ドラム式洗濯乾燥機の宿命!?3万円相当のヒートポンプ修理点検から学んだこと
2024/03/09
「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」がモットーの船員妻で、サンキュ!STYLEライターのKota(コタ)です。
天気を気にすることなく、洗濯から乾燥までまるっとお任せできて、干す手間も手放せるドラム式洗濯乾燥機。
わが家も3年前に縦型から乗り換えて以来、毎日頼りっきりで過ごしてきました。ところが、ここ1ヶ月ほど調子がいまいち。
今回は、ドラム式ならではの不調に見舞われた体験談をまとめてみました。修理担当者さんに直接聞いたお手入れ法やメンテナンスの考え方など、ドラム式とのつき合い方を見直すきっかけに。
ちゃんと乾かない…!?
わが家のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯物の量に合わせて、自動で乾燥時間が算出される仕組み。これまでは、時間内に乾燥運転がちゃんと終わり、フワフワの仕上がりだったのに、ある日を境に「何だかしっとり湿っている?」状態になってしまいました。
衣類の量が増えたわけではなく、乾燥フィルターの掃除もこまめにしていたので、原因が分からずもやもや。
しっかり乾燥させるモードに変えて何とか使い続けていたものの、乾燥にかかる時間が1時間前後延びたのと、「ちゃんと乾いているかな?」とドキドキしながら取り出すのが地味にストレスに。
「洗濯機の機嫌をうかがいながら家事をしたくない!」と、年明け早々メーカーに点検作業を依頼しました。
原因はヒートポンプについたホコリ
わが家の乾燥機は、ヒーターを使わず、乾燥に使う熱を大気中から集める「ヒートポンプ」を採用したタイプ。乾燥機能が低下した原因は、どうやらこのヒートポンプにあるようです。
修理担当者さんが洗濯機を分解して取り出したヒートポンプを見てびっくり。乾きが悪くなって当然と思えるほど、ホコリがびっしり。
小学生の子ども2人がいる4人家族で、洗濯乾燥は基本1日1回(日によっては2回回すこともあり)。バスタオルは手放して家族全員フェイスタオルを使っているし、子どもたちの習い事はクラシックバレエにスイミングと、洗濯物が特別多い暮らしではありません。
この生活スタイルでも、洗濯機内部にこんなにホコリがたまるとは…。
修理担当者さんいわく、乾燥運転中に発生したホコリは、フィルターを何重につけても、洗濯機内部に落ちることを完全には防ぎきれないんだそう。
今回はメーカーの3年保証の対象期間内だったので、幸い費用はかからなかったけれど、次回以降は同じ内容の修理点検で3万円ほどかかるんだとか。これには思わず頭を抱えてしまいました。
本体が高額なのに加えて、メンテナンス費用もなかなかのもの。初めてのドラム式、ここは完全に想定外でした。
逆効果だったわたしのお手入れ法
ふだんのお手入れは取り扱い説明書通り、フィルターについたホコリを運転後都度捨てるのがひとつ。
それにプラスして、良かれと思って週に一度はしていたのが、フィルターの水洗い(説明書では2週間に一度程度を推奨)。ところが、修理担当者さんにお手入れ法を相談したところ、これが逆効果だったようです。
フィルターにホコリがびっしりついているのは、乾燥機能の低下につながるのでもちろんNG。だからと言って頻繁に水洗いをすると、そのたびに目に詰まったホコリが一掃されて、フィルターを通るくらい細かいホコリが逆に洗濯機内部に落ちやすくなってしまうんだとか。
これは全く知らなかったので驚愕…!せっせとお手入れしていたつもりだったのでショックですが、そこはメーカーの説明が理にかなっているということですね。
今回お聞きした内容はしっかりメモして、少しでも次の修理点検までの期間を延ばしたいところ。
正しいお手入れと合わせて、「家電メンテナンス費」の導入を決意
お高めのメンテナンスが必要なのは想定外だったけれど、ドラム式のある生活に慣れてしまうと、これがない暮らしはもう考えられません。
そこで、適切なお手入れをするのと合わせて、新たに「家電メンテナンス費」を年間予算に組みこむことに決めました。
買い替えはある程度想定していたものの、メンテナンスにかかるお金はすっぽり抜け落ちていたので良い機会。次のヒートポンプの修理点検は3年後くらいでしょうか。
ちゃんと予算をとっていれば、いざ修理が必要になっても慌てることなく支払えますよね。何より、修理を回避するために、ストレスを感じながら騙し騙し使う時間を手放せるのが一番のメリットです。
◆この記事を書いたのは・・・Kota(コタ)
夫が船員のため、年の2/3は小学生の娘2人との3人暮らし。
「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。
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