大学の授業に遅刻していった際のできごとを、Xで報告した成宮櫻子さん(@sakurachil_A)。遅刻を許された理由が「素敵すぎる」と13万件以上のいいねが集まりました。多くの人の心を癒やした当時のできごとについて、お話をうかがいます。
見たならいいよ
多くの場合、遅刻をしてしまうことには、申し訳なさや気まずさを感じるものですよね。
しかし成宮櫻子さんが大学の授業に遅刻していった際には、“ある理由”で、むしろ後味のよい許され方をしたのだそう。
成宮さんが教室に入ると「虹見た?」と尋ねてきた先生。
当時、空には大きな虹が出ていて、成宮さんは教室に向かう途中でその美しい光景を見ていました。
すると先生の口からは「見たんだ。ならいいよ」と衝撃の言葉が。
さらに驚くことに、成宮さんが遅れている間に「みんなで窓から虹を見る時間」まであったのだとか。
授業によって知識を与えてくれるだけでなく、心の豊かさまで授けてくれるような素敵な先生ですね。
癒やされるエピソードに、投稿を見た人たちからも「素敵な先生ですね。授業も楽しそう」「なんだその素敵なお話」「人生を楽しむ方法」といった声が寄せられました。
当時の状況
遅刻していった際の状況を教えてください。
「その日は祖母の退院日でした。病院から遠くなかったので、せっかくだからと空き時間に通っている大学を案内していたところ、授業に少し遅れてしまいました」
当時、成宮さんはどのようにして虹を見たのでしょうか。
「授業開始時間が迫っていたので、正門前に車を回してくれていた家族に祖母を頼んで、授業に向かおうとしたところで虹に気付きました。周囲にも立ち止まって写真を撮っている人が数人いたかと思います」
遅刻を許されてどう感じた?
先生から「虹見た?見たんだ、ならいいよ」と遅刻を許されたこと、また授業中に「みんなで窓から虹を見る時間」があったことを、どのように思いましたか。
「中規模の授業で履修者が多いうえ、もともとあまり遅刻を咎めるタイプの先生ではないため、『大丈夫ですよ』と流されるくらいかなと思っていました。急に虹に言及されて驚き、その場ではコクコクと頷くことしかできませんでした。
先生のユーモアあふれるあたたかさがうれしく、虹を見る時間があったというのも先生らしくて思わず笑ってしまいました。
家族と綺麗な景色を共有できたのもいいことでしたが、できれば私もその場にいたかったです」
限りある授業時間を一度ストップしてまで、その場にいる人たちみんなが虹を共有する時間。いつまでも記憶に残りそうな素敵なワンシーンですね。
「みんなで窓から虹を見る時間」について
ちなみに「みんなで窓から虹を見る時間」がどのようなものだったのか、ご存知の範囲でお聞かせください。
「先生自身も少し遅れてきたらしく、教室にくるなり『虹見た?虹』と履修者に呼びかけていたと聞きました。詳しい状況はわかりませんが、教室の一面が全面窓になっているので、そこに集まって虹を見たのかもしれません」
虹を見たことをうれしそうに教えてくれる先生の様子から、教室の和やかな雰囲気が伝わってきます。
ユーモアあふれる先生
成宮さんによると、ユーモアあふれる先生の授業は「グループワークで話し合ったことを希望者が挙手で発表していく形式」で進むとのこと。
「発表者の着眼点や課題との向き合い方に『素晴らしい!』と惜しみない賛辞を送ってから内容への反応をしてくれることが多かったです」と、先生のやさしい人柄をうかがわせるエピソードを教えてくれました。
「また印象に残っているのが、『〜を読んだ人、当てないから手挙げてみて』と言って、挙手をした人にそのまま『ほんと?あれ読んだ?どうだった?』とうれしそうに話しかけていたことが何度かあったことです。『あっごめんね、当てないって言ったのに』と慌て気味に謝る場面がたまにあり、笑い声が起こっていました」
学生と先生という立場の差を感じさせない、魅力いっぱいの先生なんですね。
「楽しそうに授業をされているなと思い、受講する側としても毎週楽しみでした」
虹にまつわる先生の素敵な対応に、多くの人がほっこりした今回の投稿。学生時代の思い出のひとつとして、いつまでも記憶に残りそうですね。
取材協力:成宮櫻子さん(@sakurachil_A)