【連載】わたしたちも働きママン! 第22回
2020/01/28
自閉症スペクトラムの長男を育てながらパートで働く保育士。夫(32 歳)、長男(4 歳)、二男(1歳)の4人家族
今回登場する読者は……後藤美智子さん (佐賀県 31歳)
後藤さんの働きママン・ヒストリー
大学卒業後、福祉施設で給食作りの仕事に携わる。25 歳で結婚退職。26 歳で長男を出産。28 歳で保育士の資格を取得。29歳で二男を出産。30 歳のときに保育園でパートを始め、現在は週3日、9時30 分から15 時30 分まで働いている
息子の障がいがわかった。だからあえて、外で働くことにした!
今回登場した後藤さんの 「これが知りたい」 Q&A
今回登場してくれた「働きママン」の質問に専門家が回答&アドバイス! 同じような悩みを持つかたも多いのでは?
<アドバイスは・・・ハナマルキャリア総合研究所上田晶美さん>
大学卒業後、流通会社へ就職、出産を機に退職し、94年より日本初のキャリアコンサルタントとして活動。3人の子どもを育てながら活動し、12年より、株式会社ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役に。
Q:パソコン入力の在宅ワークにも興味が あります。ハローワークで検索しても 求人が見つかりませんが、 どう探せばいいですか?
A 残念ながらパソコン入力の在宅ワークは減っています
最近は、在宅ワークで簡単なパソコン入力といった仕事はかなり減っています。年末は年賀状のあて名入力の仕事がありますが、ほかはあまりないのが現状です。求人が見つからないのも、そのせいかもしれませんね。
また、在宅ワーク詐欺には気をつけて。「最初にお金を払って資格を取ったら仕事を紹介する」とうたうもののなかには、悪質なものもあります。初期費用が必要なものには手を出さないほうが無難です。
Q:在宅ワークでパート程度に 安定して稼ぐことは可能ですか? 働くときの注意点があれば教えてください
A 報酬を時給換算すると意外と安いものが多い
一般にパソコンを使って在宅で稼ぐには、翻訳やデザインなど特別な技術が必要。しかもスピードがないとむずかしいかと思います。また、在宅ワークは時間単位ではなく出来高払いなので、時給にすると意外と安いものが多いです。そのため、外で働けない事情や「こういうことがしたい」など強い動機がなければ、あまりおすすめできないかも……。今は在宅ワークにせざるを得ない人も、この先、状況が変わったら違う働き方をすることも視野に入れるのがよいでしょう。
取材・文:神坐陽子