年末や季節の変わり目は仕事や家庭の予定が重なり、家事をこなすのも大変になりやすいもの。「ちゃんとやらなきゃ」と思うほど、気持ちに余裕がなくなり、疲れて暮らしが回りにくくなることもあります。
そこで今回は、整理収納アドバイザーのおかさんが、忙しい時期こそ無理をしない「家事手放し術」を3つご紹介します。
- 1.料理は市販品や冷食に頼って「頑張らない日」をつくる
- 2.家事は「やる日・やる場所」をあえて絞る
- 3.イベントは「手の抜きどころ」をつくって楽しむ
- 忙しい時期こそ「手放し」で自分を助けて、暮らしを回す
1.料理は市販品や冷食に頼って「頑張らない日」をつくる
忙しい時期に、食事の献立を考えたり料理をしたりするのは負担が大きく、頑張るほど心も体も疲れてしまいます。
そんなときは、市販品や冷食に頼る「頑張らない日」をつくるのがおすすめです。メインだけつくって副菜はスーパーで買う、スープだけ用意してレトルト食品で手軽に済ませるなど、負担を減らす工夫を取り入れてみましょう。
料理は手を抜くと罪悪感を覚える人もいるかもしれませんが、頑張らずに乗り切るのも立派な家事テクニックのひとつ。料理の負担が軽くなれば、その後の食器洗いや片づけも短縮できて、心身ともに余裕が生まれます。
2.家事は「やる日・やる場所」をあえて絞る
掃除や片づけを「毎日全部やる」と決めてしまうと、忙しいときほどプレッシャーがかかり、疲れやイライラにつながりやすくなります。
そこで、家事の範囲をあえて絞るのもひとつの方法です。「夜寝る前に20分だけ」「朝起きて10分だけ」と時間を決めたり、「冷蔵庫だけ整える」「玄関だけ掃除する」など場所を限定したりすると、無理なく続けやすくなります。
家事は毎日やるものだからこそ、完璧を目指さずメリハリをつけることが大切。やる範囲を絞ることで、「できた」という達成感が得られ、前向きな気持ちで家事に向き合えます。
3.イベントは「手の抜きどころ」をつくって楽しむ
忙しい時期は、年末年始や年度末の行事など家族のイベントが重なる傾向にあります。全部を全力でやりきろうとすると、時間も体力も気力も足りなくなってしまうことも。
だからこそ、「手の抜きどころ」をつくることが大切です。家族で「簡単に済ませられるところ」や「力を入れたいところ」を話し合ってみるのもいいでしょう。イベントのご馳走は市販品に頼って飾りつけを楽しんだり、帰省の準備は必要最低限にしたりするなど工夫を取り入れると、イベントをもっと気軽に楽しめます。
忙しい時期こそ「手放し」で自分を助けて、暮らしを回す
忙しい時期は「全部やらなきゃ」と追い込むほど、疲れが増えてしまいがちです。
「抱え込む」より「手放す工夫」を取り入れると、暮らしの流れはぐっと軽くなります。少し肩の力を抜いて、無理をしない選択を増やして、忙しい時期をスムーズに乗り切りましょう。
■執筆/おかさん
元汚部屋歴10年から整理収納アドバイザーに。自分にちょうどいい塩梅で暮らしを整える「干物主婦スタイル」で、片付け、商品紹介、家族関係など、暮らしや気持ちがラクになることを発信。インスタグラムは@o_ka_sa_n
編集/サンキュ!編集部