赤ちゃんとドライブ中の不安を解消!運転中の子守り支援ロボット「イルヨ」に新機能「マダイルヨ」が追加され置き去りを防止
2024/09/10
日産自動車が赤ちゃん本舗と共同開発した、運転中の子守り支援ロボット「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」に、置き去り防止機能の「マダイルヨ」が追加されました。2024年9月15日の一般向け体験会より一足先に、サンキュ!取材班のマミが体験してきた様子をご紹介します。
赤ちゃんとドライブ中の不安を解消するプロジェクト
「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」は、赤ちゃんとドライブ中、運転の不安を解消するプロジェクト。15か月未満の赤ちゃんをのせたチャイルドシートは、後部座席に後ろ向きに設置されるため、運転手側からは赤ちゃんの様子がわかりません。
運転者と赤ちゃんのみで車に乗っている場合、赤ちゃんをあやすなどは不可能。そんなときに、赤ちゃんの子守りの役割をしてくれるロボットが「イルヨ」です。
「イルヨ」は、ふわふわとして、かわいらしい見た目で、赤や白、ピンクの明るい色合い。音声認識の機能があり、「いないいいないばあ」をしたり、うたに合わせて手拍子をして、赤ちゃんをあやしてくれます。
スムーズでやわらかい動きは、ロボットであることを感じさせないナチュラルな雰囲気です。
「イルヨ」は後部座席に設置、「ベビー イルヨ」を運転席横のドリンクホルダーに設置して使用します。「イルヨ」に搭載されたカメラで、赤ちゃんの目の開閉を感知し、赤ちゃんが寝ると「ベビー イルヨ」の目も閉じるしくみ。運転席から、赤ちゃんが寝ているのか起きているのかがすぐにわかって便利です。
「いるよ」「いないいないばあ」「こっちだよ」「お歌をうたうよ」の、4つのワードを音声認識して、チャイルドシートの赤ちゃんをあやしてくれます。
置き去り防止機能の「マダイルヨ」が追加
「イルヨ」は、ドライバーと赤ちゃんのみのドライブ中の安心安全な運転に貢献することを目指して開発されたコンセプトモデル。一般販売はされていません。ですが、2024年1月31日の発表以降、多くの意見やアイデアが届き、その中でも特に「子どもの置き去り防止機能」についての意見が多かったそうです。
そこで、「イルヨ」の新機能として、置き去り事故を防止する機能「マダイルヨ」が追加されました。後部座席に設置した「イルヨ」とスマートフォンをつなぎ、一定以上の距離が離れ、かつ「イルヨ」の表情認識カメラで子どもが残っていると確認した場合に、スマートフォンに警告通知がくるしくみです。
通知は、LINEで送られてきます。この通知は一度ではなく、後部座席を確認するまで何度も送られるようになっていました。
車内置き去りは誰にでも起こりうる問題
「考え事をしていた」「保育園に送りとどけたつもりで忘れてしまった」などのうっかりは誰にでもあり、子どもの車内置きざりは、どんなひとにも起こりうる問題。「マダイルヨ」を合言葉に、日産では「置き去り事故防止プロジェクト」を立ち上げ、後部座席にバッグを置くようにする「バッグ オン バッグ」の事故防止対策も発信しています。
「イルヨ」と「マタイルヨ」は、まだ一般販売はされていませんが、車内置き去り事故について考えるいい機会になりそうです。
執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 マミ
1976年生まれで小学生と大学生の母。更年期かな?という症状が見え始め、ライフスタイルを見直しているところです。元家政婦の経歴を活かし、サンキュ!STYLEにて家事に関する記事などを執筆中。