防災の日にチェックしておきたいものといえば非常食。最近では、ローリングストック法という、いつも使う食材を多めにストックする方法がすすめられています。その備蓄方法と災害時に知っておきたい非常食のコツについてまとめました。
1、ローリングストックとは?
非常時とはいえ食べ慣れないもを食べるのは不安が増す一方ですね。非常時用として特別に用意しておくのではなく、”いつも使う食材”を多めに購入し、食べた分だけ買い足して、それらの食材を常に切らさないようにしておくのが「ローリングストック法」です。日ごろ食べ慣れたものをストックしておくので、災害時でも食べやすく安心です。また、食べた分だけ補充するので、賞味期限切れの心配がありません。
2、おすすめの食材リスト
ライフラインが止まってしまったなかでも、できるだけ栄養バランスを考えた食事をとることが大切です。まずは1週間分を目安にストックしておきましょう。以下のおすすめ食材リストは、いずれも日頃から使うものばかり。ご自宅の冷蔵庫や棚をチェックしてみてくださいね。(*画像はイメージです)
<主食>
□米、パン、餅など
<主菜>
□サケ缶・サバ缶・あさりの水煮□ツナ缶・コーンビーフ
□かば焼き缶・焼き鳥缶
□大豆缶・トマト缶・コーン水煮
□カレー・シチュー・ミートソースなどのレトルト食品
<副菜>
□じゃがいも、にんじん、たまねぎ、さつまいも、大根
□小松菜、万能ねぎ、ごぼう
□のり、わかめ、ひじき
□かつお節
□梅干し
□佃煮
<飲料・汁もの>
□飲料水
□お茶類
□野菜・果物の缶ジュース
□インスタントみそ汁・スープ
<その他嗜好品>
□くだものの缶詰、ドライフルーツ
□チョコレート、キャラメル・ドロップ、ようかん
など
3、少ない水で調理するコツ
災害時には水が不足します。水を節約するために、調理や食事の時は次のような工夫をしましょう。
□ポリ袋で野菜等を洗う。
□ポリ袋で材料を混ぜる。
□ラップやポリ袋で食器を包む。
□紙食器を作る。
4、あると便利な調理器具
災害時にも使える便利な調理器具をご紹介します。
カセットコンロ
災害時の調理ではカセットコンロも便利です。交換用のボンベは多めに備蓄しておきましょう。
ふた付きフライパン
ふたつきのフライパンを使えば、熱を逃がさず調理時間を短縮することができます。
災害時、電気が止まってしまった時には、まずは冷蔵庫の中にあるものから使い、次に冷凍してあったものや賞味期限の短いものを使うようにするなど計画的に使っていきましょう。
取材協力:東京ガス『火をみかたに生き抜く力を育む ~災害時に役立つ火の知識と技~』
*東京ガスの火育はこちら
http://www.tokyo-gas.co.jp/hiiku/