【連載】わたしたちも働きママン! 第4回
2018/07/01
部品メーカーの正社員。夫(39 歳)、双子の長女と二女(6歳)、長男(9カ月)の5人家族。現在育児休業中
今回登場する読者は……中川紀代子さん(仮名)(愛知県 39歳)
中川さんの働きママン・ヒストリー
26 歳のときに部品メーカーの派遣社員として勤務スタート。翌年、正社員に。31 歳で結婚、33 歳で双子を出産、育休取得。39歳で長男を出産、育休取得。9 月に復帰予定
両立のためには、 主張も大事!
中川紀代子さんの 「これが知りたい」 Q&A
今回登場してくれた「働きママン」の質問に専門家が回答&アドバイス! 同じような悩みを持つかたも多いのでは?
<アドバイスは・・・ハナマルキャリア総合研究所上田晶美さん>
大学卒業後、流通会社へ就職、出産を機に退職し、94年より日本初のキャリアコンサルタントとして活動。3人の子どもを育てながら活動し、12年より、株式会社ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役に。
Q:管理職の先輩ママは超多忙!私も総合職だけど昇進したくない。この姿勢を貫いていいですか?
A
双子を育てながら働くという困難をよく乗り越えてきましたね! 100%頑張っている状況で「これ以上できない」と思うのは当然のこと。でも、漫画では小さかった双子のお子さんたちはもう6歳。いちばん大変な時期は過ぎたと思います。今後、子育ては楽になる一方。働くママを取り巻く環境も日進月歩でよくなっています。総合職と昇進はほぼセットなので、昇進のチャンスが来たら、ぜひ挑戦してみて。次は自分のキャリアを考えるときですよ!
Q:仕事と家庭生活のバランスが取れ た理想の女性が会社にいません。 何をお手本にしたらいい?
A
中川さんこそ、働くママの素敵なロールモデルとして充分価値ある存在。くよくよ考えずに気持ちを切り替え、仕事と家庭を両立させようとする姿勢などが後輩女子たちに与える影響は計り知れません。今は残業できないことで会社に借りをつくっているとしても、いつか恩返しできる日が来ます。とにかく長い目で見ましょう。それと、他社に目を向ければ、家庭を犠牲にせずうまく働いているママはたくさんいますよ。
取材・文:神坐陽子
単行本『進め!働きママン』が発売中!
『サンキュ!』の雑誌とWeb両方でお届けしている、おぐらなおみ先生の人気連載『働きママン』シリーズが単行本になりました。
今回お読みいただいた『わたしたちも働きママン!』シリーズの前日譚とも言える『おぐらなおみの働きママンビギナーズ』を中心に、描き下ろしも満載のお得な内容となっています。
価格は税込み1,166円。書店、インターネット通販での取り扱いのほか、電子書籍版も発売中です。