共働家の家事分担の割合 夫2:妻8
家族みんな片づけが苦手。なので『物を減らす』『住所を決める』を徹底して家事をラクに!

子どもたちに「捨て神様」と呼ばれようとも、物はとことん減らす

「持ち物は少ない方が管理がラクで時間を有効に使えます。だから月1回は捨てる物がないか家中をパトロール。最近は漫画雑誌をまとめて処分。次々と捨てるので家族に『捨て神様』と呼ばれてま~す(笑)」。

自分(妻)にしかわからない収納はやめました

何がどこにあるかを家族全員で共有して「あれどこ?」を撲滅。「子どもたちにははさみやラップの替え、カップラーメンなど生活必需品の場所を教え、夫とは通帳から投資の資料まで共有。おかげで私のへそくりができなくなりました(汗)」。

「美しい収納」はあきらめた!映えよりわかりやすさ優先で

冷蔵庫は食材を棚に直置き。「収納ケースがきれいに並んだ冷蔵庫に憧れるけれど、今はワンアクションでパッと物が取れる便利さを優先。買い物も必要最低限にして詰め込まないので、直置きでも問題なし」。

ストック品は見やすい場所にしまったら夫もチェックするように!

リビングの押し入れにある、子ども用衣装ケースの最下段を食材の在庫置き場に。家の狭さを逆手にとって夫婦で確認しやすい場所に収納。「買い物前に夫がスマホで撮影して重複買いを防いでいます。ほこりがつかないのも◎」。

ごめんなさい、嫌いで~す【掃除】

共働家の家事分担の割合 夫1:ルンバ9
だからこそ物を減らして掃除の手間を極力カット!家電や掃除代行のサービスも積極的に活用しています。

頼れる相棒、「ルンバ」に走ってもらってほぼノータッチ

「床掃除はお掃除ロボットにお任せ。ルンバが縦横無尽に走れるように床の物をリセットしてから出社します。あとは24時間、換気扇フル稼働でカビが生えないようにするだけ。ラク~!」。

「トイレ掃除をしない輩は立ってすべからず」

「わが家は男子が4人。トイレでは立って用を足すことを禁じています。これだけでずいぶんと壁や床が汚れなくなって私の掃除の負担が減りました!」。

苦手なことはムリしないで、掃除代行を活用

「エアコン掃除や洗車は大変だし時間もかかるので思い切ってプロに頼ります。お金はかかるけど感動するほどきれいになるうえ、休日は子どもとたっぷり遊べて自分の時間も確保できるから大満足!」。

夫のひとり言コラム

君にできること、ボクにできること。精いっぱいの歩み寄り。
家事経験がなかった僕は、最初は何が得意で何が苦手かも分かりませんでした。洗濯を頑張ったのは、その担当が首になって料理担当に回るのがイヤだから(笑)。その結果、ちょっと上手になっちゃいました。

参照:『サンキュ!』2023年5月号「『共働家』の家事分担、どうしてる?」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部

 
 

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