片づけがうまくいかない人がついついやってしまうこと5選

お悩みに寄り添った片づけが得意なこんまり(R)流片づけコンサルタントのいしかわひとみさんは、築年数の経った集合住宅で、2人の男の子を育てながら、家族それぞれがときめきを感じられる暮らしを目指しています。
今回はそんないしかわさんに「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片づけや日々の暮らしについて発信しています。

片づけを始めても最後まで進められない。
途中で終わってまたリバウンドしてしまうことはありませんか？
片づけが途中で止まってしまっている人が、ついついやってしまうこと5つをご紹介します。

1、いきなり片づけを始めている

片づけのゴールを描かないまま始めてしまうと、なんのために片づけをしているのかがわからなくなり、片づけが進まなくなることがあります。
片づけで大切なのは、片づいたお家でどんなふうに過ごしたいか？
理想を描くことが何よりも大切です。

2、捨てなきゃと意気込んでしまっている

捨てる片づけは、捨てるにフォーカスしてしまい途中で『捨てるものはないか？』という視点になるため苦しくなります。
また、目に入るものから片づけを始めたり、思い出のものから片づけるとなかなか進みません。
片づけは、お家に残したいものを選ぶ作業です。
選ぶ際の基準が『ときめく』かどうか。
ときめきとは、ものを持った際に、嬉しく笑顔になるものを言います。
ときめくものを残すことで、お家が片づいた後は、大好きなものばかりが残ったお家になり、毎日過ごすことが嬉しい空間になります。
また片づけには順番が決まっています。
衣類→本類→書類→小物→思い出品
の順番で片づけると、片づけがスムーズに最後まで進められます。

3、人からよく思われたいと思っている

片づけをすることで、今の自分にとって大切なものや、自分のときめきの基準が見つかります。
片づけをする際に、実はあまり好きではないけれど、持っていることで周りの人からの評価が良いものを残してしまうと、ますます自分にとって必要なものを残す片づけの目的からそれていきます。
周りの目を気にしたものしか残せなくなり、自分のときめきの基準もわからないままになり、最終的には何を選んだら良いかわからず片づけが途中で終わっています。
片づけは、自分にとってときめく大切なものを残す作業です。
誰かのためのものではなく、自分にとって大切なものを自分の判断で選んでいきましょう！
そうすることで、自分自身のときめきの基準も明確になっていきます。

4、自分のもの以外をどんどん捨てる

自分のものは捨てるのは「もったいない」と感じるけれど、家族のものは躊躇なく捨ててしまっていないですか？
家族とのトラブルの原因にもなりますし、何より自分のものはそのままの状態なので、片づけが進んでいません。
まずは自分のものから片づけを進めていきましょう。
理由は、自分の片づけが進むと、ときめきが明確になり、家族のときめきも大切にできるからです。
自分にときめくものがあるように、家族にもときめきがあります。
そこを認めてあげることができると、お家の中にあるものが自分のときめくもの、家族のときめくもののみの空間になります！

5、収納グッズから買ってしまっている

収納グッズを買えば片づけが完了すると思っている方も多いと感じます。
片づける際には「収納ボックスは一番最後に買いましょう」とお伝えしています。
理由としては、残すものの量が決まっていない状況で購入してしまうと、収納グッズが余るおそれがあるからです。
また、収納グッズがあると、「空いているからここにものを入れよう」と、ときめかないものまでも残す傾向にあります。
自分にとってのときめくものが残った後に、収納グッズは購入しましょう。
残したものにぴったり合った収納グッズが見つけられます！
また、片づけの途中で収納をしたい時には、空き箱（段ボールは除く）を利用してみてください。
お家にあるもので収納できるので、購入の費用もかからないのでおすすめです。

片づけがうまくいく5ステップを知ればうまくいく！

片づけで大切なことは、以下の5つのステップです。

1、理想の暮らしを描く
2、捨てるものではなく残すものをときめきで選ぶ
3、部屋別ではなく、もの別で片づける
4、順番に片づける（衣類→本類→書類→小物→思い出品で片づけます）
5、選んだものの定位置を決める
ぜひこのステップで片づけを進めてみてください！

■執筆／いしかわひとみ…お悩みに寄り添った片づけが得意なこんまり(R)流片づけコンサルタント。「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでのお片づけや日々の暮らしについて発信。2人の男の子のママ。
編集／サンキュ！編集部