プルーンを日常に取り入れる「プ活」で骨の健康とフェムケア!今週のフェムテックニュースをお届け!【39Femtech WeeklyNews】
2024/07/22
Femtech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を かけ合わせた用語のこと。テクノロジーを活用していないものについては、FemCare (フェムケア)と呼ばれることが多いです。
サンキュ!読者の皆さんも、最近女性の悩みを解決する製品やサービスについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のフェム テック情報をご紹介する連載「39Femtech WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE取材班のむらせがお届けします。
- Topic1.オフィスフロア共用部トイレに生理用品の無償設置を開始!
- Topic2.素肌に1枚で着られるノーブラTシャツが登場!
- Topic3.プルーンを日常的に取り入れる「プ活」って!?
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.オフィスフロア共用部トイレに生理用品の無償設置を開始!
東京建物株式会社、東京不動産管理株式会社、東京ビルサービス株式会社の東京建物グループ3社は、首都圏を皮切りに3社が所有し管理する全国のビルでオフィスフロアの共用部トイレに無償で利用できる生理用品の設置を開始しました。
日本では女性特有の健康課題による労働損失等に起因する経済損失が年約3.4兆円に上ると試算される一方、約7割の女性が健康や体に関する十分な支援がないと感じているそうです。
急な生理への不安が解消されることで、女性が働きやすい職場環境につながりそうですね。
Topic2.素肌に1枚で着られるノーブラTシャツが登場!
株式会社GoodTheWhatは、素肌に1枚で着られる締め付けフリーのノーブラTシャツ「no-bu(ノーブ)」を新開発し、2024年7月7日(日)より、応援購入サービス「Makuake」にて先行販売を開始!
「no-bu」はドレスデザインの発想から生まれた美しいシルエットが特徴です。サウナ好きのプランナーが、本場のスモークサウナを体験するべくフィンランドを訪れた際、サウナ後はもちろん、普段からノーブラで街を歩く女性が多いことに衝撃を受けたことが開発の始まりだったのだとか。
「no-bu」を通じて、サウナや旅行が好きな女性を中心に、すべての女性が心も身体も解放されて快適に過ごせる時間をお届けしたいと考えているそうです。
下着を気にせず1枚で着られるTシャツは、これからの暑い季節にも大活躍しそうですね!
Topic3.プルーンを日常的に取り入れる「プ活」って!?
カリフォルニアプルーン協会は、2024年6月7日(金)、管理栄養士・栄養士など医療と食の従事者を対象に、カリフォルニアプルーンの栄養や効能を知ってもらい、職場で活用してもらうことを目的とした「腸から骨まで整えるカリフォルニアプルーンの栄養価・機能性を知る“プ活栄養セミナー”」を開催しました。
骨は、1年に20%が入れ替わり、また年齢とともに減少していくそうです。
特に閉経後の女性は、骨を壊れにくくする女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少する傾向にあり、特に骨の健康維持を意識していく必要があるのだとか。
骨活という視点でみるとプルーンは、骨の形成に必要なカルシウムやマグネシウム、骨を作り替えるタンパク質、骨芽細胞を作るサポートをしているビタミンK、骨の形成を助ける銅などが豊富。骨によい成分が数多く摂取できるため、骨粗相症の予防や、年齢を重ねても健康でいるためには、プルーンを日常的に摂取し骨の健康を維持することが大切なのだそう。
さらにフェムケアの観点からもプルーンは、女性に優しい食べ物!抗酸化成分(ネオクロロゲン酸・クロロゲン酸・βクリプトキサンチン)が多く、LDLコレステロールの酸化(悪玉コレステロール)もブロックしてくれるとのこと。
プルーンが骨の健康やフェムケアにも役立つとは驚きました!これなら手軽に取り入れられそうですね。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
フェムテックやフェムケアと聞くと「なんだか人に話しづらい…」「自分にはハードルが高そう…」と思うかたも多いはず。でも実は、意外と簡単なことから取り組めるんですよ!今週筆者がやってみたことをご紹介します。
「フェムケア」について調べてみた
「フェムケア」を検索したところ、目についたのがデリケートゾーンのケアに関すること。デリケートゾーン専用の洗浄剤や保湿用のオイルやクリームなど、様々な商品が販売されています。
普段からデリケートゾーンのケアをおこなうことで、不調に気づくことができたり自分の心と身体に向き合うきっかけになりそうですね。
一見するとフェムケア用品だとはわからないようなおしゃれなパッケージの商品も多く、ドラッグストアなどの身近なお店でも販売されているので気軽に手に取りやすいと感じました。
自分にもできそうだと思うところから、少しずつフェムケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
執筆者…サンキュ!STYLE取材班 むらせ
年中と年長の年子姉弟の母。家事・育児とのバランスに悩みながらもフリーライターとして奮闘中。サンキュ!STYLEにて暮らしをラクにする商品に関する記事を執筆中。
東京建物は「わたしの暮らし研究所」が実施する生理用品設置をきっかけにしたコミュニケーションデザイン事業「LAQDAプロジェクト」に2021年から参画し、同プロジェクトの一環として東京建物グループが管理するオフィスビル6物件において、共用部トイレに生理用品を無償設置する実証実験を実施してきました。 近年、大学施設・商業施設等の女性トイレへの生理用品設置は増加傾向にある一方で、オフィスビルにおいてはトイレが共用部であることが一般的であり、設置にあたりビル管理者の許可が必要になることに加え、メンテナンス負担も大きいことから、入居するテナントが独自に生理用品を設置することが難しいのが現状です。また、職場環境においては女性が生理で抱える悩みについて理解が進まず、設置の合意形成が取りづらいことも課題になっています。 東京建物グループは、ビル所有者兼管理者という立場を生かし、テナントサービスの一環として生理用品を無償で設置するとともに、生理の理解を促す啓発セミナーに取り組むことで、この課題解決を通じたDE&Iの推進を目指します。