「メディカルハーブ検定」などハーブに関する資格の種類・取得方法を解説
2018/11/01
昔から心身の疲れを癒やしたり、リフレッシュに効果的といわれているハーブ。ハーブティーや料理、アロマ、化粧品など、私たちの身近なところでもハーブはさまざまな形で使われていますよね。最近では、そんなハーブの効能や楽しみ方を学び、ハーブの専門家として仕事をしている女性もたくさんいます。
そこで今回は、ハーブに関する資格と取得後のいかし方についてご紹介!
ハーブを扱う資格にはどんなものがある?
日本では、ハーブについての正しい知識や情報の普及活動を行うさまざまな団体が、ハーブに関する資格を発行しています。初心者向けのものから、ハーブ関連の仕事をしたい人が取るべき資格まで、レベルや内容も異なります。
まずは、自分がどんな目的で資格を取りたいのかを考えて、それに合った資格にチャレンジするようにしましょう。
ハーブ検定
心や体をリラックスさせたり、健康維持の目的で使われるハーブ。ハーブ検定は、ハーブに関する基礎知識を試すための検定試験です。ハーブに興味がある人や植物や自然が好きな人、これからハーブの世界を知って仕事につなげたい人など、さまざまな人がチャレンジしています。
2級と1級があり、両方に合格したあとはハーブセラピスト養成上級講座を受け、認定試験に合格すると「ハーブセラピスト」として活躍することもOK。
勉強方法は、協会本部または協会の認定校に通って養成講座を受講するほか、協会主催の通信講座もあります。
メディカルハーブ検定
日本メディカルハーブ協会(JAMHA)が主催する検定試験。メディカルハーブとは、協会の定義によると「美容と健康の維持・増進を目的に用いることのできる香りのある植物」のこと。身近で手に入りやすいハーブの働きや活用法など、暮らしのなかでハーブを楽しむために知っておきたい基本的な知識が身につきます。
公式テキストを購入して独学するか、JAMHA認定校で検定試験対応の講座を受けるか、どちらかの方法で勉強する人が多いようです。
検定合格後は、協会の研修用冊子を読み、資格認定申請をすると「メディカルハーブコーディネーター」の認定証が協会からもらえます。
ハーブインストラクター
ハーブインストラクターは、ジャパンハーブソサイエティー(JHS)による認定資格。JHSの認定校や通信講座で所定のコースを修了し、認定試験に合格すると、ハーブインストラクターとして資格が与えられます。
初級では、「暮らし」や「美容」、「食」といった身近なテーマでハーブの楽しみ方を学び、中級ではハーブの歴史や植物学、上級ではアーユルヴェーダや中国医学といった“自然療法”としてのハーブの活用法まで学べるカリキュラム。ハーブ指導者としてさらに高いレベルをめざす人には、スペシャリスト、マスターのインストラクター資格もあります。
取得方法の一例:「メディカルハーブ検定」の場合
世のなか全体で健康意識が高まっている今、日常生活だけではなく、医療や福祉、介護など広い分野からもハーブの役割は注目されています。
そのようなニーズを踏まえて資格を選ぶなら、「メディカルハーブ検定」がおすすめ。美容・健康とハーブのかかわりについて、初心者でも楽しみながら学ぶことができますよ。
【メディカルハーブ検定試験】
・ 受験資格・・・・・・不問
・ 試験日・・・・・・年2回(8月・3月)
・ 試験方法・・・・・・筆記試験(マークシート方式)
・ 受験料・・・・・・6480円(別途、認定料1万9440円がかかります)
資格取得後は、どんな場で活躍できる?
ハーブの資格で身についた知識は、仕事にいかすことができます。具体的には、ハーブやアロマオイルの商品に関連する企業・店舗に就職したり、自宅でハーブの楽しみ方を教える教室を開いている人も。また、リラクゼーションサロンで働いている人は、アロマオイルを使った施術をする際にハーブの知識が役立つこともあります。
もちろんプライベートでも、美容や健康を目的にハーブを取り入れることが可能。自分自身や家族のリフレッシュ、ストレス解消にもハーブの知識が活用できますよ。
まとめ
香りをかぐだけでもその場でスッと心が落ち着き、疲れを癒やしてくれるハーブ。専門知識を身につければ、もっと手軽にハーブのある暮らしを楽しめますよ。さらに、仕事としてハーブの魅力を多くの人に伝えることができたら、とても素敵なこと! ハーブの世界に一歩足を踏み出すなら、ぜひここまでご紹介した資格や検定試験を検討してみてくださいね。
文/有馬未央(KIRA KIRA)
構成:サンキュ!編集部
※記事の内容は2018年9月時点のものです
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