日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「馬」と「大」と「頭」で「馬大頭」。素直に考えると、大きな頭をもった馬なのかなと思ってしまいますよね。
大きいことは確かなのですが、馬とはまったく別物の生きものです。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「おにやんま」でした!
トンボの中では、特に名前が知られているオニヤンマ。体長は10cmをこえるものもあり、日本のトンボの中では最大です。
「やんま」は大型トンボのこと。それに「おに」がつくわけですから、名前からして大きい感じがしますね。「鬼蜻蜓」と書くこともできます。
黒い体に黄色いしまが入っているのが特徴で、これが鬼を連想させるためオニヤンマと呼ばれるようになったという説もあります。
トンボの幼虫はヤゴと呼ばれ、水がきれいな小川にすんでいます。そのため成虫も小川の近くにいることが多いのですが、オニヤンマは人が多い街中でもときどき見かけることがあります。
肉食の昆虫で、ハエなどの飛ぶ昆虫を飛びながらつかまえて食べます。前の羽と後ろの羽を別々に動かして飛ぶことができ、飛ぶスピードも速いです。
「馬大頭」と漢字で書く理由は、はっきりとわかっていません。ただ、飛ぶスピードが速いことから「馬」を連想させた可能性はありますね。
最近では、優秀なハンターゆえにほかの昆虫からさけられることを利用して、オニヤンマそっくりの姿をしたブローチなどを虫よけに使うことも。かなりリアルなので苦手な人もいそうですが、よく見かける人気の商品ですよ。
というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知っている?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフィフの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。