家事を終えたのに、なぜか心が晴れない…そんな日はありませんか?じつは家事には、一生懸命やるほどモヤモヤが溜まりやすいという残酷な性質があります。
その理由は、家事の内容や「合格ライン」が周囲と共有しにくいため。どれだけきれいに整えても、家族にとっては「できて当たり前」に見えてしまい、費やした労力が正しく評価されにくいからです。
そこで今回は、自分のなかの達成感と周囲の反応のギャップを埋め、暮らしも気持ちもすっきり整えるコツを、時短家事スペシャリストのaidogがお伝えします。
⒈ 反応を基準にしない:家事の評価はブレやすい
家事は不思議なもので、やらないと目立つのに、完璧にやってもなかなか気づいてもらえない「損な役回り」な一面があります。できていないときだけ反応が返ってくる環境でがんばり続けるのは大変なこと。
他人の評価に振り回されず、「自分がスッキリしたからOK!」と自分に合格点を出してあげましょう。
⒉ 終わりを見える化する:家事はゴールがないと疲れやすい
家事がしんどくなる理由のひとつは、終わりがわかりにくいことです。「もっとできたかも」と感じるほど、達成感が薄くなります。そこで、終わりをつくる工夫を。おすすめは「範囲を決める」ことです。
今日は「テーブルの上だけ」
玄関は「たたきだけ」
洗面台は「蛇口まわりだけ」
こうして小さく区切ると、終わりがハッキリして、達成感が残ります。結果的に、次の行動にもつながりやすくなります。
⒊ 完璧を手放す:8割で止めるほうが続く
片づけや掃除は、やろうと思えばいくらでもやれてしまいます。だからこそ、毎回100点を目指すと、疲れて続かなくなりがち。
ここで意識したいのは「8割で止める」ことです。
見た目が整い、生活が回るラインを合格にしてしまう。整える目的は、暮らしを回すこと。自分を追い込むことではありません。
今日からできる「自分のために整える3ステップ」
家事のモヤモヤを減らすコツは、がんばるよりも気持ちが整う流れをつくること。おすすめは、次の3ステップです。
ステップ1:環境をつくる(機嫌を整えてスタート)
好きな音楽やラジオをかけて、まずは自分の気分を整えます。やる気を待つより、始めやすい環境を先につくるほうが行動につながりやすくなります。
ステップ2:一点突破する(1ヵ所だけ、短時間で)
気になる場所を1ヵ所だけ整えます。ポイントは「全部やる」ではなく、3分で終わる範囲に絞ること。終わりが見えると達成感が残り、次の一歩につながります。
ステップ3:余韻を味わう(完了の心地よさを残す)
整った場所を眺めながらお茶を飲み、「終わった」「気持ちいい」をしっかり味わいます。片づけを作業で終わらせず、心地よさまでセットにすると、脳が「またやろう」と感じやすくなります。
自分が心地いいが正解
家事のゴールは、誰かに褒められることではなく、明日もあなたがニコニコすごせることです。手を抜くことは決して「ズル」ではなく、自分が倒れないために必要な工夫。
3ステップで自分の機嫌を整えながら、自分だけの「合格点」を決めて、家事に振り回されない毎日をつくっていきましょう。
◼︎執筆/aidog
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)、時短家事スペシャリスト。YouTubeやInstagramでは、暮らしをラクに整える掃除のコツや、自分時間を生むための時短家事アイデアを発信しています。
編集/サンキュ!編集部