残暑も厳しい!安全に暮らすために高齢の家族の家で確認しておきたいこと
2024/09/10
看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです。
今年の夏は猛暑ですが、残暑も厳しいという予報が出ています。高齢の方の熱中症による救急搬送のニュースが後を絶たないですよね。安全に暮らしてもらうために高齢の家族の家に行った時に確認したほうがよいポイントをまとめてみました。
キッチンで確認しておきたいこと
暑い季節に多くなるのが「食中毒」です。
老眼鏡をかけていても、徐々に視力が低下していくと視力の低下に気づきにくく、メガネの強度が合わないまま生活してしまうことがあります。
冷蔵庫の中の食品の賞味期限の確認やお皿の洗い残しなどがないか見てみましょう。目の見えにくさ以外の理由でも上記のことが難しくなることはありますが、眼科への受診やメガネの調整で改善できれば不安が減りますよね。
また、家事熱中症といって料理中の暑さで不調を起こすケースもあります。換気扇の不具合の有無、調理中にキッチンが暑くなりすぎていないか確認しておきたいですね。
エアコンに関連したこと
猛暑の中、自宅にエアコンがあるのに使用を我慢しているケースは減ったようですが、「午前中は我慢している」「夜間は消している」といった判断、ご自身なりのルールでエアコンを活用している高齢者の方もおられるようです。
熱い時に我慢せずに使っているかなど、どのようにエアコンを活用しているか確認しておくと良いでしょう。
また、全ての部屋にエアコンがあるわけではありません。エアコンのない部屋での過ごし方として、長時間在室しているなど危険な点はないかも聞いておきましょう。
高齢の方だけの世帯だと難しいエアコンのフィルターのお手入れなど、家に行ったついでにしておくと喜ばれるのではないかと思います。
会話中に確認しておきたいこと
一人暮らしであったり、他者と会話をする機会が少ない場合、耳の聞こえが悪くなっていることに気づくのが遅れる場合があります。会話中に違和感がある時は、認知症を疑うこともあるかと思いますが、耳の聞こえが悪くなっていないか?という視点も持っておきましょう。
高齢の方は家族に心配をかけたくないので、家に家族が来るといつもより快活に行動される方もおられます。
夏バテや体調不良などで今、目の前で見ている動きよりも少し弱った時に、安全に暮らせる空間になっているかという目で見ることも大切です。
〇この記事を書いたのは…薬膳ナースけいこ
薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。
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