口論兄弟と話す母

きょうだいを公平に愛せるか?ママたちの本音を調査

2019/07/12

あなたはお子さま全員に、公平な愛情を注ぐことができていると思いますか?主婦224人のうち、子どもが2人以上の人に「すべての子どもに対して公平に愛情を注げているか?」と聞いたところ、「はい」と回答したのは約4割。では、どのように不公平な接し方をしてしまうのでしょうか?またその理由とは?詳しく聞いてみました。

すべての子どもに公平に愛情を注げているのは約4割

「すべての子どもに対して公平に愛情を注ぐことができていると思うか?」の質問に「はい」と答えたのは36.4%、「いいえ」と答えたのは25.6%。「どちらともいえない」と答えたのは38.0%と最多でした。

すべての子どもに公平な愛情を注げないことに罪悪感

「すべての子どもに対して、公平な愛情を注げていないと感じることに罪悪感を覚えるか?」と聞いたところ、「あてはまる」と答えたのが57.6%、「少しあてはまる」と答えたのが36.4%、合計すると94%と、ほとんどの人が罪悪感を覚えていることがわかりました。

どんな風に不公平になってしまうのか&その理由

きょうだいのうち、だれに対して、どんなときに公平な愛情を注げていないと感じてしまうのか?とその理由を聞きました。

不公平になってしまうときは?

「二女が生まれてすぐのころ、今思えば当時の長女も小さくてかわいいのに、赤ちゃんと比べると『大きいのにわからず屋』と感じ、厳しくあたっていて、そんな自分が最悪だと責めました」

「お姉ちゃんは聞きわけがよい優等生タイプなので、つい高いレベルを求めてしまうけど、弟は『できなくて当たりまえ』と感じていて、たいしたことじゃないのに何かできると『すごいね~!』とすぐほめてしまう」

「上の子のときはすごく丁寧に子育て記録をつけていたけど、下の子は誕生日すら手抜きになってしまった」

「上の子には厳しくしつけていたけど、下の子のときは『まぁいいか』と許してしまう。上の子にだけ厳しく接しているようだけど、きちんとしつけることも愛情だと思うと、どちらを優遇しているのか、自分でもわからない」

公平にできない理由とは?

「小っちゃい下の子に手がかかり、上の子に構っていられないときがある」

「年子なので、下の子が生まれても上の子にまだ手がかかり、下の子をなかなか構ってられなくて気がかりです」

「3人兄弟の長男は、生まれたときから夫や母のほうになついていて、次男が生まれると私は次男に構いきりになり、長男と距離があいてしまった」

「2人兄妹の兄は、こちらの神経を逆なでするようなことをしてきてイラつくけど、妹は女の子なのでいっしょにいてラク。男の子の考えていることがわかりません」

「私が兄弟にはさまれて育ったので、女子力の高い娘の性格に慣れない」

「自分が長女で聞きわけがよかったので、お姉ちゃんには期待値が上がってしまう」

「私に余裕がないからだと思います」

「長女は別れた元夫と性格が似ているような気がしている」

性格、性別、年齢差。公平にできない理由はさまざま

多くあがっていたのは、下の子が赤ちゃんのときは上の子に構っていられなくなる、上の子にはつい厳しく接してしまうという回答。一方で下の子は、子育て日記や写真が少ないのが気がかりだという声も。

ほとんどの人が、きょうだいのうち1人にだけ愛情を多く注いでいるというわけではなく、そのときどきで接し方に差が生まれてしまうと感じているようでした。自分の子どもへの接し方を、少し振り返ってみるのもよいかもしれませんね。

(文・田谷峰子)

*サンキュ!モニター224人アンケート調査 2018年12月実施

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