SNSで話題!もふもふがかわいい!秋田犬の市役所こと秋田犬保存会の活動をご紹介
2024/10/13
SNSで話題!秋田犬の市役所こと、秋田犬保存会で働く犬たちに迫ります。もふもふの毛並みに黒目がちな瞳、大きくて凛々しい姿の犬たち。天然記念物である秋田犬の魅力と保存会の活動をご紹介します。
秋田犬ってどんな犬?
甲斐(かい)犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬と並び、1931年に天然記念物に指定された日本犬である秋田犬。三角でピンと立った耳、太くて長い足と巻き尻尾が特徴です。生後3カ月で10kgを超え、成犬の雄で30~40kg、雌で25~35kgくらいに。秋田県大館の地でマタギ犬として熊猟に伴った犬が祖先で、元は大館犬と呼ばれていました。毛色は赤毛、虎毛、白毛が代表的。性格は飼い主への忠誠心が強く、頭も良い。誰にでも懐く性格ではあるが、しっかりとしたしつけが必要だそう。そして暑さは苦手です。渋谷駅前の銅像になった「忠犬ハチ公」は1923年に大館市で生まれた秋田犬です。
まだ垂れた耳がかわいい!生後1カ月の子犬たち
子犬を育てているのは、秋田犬保存会の会員でブリーダーの能代幸寿荘・本瀬純一さん。ロシア・フィギュアスケートのザギトワ選手の愛犬マサルをはじめ数々の秋田犬を育成。
●能代幸寿荘
住所:秋田県能代市河戸川南後田60-2
TEL:090・2020・1486
営業時間:11:00~12:00
定休日:不定休(対応できるときのみ営業)
ふれあい体験2000円/人、さんぽ体験1000円/人(2日前までに要申し込み)
https://noshirokojuso.com/
国内では数が減ってきている秋田犬。だからこそ魅力を発信したい
約10年前から始めた秋田犬保存会のSNS。「秋田犬の魅力と保存会の存在を知ってほしくて。X、インスタは専任の担当が、YouTubeは職員全員でやっています」と秋田犬保存会・事務局長の庄司有希さん。血統を大切にする故、ペットショップではほぼ見かけない秋田犬。人気は海外まで広がる一方、国内の数は減っており「SNSでファンになり、秋田犬を飼いたいと思ってもらえることが最終的な目標です」(庄司さん)。
人間の職員たちの期待を背負いつつも、事務所の秋田犬たちはいつだってマイペース。とはいえくろべえと銀の飼い主・佐々木さん曰く「出勤する日は犬もちゃんとわかっている」そうで、彼らも楽しく職員をやっているようです。
YouTubeに出るのも僕たちの仕事です!
くろ銀コンビが散歩から帰ると、寝ていたわさびも含めライブ配信開始。3頭は事務所の自分たちの定位置でまったり過ごしているだけですが、視聴者から熱いコメントが!
秋田犬の歴史が分かる博物室
秋田犬に関するさまざまな資料を展示。秋田犬を伴ったマタギ猟を再現した模型や、秋田犬が祭られている大館市内の老犬神社の伝説、忠犬ハチ公に関する展示など見どころ満載。
参照:『サンキュ!』2024年10月号「秋田犬会館で働く犬たち」より。掲載している情報は2024年8月現在のものです。撮影/天野良子 構成・文/ Mikeko 編集/サンキュ!編集部