けーるさん(@kale800)が沖縄県の瀬底島で発見したという「ある物体」が注目されています。遠くからだと「どう見ても宝箱にしか見えなかった」という赤く大きな物体。多くの人が共感し、12万件以上のいいねが集まりました。気になるその正体とは。
駆け寄ってみたら
けーるさんが、「遠目だとどう見ても宝箱にしか見えないから駆け寄った」というコメントとともに投稿した写真が話題です。
当時、沖縄県を旅行中だったというけーるさん。
瀬底島(せそこじま)の海岸沿いを散策していると、岩陰に赤い箱状の物体を発見しました。
見上げるほど大きくゴツゴツとした岩肌。その隙間にあるくぼみは、ひっそりとしてうす暗くなっています。
まるでRPGのダンジョンのようなあやしげな雰囲気の場所に、赤い箱状の物体が見える。しかも黄色い留め具のようなものまで!となれば、「宝箱では?」と思うのも当然のこと。確かめずにはいられませんよね。
そこで実際に駆け寄ってみたけーるさん。問題の物体は、相変わらず宝箱に見えます。
ところどころサビついていて、ワインのような深い赤色をした外見には重厚感すら漂っていますね。
これはレアアイテムが入っている予感!
ところが目の前までやってくると、ようやくその正体が判明しました。
宝箱に見えたのは、実はドラム缶。
円柱だったドラム缶の一部が平らにへこんだことで、奇しくも宝箱のようなかたちに見えていたのでした。また黄色い留め具だと思ったものはドラム缶のラベルで、留め具にぴったりの位置にあったことが、さらなる錯覚を引き起こしていました。
いくつもの偶然が重なった結果、見事な”宝箱”ができあがっていたんですね。
盛り上がるコメント欄
けーるさんのコメント通りどう見ても「宝箱」だった今回の光景に、投稿を見た人たちからは「場所的に伝説級の宝物」「これは駆け寄らざるを得ない」「色がなんとも」といった多くの共感の声が。
さらにはいいねが12万件を超えるなど、非常に大きな反響がありました。
中には実際のRPGやアニメを連想する人も。
宝箱と思いきや”にせもの”だったことが、開けようとすると襲ってくる宝箱型のモンスターをイメージさせたようです。
瀬底島とは?
宝箱が発見されたという瀬底島は、周囲が8kmほどの小さな離島です。沖縄県の本部港の西に位置し、全長762mの瀬底大橋で本島とつながっています。
車や徒歩で気軽に遊びに行ける人気の観光地です。
一番の目玉スポットといわれるのは、島の西側にある瀬底ビーチ。白い砂浜が広がり、特に夕日が周囲を染めながら沈んでいく様子は圧巻の美しさだと評判なのだそう。日が沈んだあとには、空一面に輝く星空も待っています。
「宝箱」以外にも、自然が生み出す宝ものがたくさん見つけられそうな場所ですね。
けーるさんが発見した「宝箱」。その正体はドラム缶でしたが、近づいて確かめるときのワクワク感がすでに宝ものだったのかもしれません。多くの人が童心にかえった素敵な投稿でした。
取材協力:けーるさん(@kale800)