築9年が経って。作って正解だった思うリビング続きの和室
2024/09/06
2015年の夏に家を建てて丸9年が経ったという時短家事コーディネーターで整理収納アドバイザー1級の資格を持つkaehalonさん。
住宅展示場にあるようなおうちは理想的ですが、実際は決まった面積の中に優先順位をつけて間取りを決めていくので理想の全てを叶えることはできません。kaehalonさん曰く、今でも1階にパントリーや、ランドリールームがあれば良かったのになぁと思うことも時々ありますが、優先させたのはリビングにつながる和室。子ども達の成長を経て、使い方をどんどん変化させている和室は無くてならないものだったそう。
今回はそんなkaehalonさんが、やっぱり作って良かったリビング続きの和室の魅力をご紹介したいと思います。
子ども達が小さい頃は寝室として
おうちを建てた当初数年は、上の双子がまだ保育園で小さかったこともあり、家族の動きをミニマム化する必要がありました。そのため2階はほぼ使用せず、リビング続きの4.5畳の和室に家族4人で寝て寝室代わりに使っていました。2階への移動はほぼ避けて動線を最短化するのに和室は大活躍。子ども達が眠った後はふすまを閉めれば自由に動けて、何かあればすぐに気づいてあげられるというのが非常に有難かったのを覚えています。
下の子が生まれた後は赤ちゃん部屋として
下の長男が生まれてからは赤ちゃん部屋として、私と長男が寝起きする部屋として使っていました。長男が寝ている間もふすまを開けておけば存在を感じることができるので安心して家事を行うことができましたし、また和室1つに赤ちゃんの用品を全て集めることで家が雑多になることを防ぐことができました。
子ども部屋・プレイルームとして
上の双子が小学校に入ったら、ランドセルなどを置いて学校の準備をする部屋兼下の子のおもちゃを収納するプレイルームになりました。和室は玄関から近く、子ども達が疲れて帰ってきても負荷がかからない場所だったので、片付けや翌日の準備もスムーズでした。またおもちゃの置き場所を和室にすることで、リビングの散らかりを抑えることができました。
現在は子ども3人の共有部屋として
上の双子が中学校、下の長男が小学校に入学したのを機に、おもちゃ類は完全に和室から撤去して、子ども一人ずつに棚を準備して学校鞄・ランドセルや教科書・学校用品を収納する場所としました。机も設置してあるので、オンラインの講座などみんなからちょっと離れて勉強する場所としても活躍しています。
将来的には来客部屋や寝室として
子ども達が完全に巣立つ時が来れば、1階の和室は来客部屋となる予定です。そして将来的にはまたミニマムな生活に戻ってゆき、和室が夫と私の寝室になるのではないかと思っています。
作って正解だったリビング続きの和室
パントリーやランドリールームも欲しかったし、リビングももっと大きくしたかったけど、それよりも優先させたのがリビング続きの和室を作ること!築9年経った今だからこそ、本当に作って正解だったと思っています。
和室は布団を敷けば寝室になり、ラグやソファを置かなくてもそのまま座ることができるので、寝室、プレイルーム、勉強部屋にと簡単に替えることができるのが良い点です。
パントリーとしては使っていませんが、和室には物干し竿をセットしていて、和室で寝起きをしていた頃はエアコンを使うついでに洗濯物も乾かして簡易ランドリールームのようにして使っていました。現在は子ども達の共有部屋として使っているので、制服やジャージを吊るして共有クローゼットの役割も果たしています。
1つの役割ではなく、ライフステージに合わせて役割を変えていけるリビング続きの和室はこれからも我が家にとってはなくてはならない部屋であり続けると思っています。
■執筆/kaehalon…子どもが3人いる多忙なワーママ目線で、暮らしをラクにする情報を発信する時短家事コーディネーター。整理収納アドバイザー1級の資格も持ち、忙しいながらもスッキリと過ごす暮らしぶりが人気。
編集/サンキュ!編集部